国道280号
part1

R5万代こ線橋交差点〜R228福島交差点
函館市→北斗市→木古内町→知内町→福島町

1.R5・R227・R228・北海道r571万代こ線橋交差点 2.万代こ線橋 3.「松前91km 江差70km」
 JR函館本線の函館駅と五稜郭前駅の間にあるR5・R227R228・北海道r571万代こ線橋交差点がR280の終点である。ただし、R227とR228との重複区間のため案内標識に表記されていない。ちなみに約1.9km南にR5・R278・R279R338の函館駅前交差点がある。
 万代こ線橋交差点からR280を走り始めるとすぐに上り勾配となり右にカーブして函館本線の線路の上を越える。これが交差点の名称の由来となった万代こ線橋である。跨線橋の勾配を下った後は中央分離帯のない4車線道路を走る。函館〜札幌ルートを担うのはR5だが、R227(R228・R280重複)の一部もR5とは異なるルートでの幹線道路となっているため交通量が多い。

4.北海道r633交差点 5.有川跨線橋 6.津軽海峡フェリーのターミナルへは左折する
 4車線道路を走っていると北海道r633交差点を通過する。r633は函館港線といってその延長は100m強である。反対側の五稜郭公園方面にはヘキサが消された跡が見えるが、北海道r347かもしれない。現在のr347は約200m北の交差点から東に向かっている(ただし、その後r633交差点から東に延びている市道と交差している)。
 r347交差点を過ぎてすぐに有川跨線橋を通過するが、その下にあるのはJR函館本線から分岐した有川桟橋引込線である。有川跨線橋から平面道路に戻って少し走ると津軽海峡フェリーの函館港ターミナルの出入口に当たる交差点を通過する。函館駅前交差点で交差しているR279とR338の海上区間を担っている函館港〜大間港航路が設定されている。

7.北斗市に入る 8.R227・R228七重浜7交差点を直進
 常盤川に架かる常盤橋を渡ると北斗市に入る。JR江差線から転換された道南いさりび鉄道の七重浜駅を結ぶ北海道r1067交差点との交差点を通過し、そのすぐ先でR227・R228七重浜7交差点に至る。ここでも案内標識にR280は表記されていないが、直進してR228との重複区間を続ける。結論から言うと、北海道内の全区間がR227もしくはR228に重複しており単独区間は存在しない。よってこの先もR280のおにぎりは一切登場しない。なお、この交差点を海側に延びる道からもフェリーターミナルに行く事ができる。

9.4車線道路が続く 10.新久根別橋 11.北海道r756東浜2交差点
 R227との重複が終わってからもR228との重複が続いており、単独区間にはならない。R227へ右折する車両が多かったとはいえ、R280(実質R228)の交通量も多いままである。4車線道路を西に向かって走っていると新久根別橋を渡り、商業施設が適度に建ち並ぶ中を走っていると北海道r756東浜2交差点を通過する。

12.有川橋 13.北海道r96交差点 14.国道を跨いでいるのはセメント会社のベルトコンベヤ
 東浜2交差点からは中央分離帯のある片側2車線道路になる。有川橋を渡って左カーブを曲がるが、その辺りの北に北斗市役所がある。北海道r96交差点の直後に上磯新橋を渡ると海沿いを走る。北海道r531上磯駅前交差点を通過し、程なくしてセメント会社のベルトコンベヤの下を通る。

15.流渓橋 16.「One Way Traffic R228 Ahead」 17.R228/E59函館江差道の北斗富川IC
 函館湾に沿って左カーブを描いている片側2車線道路を走る。電光掲示板にはこの先の工事規制の情報が表示されているが、日本語と英語が交互に表示されるようになっている。これは外国人ドライバーを多い事を意味しており、その多くはレンタカーだと思われる。
 七重浜7交差点から約7.6kmでR228のバイパスでもあるE59函館江差道の北斗富川ICを通過する。手前の案内標識では右側車線がインターチェンジへの右折車線になるかのように表示されているが、実際は交差点を過ぎた直後に右側車線がなくなる。

