国道334号
part1

R335羅臼本町交差点〜北海道r93交差点
羅臼町→斜里町

1.R335・北海道r87羅臼本町交差点 2.浦臼川の右岸を上って行く 3.熊越橋
 知床半島の東側の羅臼町の中心部に位置しているR335・北海道r87羅臼本町交差点がR334の起点であり、ここから知床峠を越えた後にオホーツク海の沿岸を通ってさらに西に向かう。同じく知床半島を通っているR335とは対のような関係に思えるが、総延長は2倍以上も異なる。
 羅臼本町交差点から走り始めると羅臼川の右岸の上り勾配の2車線道路を走り、町役場の対岸を通る。S字状にカーブしながら熊越川を渡って左岸に移ってからも上り勾配が続いている。

4.「世界自然遺産 知床のまち 羅臼町」 5.湯元橋 6.「知床国立公園」
 羅臼川の左岸を走っていると湯元橋を渡って再び右岸に戻る。橋の名称が示す通り、温泉が近くにあり、羅臼温泉と呼ばれている。知床国立公園である事を示す標識が立てられているが、世界自然遺産に登録されるよりも前から国立公園に指定されていた。

7.羅臼温泉駐車場 8.羅臼ビジターセンターの前を通る 9.「!(上り急勾配あり)」
 羅臼温泉駐車場を過ぎるとやや急な右カーブを曲がって湯の沢橋を渡る。以降は羅臼川の左岸を走っており、羅臼温泉を通り過ぎた後に羅臼ビジターセンターの前を通る。知床峠区間において実質的に最後となる建物である。

10.通行に関するお願い 11.「ウトロ29km 知床峠13km」 12.知床峠区間を走る
 羅臼ビジターセンターからすぐの場所に通行に関するお知らせを表示する標識が立っているが、それによると斜里町宇登呂までの23.8kmの区間は異常気象時には通行止になる事が分かる。通行可能時間帯は9:00〜16:00となっている点が気になるが、剥がれかけたガムテープがあるので時間帯通行規制は解消されている可能性がある。なお、この区間は冬季閉鎖区間でもある。沿線に建物のない状態を上って行くが、羅臼川に沿っている間の勾配はさほど急ではない。

13.平日であれば交通量は多くない 14.翔雲橋 15.東の方角は視界が開けている
 長短2つのスノーシェッドをくぐるが、その間には知床大橋がある。翔雲川の北側を走っていると右のヘアピンカーブを曲がってから翔雲橋を渡る。橋長は351mと結構長く、その下を流れているのは翔雲川ではない。翔雲橋を渡り終えてからはカーブが多くなり、そのうちのいくつかは急なものである。

16.制限速度は40km/h 17.眺望良好 18.警戒標識の支柱におにぎりが付けられている
 曲線半径が50mを下回る急カーブが連続しているせいか、制限速度は40km/hに設定されている。しかしセンターライン付きの2車線道路なので酷道と言えるような道路状況ではない。視界も開けており晴れていれば眺望も良い。

19.「知床峠 3合目」 20.羅臼岳には雲がかかっていた 21.制限速度は30km/hになる
 知床峠の三合目を越えると急カーブが増える。正面に羅臼岳を望む箇所もあるが、走行した日は雨が上がった直後だったため山頂部分に雲がかかっていた。30km/hとさらに制限速度が下がり、複数のヘアピンカーブを連続で曲がる。

22.センターラインが白破線に変わる 23.正面に羅臼岳 24.「知床峠 5合目」
 左ヘアピンカーブを曲がり終えるとセンターラインが白破線に変わり、程なくして制限速度は40km/hとなる。しばらくカーブのない状態となるが、左にカーブの先で右ヘアピンカーブを曲がる。その後は正面方向に羅臼岳を望む状況になるが、残念ながら中腹より上に雲がかかっていた。5合目の左カーブを曲がって羅臼岳に背を向ける方向に進む。

25.標高は600mを超える 26.見返り峠 27.右方に羅臼岳
 標高600m付近はカーブが落ち着いた道路状況となっているが、車を進めるとまたしても急カーブが連続する状態になる。右の急カーブを曲がって見返り峠を越えるが、その名が示す通り、峠の手前は南から東にかけての眺望が非常に良い。見返り峠からは再び羅臼岳が正面方向に見えるようになる。

28.積雪検知装置か? 29.写真撮影のため路肩に停車している車両も見られる 30.羅臼岳にかなり接近
 羅臼湖入口バス停があるが、その知床峠方面の脇から羅臼湖への至る道路が分岐している。ただし、車道ではなく徒歩道であり湖まで1時間程度かかる。また、周囲に駐車場と言えるようなスペースは存在しない。だいぶ大きく見えるようになった羅臼岳を望みながら東側の眺望が開けている状態を走る。

31.知床峠の手前から30km/hになる 32.知床峠 33.斜里町に入る
 制限速度が30km/hになった直後に知床峠を越えて斜里町に入る。町境を跨ぐように駐車場が設置されており、その台数は60台を超える。展望台は駐車場の反対側に設置されており、町境標識の傍に横断歩道がある。駐車場は町境の開口部が出口、羅臼町と斜里町それぞれにある開口部が入口となっており、場内は一方通行のようである。晴れていれば羅臼岳の雄大な姿を見られるが、走行した日は山頂付近の雲が晴れないままであった。もっと運が悪いと数メートル先も見えないような濃霧となる事もある。また、基本的には強風が吹いており夏であっても肌寒さを感じる事もあり得る。

34.知床峠からは下り勾配 35.オホーツク海を遠望 36.正面を横切っているのは走行済みの国道
 町境を過ぎて斜里町側の駐車場入口付近で大きく左にカーブする。その後もしばらくは急なカーブが続くが、勾配は比較的緩やかで、時折オホーツク海が見えるなど眺望は良好である。右ヘアピンカーブの後に赤イ川を渡り、以降はその流域を下って行く。

37.羅臼町側よりもカーブは少ない 38.直線区間もある 39.「網走87km 斜里47km」
 赤イ川の流域になってからはカーブが少なくなる。勾配も緩やかなため羅臼町側に比べて走りやすいと感じる。交通量は少ないように見えるが、走行した日が10月の平日という条件のせいかもしれない。休日、特に天候が良ければ交通量が多い可能性がある。

40.「標高370m」 41.赤イ川付近に連続ヘアピンカーブあり 42.「標高290m」
 標高350m付近で右のヘアピンカーブを曲がってから左にカーブしながら赤イ川を渡る。川と言っても沢のような状態なので橋梁は架けられておらずボックスカルバートらしきものの上を通っている。さらに勾配を下っていると再び赤イ川の上を通り、緩やかなカーブを繰り返す2車線道路を下る。

43.閉鎖用ゲートを通過 44.北海道r93交差点
 斜里町側の閉鎖用ゲートを通過するが、羅臼ビジターセンター付近からここまでの区間は異常気象時のみならず、冬期間も閉鎖されてしまう。そのゲートのすぐ先で北海道r93交差点を通過する。交差点の近傍に知床自然センターが建っており、知床半島の斜里町側の拠点のひとつとなっている。

国道334号 part2