国道373号
part2

R53智頭東交差点〜R交差点
智頭町→
→西粟倉村→美作市

43.桜並木の直線道路 44.智頭町の中心部を抜けると家屋の密度が低くなる 45.正面は志戸坂峠道路、右は智頭急行
 智頭東交差点を通過してR53から分岐してR373単独区間となっても道路状況に大きな変化はない。千代川の右岸を走っていると智頭町の市街地を通り過ぎ、沿線の家屋の数が少なくなる。篠塚集落の東で2つの高架が視界に入ってくるが、右側の低い高架が智頭急行で正面の高いものが志戸坂峠道路の高架道路である。R373だけでなく志戸坂峠道路と智頭急行も千代川流域を走っている。

46.鳥取r6郷原交差点 47.右折すると恋山形駅に至る 48.智頭急行と並走
 断続的に続く集落を通過しながら千代川の右岸を淡々と走る。歩道のない箇所も多いがそれぞれの集落の中心は対岸の旧道(?)沿いにある事が多く、おそらく歩行者や自転車はそちらを利用している事の方が多いだろう。小見原集落を通過するとやや急な右カーブを曲がってから千代川を渡って左岸に移り、千代川と智頭急行に挟まれた間を走る。

49.智頭南IC 50.左を流れているのは千代川 51.鳥取r7交差点
 智頭東交差点から約7.4km走ると志戸坂峠道路の智頭南ICを通過するが、佐用方面としか接続していないハーフインターチェンジである。智頭南IC以降も千代川の左岸を走っていると智頭急行の山郷駅の近くで左にカーブしながら鳥取r7との交差点を通過する。智頭急行は山郷駅を出た所で県境を越える智頭トンネルに入ってしまうが、R373は地上道路が続いている。

52.志戸坂峠道路 53.融雪水パイプが埋設されている 54.志戸坂峠道路をくぐるように見えるがくぐらない
 r7交差点のすぐ先で志戸坂峠道路の橋梁の下を通過する。県境に近い位置ではあるが小さな集落が存在しており、山間部の人里離れた雰囲気は感じられない。また、上り勾配ではあるもののその勾配は緩やかと言える範疇にある。

55.志戸坂峠区間で数少ない急カーブ 56.駒帰集落
 樽見集落からは千代川を何度も渡り、橋の前後で急カーブとなっている箇所もある。千代川左岸にある鳥取県側最後の集落である駒帰集落を通り抜けるが、県境に最も近い集落ではあるが比較的家屋の数は多い。

57.駒帰交差点(鳥取方面入口、佐用方面出口) 58.反対側車線は鳥取方面からの出口 59.駒帰交差点(佐用方面入口、鳥取方面出口)
 駒帰集落を通り過ぎてすぐに右側に志戸坂峠道路が並走する形となる。千代川に架かる第一上田橋を渡った直後に鳥取方面が右折だと案内されている。鳥取と智頭という地名しか表記されていないが、こちらは志戸坂峠道路を経由している事は言うまでもない。佐用方面はそのまま直進して志戸坂峠道路の鳥取方面からの出口車線と対向しながら志戸坂峠道路との並走が続く。
 勾配が少し急になってから右のカーブを曲がってから左にカーブして志戸坂峠道路への合流車線となる。この駒帰立体交差点はR373の現道部分と志戸坂峠道路を結ぶ交差点であり、志戸坂トンネルの開通に合わせて現道だった区間は閉鎖されて志戸坂トンネルに一本化されている。なお、前述の通り智頭IC〜西粟倉ICの間は鳥取道ではなく志戸坂峠道路であり、さらに志戸坂トンネルを挟む駒帰立体交差点〜坂根立体交差点間は自専道ではない所謂一般道路である。志戸坂峠道路が有料道路であれば、旧志戸坂トンネルを含む旧道は現役であり続けた可能性もある。

