国道324号
part2

R324松島有明道路・上津浦IC〜富岡港
天草市→苓北町

57.海岸線沿いを快走 58.東向き車線にはゆずり車線あり 59.横浜集落
 R324松島有明道路の上津浦ICからも引き続き海岸線に沿った2車線道路を走る。海岸線から離れてすぐに反対側の東向き車線にゆずり車線が設置されている区間を通る。ゆずり車線が終わった直後に熊本r282交差点を通過し、第一有明橋と第二有明橋を相次いで渡る。前者は上津浦川に、後者は下津浦川に架かっている。

60.カーブは多いが走りやすい 61.海の向こうに見えるのは下島(天草市市街地) 62.集落内に避譲車線がある
 海沿いもしくは海に近い場所を淡々と走る。カーブは多いものの緩やかなものばかりなので走りやすい道路状況と言える。海の向こう側に陸地が見えるが、これは下島で天草市の市街地に近い場所である。大矢集落と中の塩屋集落の間の東向き車線にはゆずり車線が設置されているが、標識には“避譲車線”と表記されている。

63.西向き車線にもゆずり車線 64.「善意はまずあなたから」 65.下島が近づいてくる
 中の塩屋集落を過ぎると西向き車線にもゆずり車線が設置されているが、上り勾配なので登坂車線と言えなくもない。江川舟江集落に入るとゆずり車線も終わって対面2車線道路に戻り、平坦ながらカーブの多い2車線道路を走る。

66.本渡道路が建設中 67.天草市瀬戸町 68.R266交差点を道なりに進む
 天草市の中心部と言える場所に差し掛かると建設中の道路が確認できるが、これはR324のバイパスでもある本渡道路である。跨道橋をくぐると沿線には商業施設が目立つようになる。
 天草瀬戸大橋のループの手前でR266との交差点を道なりに右方向へと進む。R266へ左折すると島の南部を通って合津交差点に戻る。牛深方面へは左右どちらの車線からも進む事ができるが、交差点の直後に左側の車線が減少するため右側の車線を進んだ方が良い。

69.天草瀬戸大橋 70.R266交差点を左折 71.熊本r26天草工高前交差点を左折
 R266交差点の直後に左側車線がなくなって対面2車線道路になり、高低差を稼ぐためにループを通って天草瀬戸大橋で本渡瀬戸の上を通過する。橋を渡り終えた直後を側道に進みR266との2回目の重複区間が終わる。なお、天草瀬戸大橋は2022年3月の時点では本渡瀬戸に架かる唯一の橋である。
 ループ状の左カーブを曲がりながら下っていると熊本r26天草工高前交差点に突き当たり、左折して苓北・五和方面に進む。下島はR324とR389が北と西を、R266が中央部を、r26が東側を通っている。

72.天草瀬戸大橋をくぐる 73.天草市の市街地は4車線道路 74.熊本r24・r308港町交差点
 天草工高前交差点からは4車線道路になり、先ほど通った天草瀬戸大橋の下をくぐって新亀川橋を渡る。天草市の中心部に当たるため沿線には商業施設も多いが、交通量はさほど増えなかった。熊本r24・r308港町交差点を通過してから港大橋を渡る。

75.天草市小松原町 76.右側車線が減少 77.市道が交差している右カーブを通過
 天草市役所の近くを通り過ぎた後に右側車線が減少して対面2車線道路に戻る。4車線道路の延長は天草工高前交差点から約2.4kmである。車線減少後も沿線の商業施設が多いまま続いているが、市道が交差している右カーブを曲がった後に沿線の建物も少なくなる。

78.天草市本渡町広瀬 79.明瀬交差点 80.第二隅田橋
 天草市の中心部から離れると緩やかなアップダウンを繰り返す2車線道路を快走する。交通量も少なく走りやすい状況である。市道との明瀬交差点からは海に近い場所を走るが、第二隅田橋を渡ってからは内陸部を走る。

81.熊本r281交差点 82.天草市五和町御陵 83.緩やかなアップダウンあり
 熊本r281交差点を通過するが、天草空港の東側の出入口に当たる交差点である。洲崎橋を渡って少し走ると再び海に近い場所を走るものの程なくして内陸部に入る。洲崎橋の周辺は旧五和町の中心部だった場所である。

84.若宮大橋 85.天草市五和町鬼池
 大島漁港の出入口に架かる若宮大橋を渡るが、漁船を通すため少し高く造られているため眺望が良く早崎瀬戸越しに島原半島や雲仙岳が見える。若宮大橋以降は鬼池港を擁する集落を通り抜ける。

