国道286号

R112鉄砲町交差点〜R4長町3交差点
山形市→川崎町→仙台市→名取市→仙台市

1.R112鉄砲町交差点をR348から撮影 2.R13松山交差点以東も4車線道路が続く 3.山形蔵王IC入口の交差点を右折するまでが4車線
 R458を完走した後、わざわざここまで来てそれだけではもったいないということで急遽走ることにしたのがこのR286。事前準備なしで地図を見て走れそうな国道となるとこれしか見つからなかった。生憎の天気の中、山形市から仙台市に向けて走り始める。東北2県の県庁所在地をほぼ一直線に結ぶ、本来なら交通量の激しい幹線道路であって当然のシチュエーションなのだが実際はどうなっているのだろうか。

 鉄砲町交差点近辺は山形市の中心部ということもあり交通量は多い。道路も4車線とさすがに整備されており交通量の割に流れは良い。4車線も約2km東のR13松山交差点までだと思っていたが意外にも松山交差点以東も4車線は続く。山形道・山形蔵王IC入口の交差点を右折するまでが4車線区間となっている。R286はこの交差点を右折して馬見ヶ崎川沿いに東へと進む。

4.山形蔵王IC口の交差点からは対面2車線となる 5.山形市滑川で山形道と交差 6.右折すれば関沢ICで直進がR286
 山形蔵王ICの交差点で結構な数の車が山形道に入って行くため、以降は車線も減るが交通量も減るので流れが悪くなるということはなかった。信号などほとんどなく走りやすい道路が続くが、山形道の高架下を通過してからは勾配がつくため若干流れが悪くなる。登坂車線は設置しているが流れが良すぎるせいか、皆走行車線を走っていた。
 鉄砲町交差点から13kmで関沢ICとなる。ここでほとんど全ての車が右折して山形道へと入っていく。実はこの時、宮城県側のどこぞのIC間が事故か何かで通行止となっていたため、笹谷峠が一般ドライバーでごった返しているのではないかと危惧していたのだが取り越し苦労だったようだ。これで静かな酷道を落ち着いて走ることができる。

7.冬季閉鎖のお知らせ。11月○日7時〜、5.1kmの区間 8.こちらは冬季閉鎖用のゲート
 関沢ICを通り過ぎるといきなり道幅が狭くなる。まず最初に冬季通行止を知らせる看板が立っている。区間と期間が記されているのだが、期間は毎年いくらか変動するのだろう。11月○日7時〜○月○日○時(○は書き換え箇所)となっていた。区間は関沢から笹谷峠までの5.1kmとなっている。峠以東は宮城県によって規制が敷かれるのだろう。
 冬季通行止案内の奥にはちょっとした駐車(?)スペースと通行止用のゲートがある。ゲートの脇には通行車両を規制する看板が設置されている。それによると笹谷峠は「重量5t以上」「全長6m以上」の車両は通行できないとなっている。左にはきちんと5t重量制限標識があるので無視して侵入すれば違反となる。
 では、小雨の降る中いよいよ笹谷峠へと突き進みます。

9.地方の主要都市間を最短で結ぶ国道の実態である 10.谷側にはガードレールが設置されている箇所もある
 ゲート以降は1.0〜1.5車線の狭路が続く。今までの喧騒がウソのような静けさだ。天候のせいもあるだろうが交通量は全くない。道路状況の方はというと、ごく普通の(?)酷道である。1.5車線の狭路、連続するヘアピン、眺望なしと酷道と呼べるレベルではあるが、筆者には普通すぎて物足りなさを感じる。十部一峠を走った直後というのもいけなかったかもしれない。しかしヘアピンの数はうんざりするくらいあるのでヘアピンマニア(何だそれ?)には楽しめる酷道かもしれない。あと、何ヶ所か崩落しかけている所がありましたのでそっち方面のマニアの方にも。

11.笹谷峠に到着 12.峠の規制標識。山形県側と同じ内容
 ヘアピンに飽きてくる頃に笹谷峠に到達する。この時は関沢ICから峠までで対向車は1台だけだった。峠の手前(山形県側)にはトイレ付の駐車場があるのでそこで車を降りた。が、辺り一面霧が立ち込めていて風景どころか数十メートル先すらはっきり見えない。さらに雨は降っていないが霧のせいで雨が降っているのと変わらないくらい湿気ている。あまり長居しているとずぶ濡れになりそうだったし強風が吹いていて寒かったので早々に立ち去ることにした。
 駐車場から出て15mほど先が笹谷峠=県境となっている。ここにも関沢IC側ゲートと同じような看板が立っているがこちらは宮城県が立てたもの。ゲートで規制しているんだからここに、しかも山形県に向かって立てる必要はないのでは?これだから「お役所は」って言われるんだよ。

