国道353号
part4

新潟県側端点〜R17 353入口交差点
湯沢町→南魚沼市

150.新潟県側端点 151.新潟県側の端点も分かりやすい
 55km、1時間半の迂回を経て新潟県湯沢町の端点に到着する。新潟県側の端点は砂利道のようなものが繋がっているが、これは道路建設予定地ではない。かつては三国スキー場があったのだが、2005年に閉鎖されており、その後植生回復のために植林が行われている。

152.2008年8月26日 153.2010年8月29日 154.2019年7月13日
 2008年、2010年、2019年に同じような場所から撮った写真を並べてみる。2008年はスキー場跡地との境にゲートが設置されており、残っている建物等もあった。2010年には建物はすべて撤去されていた。その後植林が行われて2019年には2m程に生育していた。

155.端点から改めて走り始める 156.スキー場のアクセス道路だった割に貧弱な道路状況 157.湯之沢川の谷筋を走る
 端点を後にして走行を再開する。端点付近は2.0車線幅程度あったが、すぐに1.8車線、1.5車線と狭くなってしまう。R17とスキー場跡地を結ぶだけの国道のため、交通量は紅葉の時期を除けば極めて少ない。にもかかわらず草刈りが行われた痕跡があったので手入れはされているのだろう。

158.R17浅貝交差点以南で唯一のおにぎり 159.橋上での離合は不可能 160.最初に現れるのは産廃会社
 端点から約1.2km走ると浅貝交差点以南の区間で唯一のおにぎりの脇を通過する。このおにぎりは北を向いており、端点から走行していると裏面を拝む事になる。このおにぎり以降も1.5〜1.8車線幅の狭路が続いている。勾配はほとんどないが小刻みなカーブが多く見通しは良くない。端点から走って最初に現れるのは産廃会社(ゴミ収集会社?)である。

161.湯之沢川を渡る 162.苗場エリアに入る 163.ホテルやペンションが建ち並ぶ
 産廃会社の前の右カーブを曲がった先で湯之沢川川を渡る。その後少し走ると景色が開けると同時に道幅が広くなる。周囲にはホテルや民宿等がが建っており、苗場スキー場を核とする観光エリアに入る。狭路区間の距離は約2.9kmである。かつてスキー場があったとは思えない程貧弱な道路状況である。

164.浅貝橋 165.浅貝橋からは上り勾配 166.R17浅貝交差点を左折
 浅貝川の右岸を走っていると苗場スキー場の駐車場の東側を右にカーブして浅貝橋を渡る。浅貝橋からは緩やかな勾配を上り、左カーブを曲がった先でR17浅貝交差点に突き当たる。案内標識にR353のおにぎりは表記されていないが、左折してR17との重複区間を長岡方面に進む。

167.苗場エリアを走り抜ける 168.雨量通行規制区間に入る 169.火打1号雪覆道〜5号洞門
 浅貝交差点からは二桁国道との重複区間となるため交通量は増える。もっとも3連休とは言えスキーシーズンではないため多少増える程度である。ホテル等が建ち並ぶ苗場エリアを出ると同時に上り勾配となって雨量通行規制区間に入る。通行止になる規制値は連続雨量180mm超と山岳酷道に比べると高い数字に設定されている。勾配を上っていると火打1号雪覆道に入るが、出るのは5号洞門である。1号〜5号の雪覆道もしくは洞門が繋がってひとつになったのだろう。5号洞門の直後の6号雪覆道は単独のまま残っている。

170.火打9号雪覆道〜8号雪覆道 171.火打峠 172.「長岡97km 湯沢18km」
 左にカーブしながら2つの橋を渡った先で火打9号雪覆道と8号雪覆道をくぐるが、この2つも繋がってひとつになっている。8号雪覆道を出てすぐに火打峠を越えて長い下り勾配が始まる。勾配はさほど急ではないが、距離があるためか上りになる南向き車線には登坂車線が設置されている。

173.「R17東京から190km ここは湯沢町」 174.二居パーキング 175.二居大橋
 火打峠からの勾配を下っているとR17の「東京から190km」地点を通過する。R17のキロポストであるため、ここで言う“東京”は都庁ではなくR17の起点の日本橋を指していると思われる。その後も下り勾配が続いており、二居パーキング付近は5.6%とやや急な勾配となっている。二居パーキングを過ぎて少し走ると反対側車線の登坂車線がなくなる。登坂車線の距離は2.8km程度とかなり長い。対面2車線道路に戻ってすぐに二居大橋を渡る。

176.二居トンネル 177.萱付トンネル 178.ヘアピンカーブ部分には分離帯あり
 二居大橋を渡り終えて緩やかな勾配を上っていると二居トンネルに入る。その北にある船ヶ沢トンネルとの間にはスノーシェッドが設置されており、実質ひとつのトンネルとして機能している。次の萱付トンネルは南側にだけスノーシェッドが設置されている。萱付トンネルを出て少し走ると左、右とヘアピンカーブを通過した後に左の直角カーブを曲がる。1ヶ所目のヘアピンカーブと直角カーブの前後には車線逸脱を防ぐために分離帯が設置されている。

