国道315号
part1

R2三田川交差点〜R9長沢交差点
周南市→山口市

1.R2・R434・山口r52三田川交差点 2.南向き車線は2車線ある 3.緩やかな上り勾配
 周南市の中心部の北に位置するR2R434・山口r52三田川交差点がR315の起点であり、ここから日本海側の萩市に向かって北上する。一桁幹線国道のR2との交差点とあって交通量が多いもののR315・R434に入るとさほど交通量は多くない。北向き1車線+南向き2車線が約300m続き、それ以降は広い路側帯と歩道のある2車線道路になる。正面に山が見える事からも分かるが上り勾配となっている。

4.山陽道 5.栄橋 6.登坂車線あり
 約1.6km走ると山陽道の東川橋の下をくぐるが、その手前から東川の谷筋に入り沿線の建物がなくなり、勾配も急になる。栄橋で東川を渡ってからは左岸の山の斜面を走っている。道路の西の谷筋には旧道と思われる道路が残っており、その沿線にはいくつかの家屋が建っている。その後登坂車線が現れるが、1km弱とかなり長い距離である。

7.栄谷大橋 8.狩人橋 9.狩人橋の北にも登坂車線あり
 登坂車線が終わると左にカーブして栄谷大橋を渡り、東川の右岸を右にカーブして狩人橋を渡って再び左岸に戻る。その先で2ヶ所目の登坂車線が現れるが、こちらは500m程度の距離である。

10.東川の源流付近に左ヘアピンカーブ 11.下錨橋 12.栄谷隧道
 2ヶ所目の登坂車線が終わるとすぐに左にカーブするが、これは東川の源流近くの谷筋を回り込むヘアピンカーブとなっている。ヘアピンカーブからはやや急な勾配を走り、右にカーブしている下錨橋を渡った先で栄谷隧道をくぐる。

13.長い上り勾配が続く 14.杉ヶ峠隧道 15.一ノ坂集落
 栄谷隧道以北も上り勾配の2車線道路が続いている。トンネルの直後はやや急なカーブが連続しているが、それらを過ぎれば直線的になる。杉ヶ峠の下を杉ヶ峠隧道で通過すると下りになるが勾配は緩やかである。杉ヶ峠隧道は2車線ではあるものの3.8mの制限高が設定されている。トンネルを出てすぐの場所に集落があり比較的開けた場所である。

16.R376・R434丸児交差点 17.R434旧道との交差点 18.「益田88km 阿東43km」
 杉ヶ峠隧道を出てから約1.1kmでR376・R434丸児交差点に至る。ここで起点から重複していたR434が錦方面に分岐するが、R376との重複が始まる。下位の国道は案内標識に表記されていないのでそれらのトレース時はルートを見失わないように注意を必要である。
 丸児交差点からは約300m北で信号機付きの交差点を通過するが、東に延びている道路はR434の旧道である。その後は緩やかなアップダウンとカーブの2車線快走路を北上する。度々益田までの距離が表示された案内標識が立てられているが、R315は益田市を通過していない。

19.2車線快走路が続く 20.R376旧道との交差点 21.周南市長穂
 2車線快走路を淡々と走っていると丸児交差点から約2.9kmでR376旧道との交差点を通過するが、案内標識では旧道の行き先が消されている。なお、現在はR376とR434の重複区間が存在しているが、それぞれ旧道が現役だった当時は交差のみで重複していなかった。

22.R376長穂交差点 23.向谷第一隧道 24.向道橋と向谷第二隧道
 右にカーブしながら緩やかな勾配を上った後にR376長穂交差点を通過してR376が徳地・新南陽方面に分岐する。起点の三田川交差点から約12.8kmでようやく完全な単独区間となる。
 R434やR376との重複区間が終わってからも道路状況に変化はなく走りやすい2車線道路が続いている。ごく緩やかな勾配を上っていると向谷第一隧道と向谷第二隧道を相次いでくぐり、向谷第二隧道を出た直後の右カーブで山口r3との交差点を通過する。案内標識等に表記されてないが、ここから北はr3が重複している。

25.向道湖畔を快走 26.黒瀬集落 27.山口r179交差点
 山口r3交差点から少し走ると向道湖の湖畔を走るが、樹木等に視界を遮られている場所が多く湖面が見える場所は少ない。ダム湖畔の区間も家屋が点在しているが、中には明らかに廃屋と思われるものもある。やや急なS字カーブを曲がった先で山口r179交差点を通過する。山口県が管理する国道において案内標識に県道のヘキサが表記されていないものが多いように感じる。

