国道269号
part4

R448栄町交差点〜R226国立病院前交差点
錦江町→南大隅町…指宿市

147.錦江町役場交差点 148.R269・R448串刺しおにぎり 149.松崎の浜付近からは海岸線沿いを走る
 R448栄町交差点のすぐ先で錦江町の役場の前を通過する。町の中心部にありがちな狭苦しい2車線道路ではなく整備された走りやすい2車線道路である。町役場から少し離れると沿線の家屋が少なくなり、平坦な直線道路を走る。松崎の浜付近からは錦江湾の海岸線に沿った状態に戻る。

150.南大隅町に入る 151.南大隅町の中心部に入る 152.町道との交差点を左折
 錦江町の中心部からさほど走らないうちに町境を越えて南大隅町に入り、早くも町の中心部と言える場所に差し掛かる。雄川の河口の近くに架けられた根占大橋の北詰の町道との交差点を左折して佐多岬方面に進む。直進の根占港はR269(R448)の海上区間の代替航路であるなんきゅうフェリーが発着している港であり、海上区間を陸路で迂回するのでなければこの港を利用する事になる。

153.鹿児島r565川北交差点 154.鹿児島r562雄川橋交差点 155.雄川橋
 根占大橋北詰の交差点からは雄川の右岸を走る。根占港の出入口のひとつである鹿児島r565との川北交差点を通過すると川岸から離れて南大隅町の中心部を通り抜ける。錦江町と同様に狭苦しさはなくごく普通の2車線道路である。鹿児島r562との雄川橋交差点を通過して雄川橋で左岸に移る。

156.鹿児島r563川南交差点を右折 157.川南交差点以降も商店がある 158.辻見橋
 雄川橋からの短い勾配を下り切った所で鹿児島r563川南交差点を右折する。その後もしばらくは商店が点在する中を走り、辻見橋からは沿線の建物が少なくなる。辻橋の直後は一旦下った後に上り勾配に転じる。

159.大内山峠を越える 160.道の駅「根占」 161.大浜洞門
 大内山峠を越えると上り勾配が終わるが、峠の南側の勾配は非常に緩やかである。右カーブの後に大浜グリーンパークという簡易駐車場を通過する。展望台のような物があるが海沿いではないため眺望は望めない。やや急な左カーブ付近からは錦江湾を望む事ができる。大浜集落に入ってほぼ平坦な海沿い道路を走っていると道の駅「根占」を通過して緩やかな勾配が始まって大浜洞門をくぐる。

162.錦江湾を見ながら快走 163.塩屋集落 164.海岸沿いの高台を走る
 大浜洞門以降は海岸に近い高台を走っている。集落も存在しているが、平地の面積が狭いため規模は大きくない。右手に海を見ながら集落内を走っていると薩英戦争砲台跡を通過する。かつては砲台が設置してあった場所は公園になっており、R269(R448重複)沿線に長閑な風景が広がっている。

165.石走洞門 166.法面からの出水あり 167.大川洞門
 石走集落を過ぎると再び山が海に迫っている場所を走っており、石走洞門、大川第二洞門、大川洞門といった複数のロックシェッドをくぐる。石走洞門と大川第二洞門の間には法面から出水箇所があった。土嚢が詰まれ樹脂製の排水管も設置されている事から数日前から発生しているものではなさそうである。

168.大川橋 169.片之坂集落 170.右前方に開聞岳が見える
 大浜洞門を出た後に大川集落を通り抜けて大川橋を渡る。次の片之坂集落を過ぎると新浮津洞門をくぐるが、2つの洞門に同じ名称が付けられている。洞門の手前からは前方に開聞岳がよく見える。

171.浮津トンネル 172.第二浮津洞門 173.伊座敷トンネル
 浮津集落の近くを通ってから浮津トンネルをくぐる。海沿いの旧道に内陸の鹿児島r74に至る道路が接続しているせいか通行止になっていない。浮津トンネルを出てすぐに第二浮津洞門をくぐり、その先で旧道との交差点を通過して伊座敷トンネルに入る。トンネルの坑口の傍にあるのが浮津洞門である。旧道は断崖を走っており、浮津洞門だけでなく複数のロックシェッドが設けられている。なお、ウォっちずでは2023年7月の時点においても旧道を現役扱いしている。

174.旧道と合流る 175.南大隅町佐多伊座敷 176.鹿児島r68交差点を右折
 伊座敷トンネルを出てすぐに旧道との交差点を通過する。旧佐多町の中心部のため沿線の家屋は多い。上り勾配になった直後に左にカーブしているが、道なりに進むと鹿児島r68に進んでしまう。この左カーブがr68との交差点であり、R269(とR448)は右折しなければならない。カーブの傍に案内標識が設置されているが、サイズがやや小さく目立つとは言い難い。

