国道341号
part1

R282長嶺交差点〜R46野中交差点
鹿角市→仙北市

1.R282長嶺交差点 2.熊沢川右岸を快走 3.桜並木を通り抜ける
 秋田県鹿角市の市街地の南、R282が屈曲している長嶺交差点がR341の起点であり、ここから秋田県を縦断するようなルートで日本海側の由利本荘市に向かう。長嶺交差点からすぐに左にカーブして熊沢川の右岸の堤防上を走る。山裾の集落から少し離れた川沿いを走っているため沿線の建物は少なく見通しは良好である。おそらくは集落を通っている道路が旧道でバイパスとして川沿いに建設されたのだろう。その際には桜並木も植えられている。

4.山裾の快走路 5.秋田r191交差点 6.「田沢湖67km 八幡平26km」
 堤防から離れた山裾を走る区間も沿線は水田が多く家屋は少し離れた位置にある。秋田r191との交差点を通過すると谷筋の平地の幅が狭くなるものの道路状況に影響はなく走りやすい2車線快走路が続いている。r191交差点の南に田沢湖までと八幡平までの距離が示された案内標識が立っているが、田沢湖は南隣の仙北市の中心部に近いので仙北市までの距離を考えて差支えないだろう。八幡平は岩手県八幡平市ではなくあくまで観光地としての八幡平を指している。

7.スノーシェッドの手前で急カーブ 8.基本的には快走路 9.幅員ではなく路肩が減少
 スノーシェッドの手前に道幅が狭くなるような錯覚を覚えるカーブとその少し先に急カーブがある他は走りやすい2車線快走路である。集落が志張温泉付近までは勾配もほとんどなく気持ち良く2車線道路を走る事ができる。

10.「ようこそ 秋田八幡平温泉郷」 11.右ヘアピンカーブを曲がる 12.左急カーブはスノーシェッドで覆われている
 実質的には鹿角市側最後の集落である坂比平を過ぎると秋田八幡平温泉郷への来訪を歓迎するアーチ型看板が立っている。そこから先は上り勾配となり急カーブが現れるようになる。冬期は閉鎖ではなく夜間通行止になる区間のためスノーシェッドも設けられている。

13.サンスポーツランドという別荘地? 14.下りになる場所もある 15.秋田r23(アスピーテライン)との交差点
 上り勾配の2車線道路を走っていると下りに転ずる所でサンスポーツランドという場所と通る。民宿と土産物店と別荘があるようで、トイレと駐車場で小休止も可能である。サンスポーツランドからはアップダウンしながら緩やかなカーブの2車線道路を走る。長嶺交差点から約17.2kmで秋田r23との交差点を通過する。この秋田r23は八幡平を経て岩手県八幡平市の中心部付近に至る、アスピーテラインの事である。走行日は夏休み期間中とあって只でさえ少ない交通量の大半が左折してアスピーテラインに進んだため、以降はさらに交通量が少なくなる。

16.眺望の良い快走路 17.閉鎖ゲートを通過 18.勾配は緩やか
 r23交差点からは一時的に下り勾配になるがすぐに上り勾配に戻って県境に向かう。いくつかの急カーブを通りながら2車線道路を走っていると柳沢を渡った少し先で冬期閉鎖用ゲートを通り抜ける。ゲートから先も道路状況や周辺の様子に大きな変化はない。

19.その他の危険あり 20.仙北市に入る 21.路面の凹凸が多い
 中ノ沢を渡る辺りはカーブしているが、以降は等高線に沿った比較的緩やかな上り勾配を走る。冬期は夜間通行止になる区間だが、道路状況だけを見れば走りやすい状態である。熊沢川の源流の近くを通過して峠に見えない市境を越えて仙北市に入る。仙北市に入った事は市境標識の存在だけでなく舗装の変化で分かる。鹿角市での上り勾配主体から下り勾配主体になるのは当然として、カーブの多い2車線道路という状況は同じだが舗装状態は悪く凹凸が多い。

22.ガードレール錆び過ぎ 23.積雪地のためガードロープ区間も多い 24.複数のスノーシェッドあり
 凹凸の多い舗装路を徐々に下っていく。玉川温泉までは比較的開けた景色の場所を走っておりそれなりの景色を見る事ができる。急カーブが多く、カーブしているスノーシェッドもあるが、全て2車線なので走りにくい道路状況ではない。

25.抗口がトンネル風のスノーシェッド 26.新玉川温泉の入口 27.通常の形状のスノーシェッドもある
 仙北市に入ってから約4.9kmで新玉川温泉の出入口の道路との交差点を通過する。交差点の仙北市街地側には虎柄のバーゲートが設置されており、それが稼働した場合は南側から玉川温泉に行けなくなる。玉川温泉からは渋黒川の右岸を走るが山間部とあって川面との高低差があり川の傍を走っている雰囲気はない。

