国道352号
part6

金泉橋〜R401内川交差点
桧枝岐村→南会津町

266.食事処あり 267.砂子平集落 268.法面から少々砂が流れている
 金泉橋から程なくして食事処の前を通過する。新潟県県側の鷹ノ巣集落と同様に福島県側にも小規模な集落が存在している。こちらも冬季閉鎖区間の中のため年間を通じた定住者はいないと思われる。隣の小沢平集落からは県境の只見川から離れる方向の東に向かう。上り勾配となるがこれまでの酷道区間と同様に勾配は急ではない。

269.転落防止柵が頼りない 270.若干福島県側の方が道幅が広い 271.眺望も悪くない
 小沢平集落からしばらくは日が差し込みにくい場所も多いが、基本的には眺望の良い区間の方が多い。道幅は1.5〜1.8車線と新潟県側に比べると若干ではあるが広く感じる。また、新潟県側と同様に交通量は少ない。勾配が緩やかなため気付きにくいが標高は1500mを超えている。県境付近からの比高も500m以上と大きい。

272.福島r1交差点 273.「南会津75km 桧枝岐13km」 274.福島r1以降は道幅が広くなる
 金泉橋から約12kmで福島r1との交差点を通過する。r1に尾瀬が案内されているが、関係車両以外の通行は禁止されており一般車両は交差点近傍の駐車場までしか進む事ができない。なお、r1は路線名を沼田桧枝岐線といい県境を挟んだ県道だが、間に尾瀬があるため関係車両であっても通り抜ける事はできない。r1交差点からは道幅が1.8〜2.0車線幅とこれまでに比べて広くなる。また、尾瀬の福島県側の出入口を過ぎるため交通量が増える。と言っても酷道区間に比べたらの話であって紅葉期でなければそれほど多くはならないだろう。

275.連続ヘアピンカーブで標高を下げる 276.モーカケの滝展望台入口駐車場 277.長い下り勾配が続く
 福島r1交差点からしばらくはカーブがほとんどなく走りやすいが、左の急カーブ以降はヘアピンカーブが多くなる。ヘアピンカーブ連続区間の中にモーカケの滝展望台入口駐車場がある。

278.R401七入交差点 279.上米子集落 280.落石防止柵工事のため片側交互通行規制中
 ヘアピンカーブ連続区間が終わって緩やかな勾配を下っていると七入橋を渡るが、実はその手前にR401七入交差点がある。福島/群馬r1と同様に尾瀬を挟んで分断されているが、一般車両が通行できない道路はR401に指定されておらず、七入橋の西詰でいきなり重複してくる形になる。案内標識もソトバもなくおにぎりが立っている訳でもないので、国道マニアでもなければ認識していないだろう。
 七入交差点からはR401が重複しているが、特に道路状況に変化がある訳でもない。道幅は2.0車線幅が基本となり若干広くなる。桧枝岐川の右岸を走っており谷筋ながら鬱蒼とした雰囲気は薄い。

281.キリンテ橋 282.キリンテ集落 283.ロックシェッドが建設中
 キリンテ橋で伊南川を渡って左岸に移ると消えかけているとは言えセンターライン付きの2車線道路になる。勾配もカーブもなく非常に走りやすい道路状況だが、湯出ノ沢付近でロックシェッドが建設中で片側交互通行規制が敷かれていた。

284.2車線道路を快走 285.桧枝岐村字上ノ原 286.村の中心部は追越し禁止
 伊南川の左岸の2車線快走路を走っているとミニ尾瀬公園の前を通過する。駐車場は国道沿いにあるが、公園そのものは伊南川を渡った右岸にある。公園を利用するには入場料が必要なようである。中土合山展望台駐車場からは桧枝岐村の中心部と言える場所に入る。尾瀬国立公園の台倉山や帝釈山、田代山への登山口の出入口を過ぎるとセンターライン付きの2車線道路になる。沿線には多くの家屋が建ち並んでおり歩道がなく狭苦しさを感じる。そのためか追越し禁止規制が敷かれている。

287.追越し禁止区間が終わる 288.見通橋 289.道の駅「尾瀬檜枝岐」
 追越し禁止の2車線道路で桧枝岐村の中心部を走り、沿線の家屋が途切れた所で追越し禁止規制とともに40km/hの制限速度も解除される。見通橋は1.8車線と若干狭いが橋以外は改良が済んで2車線道路である。2車線快走路を走っていると道の駅「尾瀬檜枝岐」を通過する。道の駅として開業したのは2017年8月だが、それ以前から観光施設として存在していた。

290.尾瀬・小繋ラインとの交差点 291.追分スノーシェッド 292.鳴滝スノーシェッド
 道の駅を過ぎてすぐに尾瀬・小繋ラインという大規模林道との交差点を通過する。この林道は町村境を越えており唐沢峠や福島r350を経由してR352に行く事も可能である。ショートカットできそうな感じだがカーブが多いため距離はほとんど変わらない。
 林道との交差点の直後に追分スノーシェッドをくぐり、次いで鳴滝スノーシェッドをくぐる。前者は200mに満たないが、後者は1.4km程度とかなり長く内部に急カーブがある。

293.細木橋の前後は急カーブ 294.下大戸沢スノーシェッド 295.南会津町に入る
 鳴滝スノーシェッドを出て大きく左にカーブした先で細木橋を渡るが、橋の前後には左、右の急カーブがある。伊南川の左岸を走っていると下大戸沢スノーシェッドと平沢スノーシェッドを相次いでくぐる。平沢スノーシェッドは町村境のため南会津町に入る。

296.屏風岩パーキング 297.小豆温泉スノーシェッド 298.小豆温泉スノーシェッド
 南会津町に入ってすぐに屏風岩パーキングを通過する。公衆トイレもない駐車場だが屏風岩の真ん前で川に下りられる。平沢橋と細越橋で伊南川を2回渡った後に小豆温泉スノーシェッドを2つくぐる。それぞれ独立したスノーシェッドだが同一の名称が付けられている。小豆温泉へは桧枝岐村寄りのスノーシェッド内の交差点から出入りしていたが、現在はR352沿線に移転しているようである。

299.南会津町大桃 300.駒ヶ岳スノーシェッド 301.大桃集落
 2つの小豆温泉スノーシェッドをくぐってからも伊南川沿いの快走路が続いている。尾瀬という一大観光地の北の出入口に至るルートで、しかも行楽日和の夏休み期間中という状況にもかかわらず交通量は少ない。駒ヶ岳スノーシェッドをくぐって少し走ると村上橋を渡って右岸に移るが、その前後にカーブがあり手前のものはかなり急である。村上橋を渡り終えると大桃集落を通り抜ける。小さな集落ながら民宿が多い。

302.小立岩スノーシェッド 303.赤岩橋 304.見通しの良い快走路
 長道橋で伊南川の左岸に移った後に小立岩スノーシェッドをくぐって小立岩集落を通り抜ける。その後も伊南川やその支流の安越又川に架かる橋を渡りながらほぼ平坦な2車線道路を北上する。

305.上ノ山スノーシェッド 306.上ノ原橋の前後に急カーブあり 307.R401内川交差点を右折
 鳥井戸橋を渡って上ノ山スノーシェッドをくぐり、黒瀬橋と上ノ原橋を渡ってから深瀬スノーシェッドをくぐる。黒瀬橋と上ノ原橋の前後にはやや急なカーブがある。深瀬スノーシェッドから少し走るとR401内川交差点を右折してR401が分岐する。つい忘れてしまいがちだが、七入交差点からR401が重複しており、その距離は約24kmである。

国道352号 part7