177.鹿児島r68交差点の直後におにぎりあり 178.伊座敷港側端点 179.海を背にして端点を撮影
 鹿児島r68交差点からも以外にもしっかりとセンターラインのある2車線道路となっている。約100mでT字路に突き当たるが、そこが伊座敷港側の端点である。すぐ傍におにぎりが設置されており、その先に「佐多町伊座敷から0km」というキロポストのようなものもある。そのため端点である事が分かりやすい。

 伊座敷自体は港だが、あくまで漁港であってフェリーはもちろん旅客船も就航してない。薩摩半島の山川港との往来は錦江湾に沿って陸路をひたすら走るか、根占港〜山川港の航路を利用するという2つの選択肢がある。距離的・時間的に短いのは後者であるのは言うまでもない。伊座敷港のR269(R448)端点から根占港までは約19kmの距離で所要時間は30分弱である。


180.根占港 181.根占港を出港
 根占港〜山川港の航路は約14km、50分であり、平日は4往復で休日は5往復と便数はさほど多くない。フェリーの受付兼待合所の建物内には土産物は販売しておらず、150m程離れたなんたん市場という物産店まで行かなければならない。
 山川港に着いてもフェリーターミナルと国道の端点の位置は一致しておらず、約400m北東に進む必要がある。指宿市街や鹿児島市方面はフェリーターミナルを出て右折する方向のため、端点のある方へ左折する車両は少ない。


182.山川港側端点 183.水産関係の建物が多い 184.指宿南交番付近におにぎりあり
 山川港側端点にはおにぎりは立てられていないが、「指宿十二町まで5km」というキロポスト形状のものがあり、また舗装状況とセンターラインからも端点である事は比較的容易に推定できる。山川漁協まではコンクリート舗装となっており、周囲には水産関係の建物が多い。舗装が普通のアスファルトに変わってすぐにおにぎりが確認できるが、R448のおにぎりは付けられていない。

185.フェリー発着場 186.道の駅「山川港活お海道」 187.風穴洞門
 端点から約400mでフェリーの発着場を通過し、約200m先で道の駅「山川港活お海道」を通過する。旧山川町がかつおの漁獲量で知られた町なだけに、活おは“かつお”と読みたくなるが、“いお”と読む。“いお”は鹿児島の方言で魚を意味する。
 フェリー発着場からは海沿いを走っているが、U字形状の港湾内のため大海原と言える景色ではない。湾に沿って大きく右にカーブすると旧山川町の市街地から離れるため周囲の建物は少なくなる。風穴洞門付近が湾の最奥地点でもある。

188.造船会社の傍を通る 189.「落石注意」 190.成川交差点を右斜め前方へ進む
 風穴洞門を出てからも右カーブが続いており湾の西側を北に向かうようになる。成川集落に差し掛かると同時に市道との成川交差点に至り、右斜め前方に進む。案内標識は設置されているのだが、9割が葉に覆われており内容は全く分からない状態であった。仮に標識が見えていたとしてもおにぎりが表記されていないので要注意である。

191.成川交差点以降はやや狭苦しい 192.山川駅の前を通過 193.JR指宿枕崎線と錦江湾に挟まれながら北上
 成川交差点からはJR指宿枕崎線と並走しており、程なくして山川駅の前を通過する。JRの有人の駅としては最南端に位置しており、駅舎の傍に標柱が立てられている(無人駅を含めると2つ隣の西大山駅が最南端)。

194.大隅半島も遠望できる 195.JR指宿枕崎線の跨道橋の制限高は4.1m 196.JR指宿枕崎線
 大隅半島を遠望しつつ錦江湾沿いを走っていると上り勾配になり、左カーブを曲がって海岸線から離れてJR指宿枕崎線の跨道橋をくぐる。桁下制限高は4.1mであり、前後に鋼鉄製の制限高バーが設置されている。

197.国立病院指宿医療センターの前を通る 198.R226・R448・鹿児島r238国立病院前交差点
 JR指宿枕崎線の跨道橋からも上り勾配が続いている。視界が開けた後に上り勾配が終り、国立病院指宿医療センターの前を通り過ぎた先でR226・R448・鹿児島r238国立病院前交差点に至る。指宿市の中心部からはやや離れているが、この交差点がR226の終点である。前述のとおり、R448の終点でもある。