18.海岸線沿いを走る 19.矢不来覆道 20.おにぎりはR228のみ
 対面2車線道路になるのと同時に海岸線沿いを走るようになる。矢不来覆道は工事のため片側交互通行規制が敷かれていたが、覆道そのものが工事の対象ではなくその前後の路肩部分を工事していた。工事現場を過ぎると矢不来集落を通過する。

21.道路通行規制区間に入る 22.竜飛崎が見える 23.茂辺地大橋
 矢不来集落を過ぎると道路通行規制区間に入る。雨量が110mmを超えると2.3kmの区間が通行止となる。規制区間内は海岸線ギリギリを走っており、雨だけでなく強風時も通行止になりそうな感じである。津軽海峡越しには竜飛崎らしき陸地も見える。茂辺地集落の手前で茂辺地大橋を渡るが、かつてはその東側に茂辺地トンネルがあった。通行規制区間はこの茂辺地大橋付近までである。

24.北海道r29交差点 25.シーサイドルートを快走 26.当別橋
 茂辺地集落の中で北海道r29交差点を通過するが、r29からR228/E5函館江差道の北斗茂辺地ICに行く事ができる。インターチェンジに繋がっているのはおそらく新設された北海道r1167であり、r29は厚沢部町を結ぶ道道である。ただし、市町境を含む区間が長期に渡って通行止となっているようである。
 茂辺地集落からは道南いさりび鉄道と近接並走状態となって海岸線沿いをり、葛登支岬を通過する。函館山の真西に当たる場所で、東を向くと函館市の市街地も見える。葛登支岬からも海沿いを走っていると当別橋を渡って当別集落を通り抜ける。

27.三ツ石集落 28.交通量は多くない 29.木古内町に入る
 三ツ石集落を過ぎると再び海岸線沿いを走るようになる。この辺りまで来ると幹線国道とは言え交通量は多くない。道南いさりび鉄道の渡島当別駅と釜谷駅の間で市町境を通過して木古内町に入る。

30.正面に見えているのは燈明岳や丸山か 31.道南いさりび鉄道の橋梁が見える 32.釜谷集落
 松前半島の燈明岳や丸山と思われる山並みを見ながら走っていると釜谷集落を通り抜ける。駅も置かれている集落だが、広い路側帯が設置されており、走りにくさは微塵も感じない。

33.サラキ岬 34.木古内町字泉沢 35.左折すると札苅漁港
 右カーブを曲がってサラキ岬を通過する。岬の近くに駐車場があってとるぱにも指定されているが、駐車場は砂利敷きでトイレは設置されていない。咸臨丸の復元模型が置かれているので何か縁があるのかもしれない。その後はいくつかの集落を通り抜けながら海に沿った2車線道路を走る。カーブは多いが緩やかなものばかりなので走りやすい道路状況である。

36.木古内町の中心部に近付く 37.北海道r5交差点 38.バイパスは海沿いを走っている
 内陸側には道南いさりび鉄道に加えて北海道新幹線も並走状態となる。R228/E59函館江差道の北斗茂辺地IC以西が工事中で、木古内駅と札苅駅のちょうど中間辺りに(仮称)木古内ICが接続する予定である。それを過ぎて木古内町の中心部に近付くと沿線には商業施設もいくつか見られるようになる。
 木古内町の中心部に差し掛かった所で北海道r5交差点を通過する。r5は木古内町の中心部に向かう事から旧道と思われる。バイパスとして造られた現在の道路は海岸線に沿っている。

39.北海道r383交差点 40.知内町に入る 41.知内町内も海岸沿いを走る
 北海道r5交差点から約2.4km走ると北海道r383交差点を通過するが、このr383も旧道の一部と思われる。r383は停車場線であり、木古内駅の駅前ロータリーに隣接した場所に道の駅「みそぎの郷きこない」がある。
 r383交差点からすぐに町境を通過して知内町に入るが、道路状況と周辺の風景に変化はなく、海に沿った2車線道路を走る。交通量も少なくハイペースで流れている事も多い。