60.志戸坂トンネル 61.岡山県西粟倉村に入る
 短い加速車線から本線に進んですぐに志戸坂トンネルに入る。対面2車線のトンネルで高速道路であればラバーポール等が設置されているのだろうが、高速道路に見える一般道路なのでキャッツアイだけしか設置されていない。そして南向き車線側には歩道が設置されている点も高速道路とは異なる。全長1630mの志戸坂トンネルの中に県境があり、トンネルを出ると岡山県と西粟倉村の境標識が設置されている。

62.坂根立体交差点を側道に進む 63.平面道路との交差点を左折 64.志戸坂峠道路の下をくぐる
 トンネルを出てすぐに側道が分岐しており、R373現道に進むには側道に進まなければならない。直進の本線も引き続きR373のバイパスという位置付けの志戸坂峠道路が続いている。側道に進むと左急カーブを曲がり、緩やかな勾配を下っていると再び左の急カーブを曲がりその直後にT字路に突き当たる。案内標識におにぎりが表記されていないが、ここは左折して佐用方面に進む。
 T字路からも下り勾配が続いているが、志戸坂峠道路の本線の下をくぐると上りに転ずる。左カーブを曲がった先で志戸坂峠道路の鳥取方面との交差点を通過する。この一連の交差点は坂根立体交差点と言われ、駒帰立体交差点と同様に加減速車線が非常に短い。

65.岡山県内も走りやすい2車線道路 66.吉野川と志戸坂峠道路 67.智頭急行
 坂根立体交差点から南は再び志戸坂峠道路との並走区間となっている。志戸坂峠道路が無料で通行できるせいもあって現道の交通量は非常に少ない。2車線快走路を南に向かって走っていると吉野川を渡り志戸坂峠道路の高架の下を通る。志戸坂トンネルを出てきた智頭急行とも並走しており、あわくら温泉駅の東を通過して少し走ると高架の下をくぐる。

68.道の駅「あわくらんど」 69.鳥取道/志戸坂峠道路の西粟倉IC 70.西粟倉村の役場前を通過
 粟倉木屋原大規模林道との交差点を通過してから道の駅「あわくらんど」を通過する。道の駅の南端には鳥取道/志戸坂峠道路の西粟倉ICが接続しており、案内標識にはR373のおにぎりが表記されておりソトバも設置されている。なお、志戸坂峠道路だけでなく鳥取道も無料で通行ができる。西粟倉ICからも2車線道路が続いており、西粟倉村の中心部を走り抜ける。志戸坂峠道路との並走区間は終わったが、鳥取道との並走区間にスイッチしただけなので相変わらず交通量は少ない。

71.ローカル快走国道を走る 72.智頭急行と鳥取道に挟まれている 73.美作市に入る
 村の中心部を通過してからも集落が続いているが、家屋の密集具合は中心部ほどではない。智頭急行と鳥取道に挟まれた状態で吉野川の左岸を走っていると智頭急行の江原トンネル、鳥取道の筏津トンネルの手前で右にカーブして鳥取道をくぐる。粟倉木屋原大規模林道との交差点を左にカーブしながら通過した先で美作市に入る。

74.智頭急行と吉野川の間を走る 75.旧大原町の中心部を走り抜ける 76.R429古町交差点
 美作市に入ったと言っても旧大原町の端に近い場所のためローカル快走国道という道路状況に変化はない。吉野川沿いを走り大原駅付近から旧大原町の中心部に差し掛かるため沿線の建物が増える。その旧大原町の中心部でR429が西からやって来て古町交差点からは重複区間となって美作市街・佐用方面に進む。

77.おにぎりはR373のみ 78.旧大原町の市街地を走る 79.R429中町交差点を左折
 古町交差点からはR429が重複しているがおにぎりが設置されているのはR373だけである。2車線道路ではあるものの沿線には建物が密集しており歩道がなく狭苦しく感じられる状態を南進する。無料で通行できる鳥取道の開通により大型トラックの交通量は減少していると思われるので、旧大原町中心部は多少なりとも安全性が向上したと考えられる。約1.0kmと短い重複区間は中町交差点を左折する事で終わる。大原ICはR373ではなくR429に接続しているためインターを利用するには直進する必要がある。

国道373号 part3