179.新境橋 180.下り6%勾配 181.貝掛スノーシェッド
 直角カーブの直後に新境橋を渡るが、この橋も上下線で別々となっており、渡り終えた後に普通の対面2車線道路に戻る。しかしすぐに次の左、右の連続ヘアピンカーブがあり、最初のカーブにだけ分離帯が設置されている。連続ヘアピンカーブ区間が終わると直線的な2車線道路となる。緩やかな勾配を下っていると貝掛スノーシェッドと三俣スノーシェッドを通過する。通行した際は点検工事のため2つまとめて片側交互通行規制となっていたため、5分程度の待ち時間が発生していた。

182.「長岡87km 湯沢9km」 183.道の駅「みつまた」 184.木沢トンネル
 三俣スノーシェッドを出て緩やかな勾配を下っていると三俣集落に差し掛かり、道の駅「みつまた」を通過する。清津川の対岸にかぐらスキー場のみつまたエリアがあるが、国道のある右岸とはみつまたロープウェイで結ばれている。道の駅を過ぎてすぐに木沢トンネルをくぐる。トンネルの西には旧道(R17としての)の岩鼻雪覆道が確認できる。木z和トンネルを出た直後は右の直角カーブのため分離帯が設置されている。

185.北向き車線では1ヶ所目の登坂車線 186.芝原トンネル 187.芝原トンネルの先にもヘアピンカーブがある
 木沢トンネルを出てから少し走ると北向き車線に登坂車線が設置されているが、その距離は500m程度とさほど長くない。登坂車線が終わった先で芝原トンネルをくぐる。芝原トンネルからは下り勾配となり、右のヘアピンカーブを曲がる。このヘアピンカーブにも分離帯が設置されている。

188.おにぎりはR17のみ 189.新潟r351交差点 190.七谷切橋
 芝原集落の南で大きく左にカーブしてからしばらくはカーブの少ない状態となる。新潟r351交差点を通過した直後にスノーシェッドをくぐり、右カーブを曲がって七谷切橋を渡る。橋の下にはツナギ川の他にr351も通っている。

191.下り6%勾配の連続ヘアピンカーブ 192.ヘアピンカーブには分離帯あり 193.遠近感が狂いそうな高層建物がある
 七谷切橋を渡り終えてしばらく走ると6%の急勾配かつ2連続のヘアピンカーブを通過する。2つのヘアピンカーブをまとめて分離帯が設置されている。萱付トンネルの北からのヘアピンカーブ区間はここまでだが、下り勾配そのものはまだ続いている。

194.湯沢道路ステーションの前にも分離帯がある 195.田中交差点 196.JR上越線をオーバーパス
 勾配がほとんどなくなってほぼ平坦になり、湯沢道路ステーションの前で分離帯のある左カーブを曲がる。南向き車線にはここから芝原トンネルの手前まで約3.8kmに渡る登坂車線が設置されている。その後緩やかな勾配を上ってJR上越線をオーバーパスした後に緩やかな勾配を下る。

197.関越道・湯沢IC 198.湯沢ICからは片側2車線道路 199.左側車線が減少
 跨線橋から緩やかな左カーブを曲がっていると車線が増えるが、増えた2車線はどちらも関越道の湯沢ICへの右折車線となる。湯沢ICを過ぎると片側2車線道路となって湯沢町の中心部を通り抜ける。新潟r268との交差点を通過するが、中央分離帯に切れ目がないため三国方面からの右折はできない。r268交差点を通過した直後に左側車線が減少する。

200.新潟r268湯沢駅前交差点 201.異常気象時通行規制区間に入る 202.新潟r462交差点
 交通量が多くなった2車線道路を走っていると新潟r268湯沢駅前交差点を通過する。在来線の上越線の湯沢駅の西に上越新幹線の越後湯沢駅が隣接している。関越道と並走しながら北西の方角に進んでいると緩やかな勾配を下り、新潟r351交差点を通過して湯ノ沢川を渡る。橋からは緩やかな勾配を上り、上越線を越えた直後の新潟r462交差点からは下り勾配となる。また、r462交差点からは異常気象時通行規制区間となり、連続雨量180mmを超えると通行止になる。

203.新潟r462交差点を過ぎると下り勾配 204.南魚沼市に入る 205.南魚沼市に入ってからは下り勾配
 新潟r462交差点からの勾配を下っていると登坂車線が現れた直後に短いスノーシェッドをくぐる。峠部分で市町境を通過して南魚沼市に入り、その直後に登坂車線が本線に合流する。市境から少し走ると下り勾配となり、反対側の車線に登坂車線が設置されている。

206.関山スノーシェルター 207.魚野川左岸の直線道路 208.R17 353入口交差点を左折
 2車線道路に戻った後に関山スノーシェッドをくぐるが、内部で急カーブとなっておりその上をJR上越線が通っている。関山スノーシェッドからは東の方角に進むが、左の急カーブを曲がる事で進行方角を北に戻す。
 ごく緩やかな下り勾配の2車線道路を走っているとR17との353入口交差点に至り、左折して野沢温泉・松之山方面に進む。浅貝交差点から始まったR17との重複区間の距離は約28.9kmである。

国道353号 part5