86.鬼池港の出口 87.鬼池港への入口
 鬼池港の出口と入口を通過するが、このどちらかがR389との交差点であり、以降はR389が重複している。R389には鬼池港〜口之津港(長崎県南島原市)の他に多比良港(長崎県雲仙市)〜長洲港(熊本県長洲町)と牛深港(熊本県天草市)〜蔵之元港(鹿児島県長島町)の合計で3つの海上区間を擁している。

88.熊本r284交差点 89.R324・R389串刺しおにぎり 90.長崎半島を遠望
 R389が重複してからも道路状況に変化はなく海に沿った2車線道路を走る。延長の短い友宮橋の西詰で熊本r284交差点を通過する。北の方角には島原半島、北西の方角には長崎半島が見えるなど眺望も良好である。

91.イルカウオッチングの店が点在 92.海沿いながらアップダウンあり 93.桜は咲き始め
 海沿いの走りやすい2車線道路を淡々と走る。イルカが出没する海域とあってイルカウオッチングの店がいくつか見られる。風景が良い事からも平日よりも休日の方の交通量が多い場所かもしれない。

94.熊本r47交差点 95.二江大橋 96.道の駅「天草市イルカセンター」
 熊本r47交差点を通過した後に二江大橋を渡るが、この橋も漁船が下を通るため嵩上げされた場所に架けられている。橋を渡り終えた直後に道の駅「天草市イルカセンター」を通過する。観光路線にある道の駅だが、乗用車の駐車場枠は23台分と少ない。

97.通詞島へはここを右折 98.西川内集落 99.富岡半島が見えてくる
 通詞島に架かる通詞大橋に至る市道との交差点を通過する。この通詞島は本土(九州)から7本の橋を渡っており、この数は日本で最も多い(他に上天草市の樋島と愛媛県今治市の岡村島がある)。市道との交差点から少し進むと市町境を越えて苓北町に入る。この辺りから国道の端点のある富岡港を含む富岡半島が見えるようになる。

100.熊本r281交差点 101.海岸線沿いながらアップダウンがある 102.苓北町志岐
 富岡半島と見ながら海沿いの2車線道路を走っていると熊本r281交差点を通過する。天草市の中心部の北でも交差したr281は内陸部を通っており、この交差点が起点である。海沿いのR324よりも若干短いが狭路区間があるため国道を走る方が安全である。その後も海沿いが続くが、上津深江港付近から海岸線を離れ、アップダウンが多くなる。

103.熊本r44交差点 104.天の木橋 105.熊本r296苓北交番前交差点
 苓北町役場の南を通り過ぎた後に熊本r44交差点を通過する。r44に本渡と案内されているが、途中に1.0車線幅の狭路区間が存在しており、オレンジロードという広域農道を経由する事が前提と思われる。緩やかな右カーブを曲がりながら天の木橋を渡り、熊本r296苓北交番前交差点を通過する。

106.平坦な直線道路を快走 107.R389交差点
 苓北交番前交差点からは平坦かつ直線的な2車線道路となり、沿線の家屋も少ないため非常に見通しが良い。苓北中学校の北を通り過ぎると緩やかな右カーブを曲がり、その途中でR389交差点を通過する。鬼池港からの距離は約15.4kmである。

108.R389交差点の直後からセンターラインがなくなる 109.「富岡2km」 110.強烈に狭いという訳ではない
 R389交差点を通過してすぐにセンターラインがなくなり道幅が狭くなる。と言っても乗用車同士であれば互いに減速すれば比較的容易に離合できる程度の幅があり、交通量も多くないので走りにくさはそれほど感じない。

111.東シナ海沿いを走る 112.砂州の東側に向かう 113.Y字路を右方向へ進む
 砂州の西側、東シナ海沿いを走っていると緩やかな右カーブを曲がって砂州の東側に向かう。さらに右カーブを曲がった先にY字路があるが、ここは右側へと進む。案内標識がないため分かりづらい交差点である。

114.緩やかな下り勾配 115.富岡港端点
 Y字路の直後に左カーブを曲がり緩やかな勾配を下っていると右カーブを曲がり、その直後の十字形状の交差点がR324の富岡港側端点である。ここが起点ではなく、海上区間で茂木港に渡り、長崎市まで続いている。


116.富岡港へは突き当りを右折 117.フェリー乗船車両用の待機場は駐車場になっていた 118.富岡港船客待合所
 富岡港は端点の交差点を直進して突き当りを右折し、200m程先にある。かつては茂木港の間にフェリーが運航されており車両でも渡る事ができたが、2013年10月に廃止されている。高速船は就航しているため車両以外であれば海上区間をトレース可能である。2009年にフェリーに乗船している事もあって今回は高速船にも乗らず陸路で迂回している(宿泊を含む)。

国道324号 part3