28.カーブが多いが走りやすい 29.周南市鹿野下 30.新天子橋
 山口r179交差点以降は錦川の流域を北上している。蛇行する川に忠実に沿っている訳ではないがカーブが多い。とは言うものの緩やかなものが多く、交通量は少ないため快走路と言える道路状況である。旧道と思われる市道との交差点を左にカーブしながら通過した直後に新天子橋で錦川を渡る。

31.山口r9田原交差点 32.旧鹿野町の中心部の西を走る 33.中国道・鹿野IC
 錦川の西側を走っていると旧鹿野町の中心部の南西で山口r9田原交差点を通過する。新田原橋を渡って少し走るとやや急な左カーブを曲がるが、そこには旧道と思われる市道が交差している。その交差点の直後で車線が増えて片側2車線道路になり、中国道の鹿野ICを通過する。本線の跨道橋の下をくぐった先で右側車線が減少して短い片側2車線区間が終わる。

34.鹿野IC以降も2車線快走路 35.神津此橋の北詰で左カーブ 36.山口r3交差点
 鹿野ICを過ぎると緩やかな勾配を上った後に緩やかに下る。錦川の左岸を走っており勾配はほとんどない。カーブが多いものの急カーブは少しだけで快走する事ができる。やや急な左カーブを曲がった先で山口r3との交差点を通過する。信号機のない交差点で案内標識にヘキサが表記されてないため、県道が交差しているようには見えない交差点である。

37.周南市大潮 38.山口r26交差点 39.大潮トンネル
 山口r3が分岐してからも錦川左岸の2車線快走路が続く。戸根橋を渡って錦川の右岸に移ると左にカーブして進行方角を西に向けた後に山口r26交差点を通過する。この交差点もr3と同様に県道が交差しているように見えない。r26交差点からは右にカーブして錦川を2回渡ってから大潮トンネルをくぐる。

40.市境に向かって勾配を上る 41.山口市に入る 42.市境以降は下り勾配
 大潮トンネルを過ぎてから緩やかな勾配を上っていると河内峠を越えて山口市に入る。峠の標高は585mでR315で最高地点である事を示す看板が立てられている。峠を越えてからは下りとなるが勾配は比較的緩やかである。

43.ループ箇所あり 44.ループは左カーブ 45.平岩隧道
 下り勾配の2車線道路を走っていると左カーブが始まりぐるりと一周して標高を下げる。所謂ループという構造だが、橋ではなくトンネルで道路の下をくぐるタイプである。そのため多くのループ橋とは異なり地味である。

46.右急カーブを曲がる 47.集落内でヘアピンカーブ 48.鹿野地集落
 ループからしばらくは直線的な状態が続いており走りやすいが、集落に入る直前で右の急カーブを曲がり、沿線に家屋が現れた所で左のヘアピンカーブを曲がる。ヘアピンから少し進むと勾配は落ち着き、佐波川の左岸の山裾を走る。

49.山口r123交差点 50.山口r123交差点 51.栃山隧道
 佐波川に架かる橋を渡った西詰には山口r123が交差しているが、信号機どころかソトバも案内標識も設置されていない(逆方向の走行であれば案内標識は設置されている)。その後戸根集落を通り過ぎるとr123が分岐する交差点を通過して右にカーブする。大藤川に沿った緩やかな上り勾配の2車線道路を走っていると栃山隧道を通過する。走行した際は保守(清掃?)のため片側交互通行規制が敷かれていた。

52.反対側車線には登坂車線あり 53.長い下り勾配が続く
 栃山隧道からは下り勾配となり、反対側車線に約800mの登坂車線が設置されている。登坂車線がなくなった後に野道溜池の脇を通って下谷川に沿って緩やかな勾配を下る。山口市に入ったとは言え平成の大合併以前は阿東町だった場所とあって交通量は非常に少ない。

54.集落に差し掛かる 55.集落に入ってからも下り勾配が続く 56.R9長沢交差点
 景色が開けて家屋が見えてきた所で大きく右にカーブする。その後も下り勾配が続いており、左カーブを曲がった先でR9長沢交差点に至る。旧阿東町の中心部の南西に当たり、益田・津和野方面に約6.8km走れば島根県との県境に至る。

国道315号 part2