28.センターラインが消えかけている 29.何度か沢を渡る 30.スノーシェッドが多い
 谷筋のカーブの多い2車線道路を淡々と走る。谷筋を走っているせいかスノーシェッドが多い。多くの国道を走っていればスノーシェッド部分だけセンターラインがないというケースが多いという事が分かるのだが、R341に関しては消えかけたセンターラインもあるがほぼ全て2車線なので整備されていると言える。

31.小刻みにカーブが続く 32.仙北市側の閉鎖ゲートを通過 33.ゲート以降は多少は見通しが良くなる
 カーブは多いものの急カーブはほとんどなく、勾配がきつくない事もあって概ね走りやすい。市境から約14.1kmで仙北市側の閉鎖ゲートを通過する。ゲートを通過してもすぐには集落が現れず、代わりに宝仙湖というダム湖が現れる。

34.男神橋の北詰を通過 35.宝仙湖の展望所がある 36.湯渕橋と松嶺トンネル
 ダム湖畔を走っているものの木々などに視界を遮られてほとんど湖面は見えずダム湖に沿って走っているイメージはあまりもてない。しかし道路脇に展望所があったり、ダム湖に注ぐ沢部分を橋で渡る際には湖面が見えたりもする。

37.秋田r321交差点 38.玉川ダム脇にも展望所がある 39.あざみトンネル
 レイクサイドロードらしくない快走路を走っていると秋田r321交差点を通過し、尻高橋を渡った先で水尻トンネルをくぐる。水尻トンネルと次の楢森トンネルの間に宝仙湖を造る玉川ダムに向かう道路が交差している。おそらくダムの管理所があるのだろうが、展望所とトイレが設置されているようだ。楢森トンネルを抜けて8%の勾配を下っていると玉川ダムの下流側にあるダム下流公園に至る道路が交差している。

40.高森トンネル 41.新玉川大橋から下流の秋扇湖北端が見える 42.鹿ノ作トンネル
 高森トンネルを出ると新玉川大橋の急勾配を下る。橋の右手には次のダム湖である秋扇湖を見る事ができる。2011年発行のスーパーマップルには新玉川大橋から鹿ノ作トンネルの間にバイパス予定線が描かれているが、工事をしている気配は一切感じられなかった。かと言ってその区間は狭い訳ではなく他の場所と同じ2車線である。

43.土砂流出痕が残っている 44.鎧畑トンネル 45.水田が見えてきたら県境区間も終わりに近い
 秋扇湖畔は2日前の集中豪雨により山側の土砂が流出した跡がいくつか見られる。全長1000m超のこまくさトンネルを抜け、鹿角・仙北市境区間最南端のトンネルにしてR341のの最南端トンネルでもある鎧畑トンネルを抜けると左にカーブしながら緩やかな勾配を下る。鎧畑の集落を右手に見ながら山裾を走っていると勾配がなくなってほぼ平坦になる。

46.打野集落 47.茶立ての清水休憩所 48.秋田r38・r127小先達交差点
 鎧畑集落以南は玉川沿いの開けた場所を走る。集落を通り抜ける箇所もあるが改良時にバイパス化されたと思われる区間もあり集落から少し離れた場所を走る事が多く、それが走りやすさに繋がっている。前述の集中豪雨により土石流が発生した場所の近くを通っており警察車両が停まっていた。田沢湖の東の出入口の秋田r38との小先達交差点を通過し、快走路をさらに南進する。

49.玉川左岸の堤防を走る 50.田沢湖駅の近くでもローカルの雰囲気が漂う 51.JR田沢湖線
 玉川左岸の堤防は見通しが良く走りやすいが、走行当時は舗装工事が行われており片側交互通行規制が敷かれている箇所があった。緩やかなカーブの快走路を走っているとJR田沢湖線のガードをくぐる。田沢湖駅や仙北市役所がある市街地の西側を走っているが、市の中心部を走っているという印象は薄い。

52.R47旧道と思われる道路と交差 53.R46野中交差点を右折
 R46の旧道と思われる市道との交差点を通過してすぐにR46野中交差点に突き当たる。R341は野中交差点を右折して秋田・角館方面に進む。案内標識等にR341は表記されていないが、この二桁国道との交差点が終点ではないので要注意である。なお、走行日は集中豪雨により被災したR46岩手県方面が通行止となったおり、秋田・岩手県の往来にはR107もしくは秋田道を走らなければならなかった。

国道341号 part2