42.シーサイドルートを快走 43.知内町字森越 44.北海道r531・r698交差点
 海沿いの2車線道路を快走しながら集落を通り抜ける。かつてはJR松前線が少し内陸を並走していたが、青函トンネルを含む海峡線が開業するに先立って廃線となっている。知内町の中心部に近付くと北海道r531・r698との交差点を通過する。案内標識にはr698となっているが、ソトバはr531となっている。r531は小谷石渡島知内停車場線、r698は湯の里渡島知内停車場線という路線名である事から重複区間であると思われ、どちらも誤りではないのだろう。

45.知内橋 46.知内町営スキー場の傍を通過 47.内陸に入ってからも快走路
 北海道r531との交差点のすぐ先で知内町役場の近くを通り、知内橋を渡る。橋を渡り終えてからは大きく右にカーブして進行方角を西へと転ずる。知内町の中心部からは海を離れた内陸を走る。かつて並走していたJR松前線も同様に内陸を通っていた。知内町の中心部から出た直後に町営スキー場の北側を通過するが、この辺りだけは山が川に迫っている場所を通っているのだが、特段走りにくい道路状況とも言えない。以降は知内川の流域の平坦な2車線道路を快走する。

48.道の駅「しりうち」 49.北海道新幹線 50.萩茶里橋
 道の駅「しりうち」の前から下り勾配となり、その先で北海道新幹線の高架橋をくぐる。道の駅には青函トンネルに出入りする新幹線の車両を撮影するための展望撮影台が設置されており、国道と新幹線の交差点地点の近くにも展望撮影台が設置されている。

51.北海道r698交差点 52.湯の川橋の手前に幅員減少の警戒標識あり 53.北海道r812交差点
 緩やかな右カーブの先で北海道r698交差点を通過する。交差点の直後にはJR松前線の踏切があったが、既に線路等は撤去されており当時の面影は見当たらない。左カーブを走っていると七峰橋と湯の川橋を渡る。湯の川橋の手前には幅員減少の警戒標識が立てられているが、路側帯がなくなる程度で走りやすい道路状況である点は変わらない。
 福島町に入ってからも道路状況には変化がなく、上り勾配の2車線道路で走っていると北海道r812交差点を通過する。r812は路線名を館町福島線と言い、厚沢部町字館町とを結んでいるが、間に分断区間が2ヶ所ある。それを繋げる計画があり工事も行われていたが、既に中止が決定しておりこの先も分断が解消する事はないだろう。

54.福島町に入ってからも上り勾配が続く 55.福島町字千軒 56.綱配橋
 知内川の流域の開けた谷筋を緩やかな勾配で上って行く。川の蛇行ぐらいから比べても国道の線形は良く、走りにくさは微塵も感じない。JR松前線があった頃は千軒駅が置かれていた千軒集落を通り過ぎると市の渡橋を渡りが、以降は集落が途切れた状態となる。

57.長い上り勾配が続く 58.福島トンネル 59.下り6%勾配
 市の渡橋からは知内川の支流の川の谷筋となる。勾配は多少きつくなったとは言え、一般的には緩やかなと言える範疇である。また、谷筋と言っても空が開けているため薄暗い雰囲気ではない。緩やかな左カーブの先で前後にスノーシェッドが接続している福島トンネルをくぐる。トンネルを出ると下り勾配となるが、その勾配は6%とやや急である。

60.反対側車線に登坂車線あり 61.勾配が緩やかになる 62.福島町字三岳
 勾配がやや急なため、福島トンネルの福島町中心部寄りの函館方面車線には約1.7kmの登坂車線が設置されている。対面2車線道路に戻ると左カーブを曲がるが、その辺りから勾配が緩やかになり、周辺に家屋が見られるようになる。青函トンネルの真上を通った直後にチェーン着脱場を通る。

63.福島町の中心部に近付く 64.吉田橋 65.R228・北海道r532福島交差点
 福島町の中心部に入ると沿線の建物が増えるが、道路状況は良いままのため走りやすい。吉田橋を渡った直後にR228・北海道r532福島交差点となる。R280に関してはおにぎりがある訳でもなく地図に表記されている訳でもないので断言できないが、おそらくこの交差点がR280の北海道川の端点と思われる。福島漁港内の道路を国道として表記している地図も見られるが、ウォッちずでは表記されていないので福島交差点を端点とする。

国道280号 part2