13.路肩の白線はあるがガードが甘い 14.山形道が隣に現れれば酷道区間は終わりとなる 15.笹谷IC以東は快走路
 笹谷峠を越えて宮城県に入る。これで国道レポートに新たな県名が刻まれる。
 宮城県に入ったからといって道路状況が激変するわけもなく、山形側と同じような狭路が続く。違いを挙げるならばガードレールの種類と路肩の白線の有無だろうか。勾配は緩やかなのだがそれはヘアピンが多い事を意味する。やっと峠に着いたかと思えば峠以降もひたすらヘアピンと闘わなくてはならない。山形道が見えてくるまでの約7kmの間その状態が続く。笹谷IC以東は2車線の快走路となる。

 笹谷峠区間(関沢・笹谷IC間)は距離にして約13kmだが、道幅が狭くヘアピンが多いためスピードを出せず通り抜けに30分弱かかった。関沢・笹谷IC間は破格の200円なのでちょっとした有料トンネル感覚で利用できるので峠を通るのは物好きか原付等の高速を通れない者くらいと思われる。しかし峠にトイレがあったことから紅葉シーズンなんかは交通量が多いかもしれない。ちなみに筆者が通った時に峠と笹谷ICの中間くらいの場所で車対バイクの事故現場に出くわしている。いきなりパトカーが現れてワケもなく驚いたが事故処理に来たものと分かり一安心。この手のクネクネ狭路を走る際は常に対向車の存在を忘れずに走りたいものだ。

16.R457との最初の交差点はそのまま直進 17.R457重複区間も快走路 18.宮城川崎ICの入口となる宮城r14交差点を左折する
 笹谷IC以降はきちんとセンターラインの描かれた2車線の快走路が続く。北川沿いの緩やかな下りできついカーブもまったくと言っていいほど存在しない。しかも信号もほとんどないのでスピードに乗って走ることができる。笹谷峠とはエライ違いだ。
 順調に進んでいると右(南)からR457が重複してくる。格下の国道が重複しても道路状況に一切の変化がない。松並木の間を通り抜けると山形道・宮城川崎ICの入口となっている宮城r14交差点となる。R286はR457とともにこれを左折して川崎バイパスに入る。

19.R457が重複していようといまいと快走路は続く 20.交通量は増えてきたが快走可能 21.釜房湖を釜房大橋で渡って釜房ダム横を通過する
 宮城r14交差点から2kmほど走るとR457が左(北)へ分岐していく。重複距離は約5km。R457分岐後は上り勾配となる。宮城川崎IC以降は交通量が増えていることもあり多少のスピードダウンは避けられないが、都市部に比べればまだまだ快走と言えるレベルを維持している。釜房ダムによって造られた釜房湖を釜房橋で渡るが、渡った先は突き当りを左折しなければならない。ダム横を通過してからは碁石川に沿って下り降りていく。碁石川を連続で2回渡った直後に仙台市太白区に入る。

22.赤石バイパス? 23.仙台南部道路の高架下を通る 24.山田IC以降は交通量・沿線施設が多くなる
 仙台市に入るとさすがに100万人都市と言うべきか、片側2車線となる。その割に交通量は大して多くない。と思えるのもそう長くなかった。太白区茂庭を抜けた先の東北道・仙台南ICの手前から渋滞が発生していた。渋滞を抜けても交通量と信号が多いため流れは途切れがちになってしまう。ここまで来ればもう酷道の楽しみも快走の楽しみもない。仙台南ICを過ぎると仙台南部道路の高架下を走ることになるが、これは宮城r53のことで東北道と仙台東部道路(R6BP)とを結んでいる有料道路である。高架沿いは次の山田ICまで続く。ちなみにr53併走区間は名取市となっている(厳密には名取1号橋〜2号橋間)。
 山田IC以降はいよいよ仙台市の市街地に入るため交通量は非常に多い。ついでに沿線の商業施設も多い。そんな中をダラダラ進んでいると鹿野2交差点となる。

25.鹿野2交差点を右折後は道路グレードが一気に落ちる 26.2+1車線のままR4長町3交差点にぶつかって終わり
 鹿野2交差点を真っ直ぐ進めば4車線の道路が続いているのにR286は右折して3車線という何とも中途半端な道路に叩き込まれる。3車線の内訳はR4長町3交差点方向が2車線で逆が1車線となっている。宮城r258交差点以降は歩道がろくに整備されておらずつい先ほどまで4車線だったのと同じ国道とは思えない。
 最期はJR長町駅の西側でR4長町3交差点にぶつかって終わりとなる。この交差点にしたには地下鉄の駅があるが、この時まで仙台に地下鉄が存在することを知らなかった。スマン、仙台人o(_ _)o