国道360号
part2

R41交差点〜R471宮川町交差点
富山市→飛騨市→富山市→飛騨市

55.R41分岐後は急勾配 56.かにでらトンネル 57.蟹寺集落
 R41から分岐して単独区間になると同時に緩やかにカーブしている急勾配を上ってR41の猪谷トンネルの坑口付近の上を通過する。神通川の近くを走っていると右カーブを曲がってかにでらトンネルをくぐるが、その下には猪谷トンネルが通っている。トンネルを出ると蟹寺集落内を通過するが、その下にはJR高山本線の猪谷トンネルが通っている。

58.越路トンネル 59.加賀山跨線橋 60.山間部の快走国道
 蟹寺集落の西部でやや急な右カーブを曲がった先で越路トンネルに入る。カーブには旧道が交差しており、JR高山本線と共に宮川の左岸を通っている。越路トンネルに入るとすぐにやや急な左カーブを曲がり、全長2620mと長大なトンネルを走る。トンネルを出た直後に加賀山跨線橋で高山本線の上を通過しながら緩やかな勾配を下って旧道との交差点を通過する。その後は高山本線と宮川に挟まれた2車線道路を走る。

61.加賀沢橋 62.加賀澤トンネル 63.小豆沢高架橋
 緩やかなカーブを描いている加賀沢を渡っていると県境を通過して岐阜県飛騨市に入り、宮川の右岸に着いた直後に加賀澤トンネルをくぐる。加賀澤トンネルを出てすぐに次の飛越トンネルに入るが、2つのトンネルの間で宮川を渡っているため県境を通過して富山県富山市に入っている。ただし、全面がスノーシェッドで覆われているため橋を走っている印象は薄い。さらに、飛越トンネルはその名の通り県境のトンネルであり、トンネルの途中で岐阜県飛騨市に入っている。スノーシェッド、トンネル内ともに電灯式の県境標識が壁面に設置されている。
 飛越トンネルを出ると小豆沢高架橋を下り、小豆沢集落で旧道との交差点を通過する。越路トンネル〜小豆沢高架橋区間の旧道は宮川に沿っている道路だが、複数の崩落があり通行止になっている。

64.鮎飛橋 65.鮎飛トンネル 66.巣納谷トンネル
 左にカーブしていると旧道との交差点を通過して鮎飛橋を渡って宮川の右岸に移る。緩やかな勾配を上った先で鮎飛トンネルに入り、次いで巣納谷トンネルをくぐる。巣納谷トンネルの対岸には杉原駅がある。

67.右直角カーブ 68.新旭橋 69.左直角カーブ
 巣納谷トンネルを出て少し走った所で市道が交差している右直角カーブを曲がって新旭橋を渡る。新旭橋を渡った先では市道が交差しているT字路を左に直角にカーブする。右折の道路がR360の旧道に当たり、杉原集落に行く事ができる。

70.「この先11km区間 すれちがい注意」 71.JR高山本線の桑野踏切 72.桑野踏切以降は1.5車線幅
 宮川の左岸を走っていると桑野集落に差し掛かり、S字状にカーブしながらJR高山本線の桑野踏切を通過する。この踏切を通過した直後からセンターラインがなくなり、道幅も1.5車線程度と狭くなってしまう。

73.飛騨市宮川町桑野 74.「この先幅員狭い すれちがい注意」 75.上桑野集落〜戸谷集落の間にロックシェッドあり
 桑野集落を通り過ぎると沿線の家屋がなくなり、道幅も1.8車線程度と少し広くなる。JR高山本線とともに宮川の左岸を走っていると消えかけたセンターラインの2車線道路となるが、少し走るとセンターラインがなくなって道幅も1.5車線程度にまで狭くなる。上桑野集落は道幅が狭いまま通り抜け、集落が途切れると同時にロックーシェッドをくぐる。

76.戸谷集落 77.平成橋の西詰を通過 78.JR高山本線の下をくぐる
 ロックシェッドからはセンターラインはないものの道幅は2.0車線程度は確保されているため走りにくさは感じない。戸谷集落を左にカーブしながら通過してJR高山本線の夏虫トンネルの上を通過して宮川沿いを走る。市道の平成橋の西詰を通過して、緩やかな勾配を下った後にS字状にカーブして高山本線の下をくぐる。ガードの前後は道幅がやや狭くカーブしており、また制限高が4.0mなので大型車の通行には不向きである。

79.打保集落 80.打保発電所の前を通過 81.宮川沿いを快走
 S字カーブ以降は打保集落を通り抜ける。融雪水のパイプが埋め込まれているが、道路の中央にない箇所もあるのでセンターラインの代わりにはなっていない。打保集落の南端で打保発電所を通過するが、これは中部電力でも北陸電力でもなく関西電力の水力発電所である。打保発電所を過ぎて少し走るとセンターライン付きの2車線道路となり、宮川の左岸を快走する。

82.「幅員減少」 83.交通量は少ない 84.JR高山本線の成手山踏切
 JR高山本線と並走しながら宮川に沿って走っていると道幅が狭くなる。1.5〜1.8車線の狭路を走るが、ほとんどカーブしていないので見通しが良いためそれほど走りにくさは感じない。高山本線の成手山踏切をS字状にカーブしながら通過して宮川と高山本線の間を走る。

85.ナリテ山の西にロックシェッドあり 86.宮川沿いにを走る狭路 87.右直角カーブを曲がって成手トンネルに入る
 JR高山本線と離れて宮川に沿って左にカーブした先でロックシェッドをくぐる。ロックシェッドを出てからは右カーブを曲がっていると右直角カーブを曲がって成手トンネルに入る。不自然な程急なカーブだが、種蔵打保バイパスのうち成手トンネルと大瀬橋が先行で供用されたためであり、計画では宮川2号橋(仮称)が繋がって直線道路になるはずである。なお、種蔵打保バイパスの北端は新旭橋付近に接続するため、全線が供用されれば狭路区間も解消される事になる。

88.大瀬橋 98.大瀬トンネル 90.文童子トンネル
 打保トンネルを出ると大瀬橋を渡って旧道との交差点を通過し、左カーブを曲がっているとJR高山本線との並走が再開される。大瀬トンネル、蛇渕橋、文童子トンネル、ヤソゼ橋を次々に通過して行くが、これらのトンネルと橋梁も種蔵打保バイパスの一部であり、ヤソゼ橋の南に旧道との交差点がある。

91.2車線道路を快走 92.ロックシェッドを2つ通過する 93.JR高山本線の巣ノ内トンネルの上を通過
 種蔵打保バイパスが終わって以降も改良された2車線道路が続いている。宮川の右岸を快走しているとロックシェッドを2つ通過するが、その後はセンターラインのない1.8車線幅道路になってしまう。その後、右カーブを曲がってJR高山本線の巣の内トンネルの上を通過する。

94.巣之内集落 95.左に見えるのはJR高山本線 96.飛騨市宮川町丸山
 左カーブを曲がって巣之内集落に入ると道幅が広くなりセンターライン付きの2車線道路となる。集落を通り過ぎた直後に右カーブを曲がり、JR高山本線と宮川の間を走る。センターラインが消えかけている箇所もあるが走りやすい2車線道路である。

97.宮川新大橋と高牧トンネル 98.西忍トンネル 99.バイパス化された快走路を走る
 打保ダムの下流側直近で宮川新大橋を渡って左岸に移った直後に高牧トンネルに入る。前述の打保発電所に発電用の水を供給しているのはこの打保ダムの水であり、このダムも関西電力が管理している。高牧トンネルを出て少し走ると西忍トンネルをくぐる。その後もバイパス化された走りやすい2車線道路を快走する。

100.西忍橋 101.岐阜r481交差点 102.宮川の右岸を走る
 西忍橋を渡って宮川の右岸に移ってから程なくして岐阜r481交差点を通過する。r481は停車場線で、約300m先に坂上駅がある。r481交差点を過ぎてから程なくして沿線の家屋が途切れてJR高山本線と宮川の間の谷筋を走る。

103.JR高山本線とロックシェッドをくぐる 104.岸奥トンネル 105.狭路区間も残っている
 JR高山本線の下をくぐった直後に長短2つのロックシェッドをくぐる。高山本線の池ノ尾トンネルの東側坑口の上を通過してから岸奥トンネルに入る。トンネルの東にはロックシェッドが接続しており、トンネルとシェッドの境付近に旧道が交差している。トンネルを出てからはJR高山本線と宮川の間を走っている。基本的には2車線分の道幅が確保されているが、一部狭路区間が残っている。

106.飛騨市宮川町落合 107.センターラインは見えないが走りやすい 108.R471・R472宮川町交差点を右折
 落合集落に入ると2.0車線と若干狭くなり、左急カーブを曲がってJR高山本線の下をくぐる。高山本線は宮川の左岸に移ってしまうが、R360は引き続き右岸を走る。左岸に見える道路はこれから走る区間である。
 落合橋の東詰でR471R472宮川町交差点となり、右折して天生峠・河合方面に進む。案内標識には表記されていないが、この交差点からはR471とR472が重複している。R471、R472ともに屈指の酷道峠として知られる楢峠を挟む区間で重複している。

国道360号 part3