国道265号 |
part6 |
宮崎r144交差点〜R221本町交差点 |
小林市 |
290.工事箇所は2つある | 291.宮崎r144交差点以降は酷道区間 | 292.路肩には苔が生えている |
宮崎r144交差点に工事予告看板が設置されているが、田代八重大橋の東のものとは異なる別の工事である。そしてr144交差点からは道幅が狭くなって狭路酷道区間となる。猿谷の左岸の斜面を走っていると左にカーブして猿谷の源流付近を通過した後は猿谷から離れる。綾北川に向かう北向きの斜面を走っているため日当たりは悪く苔が生えている箇所もある。 |
293.断崖に咲く花 | 294.落石!? | 295.時折、視界が開ける |
蝉の谷の西側の山の斜面を走っているが、勾配はほとんどないものの道幅は1.0〜1.5車線と狭く断崖路となっている。落石防止ネットが所々に設置されているが、それでも落石は防ぎ切れておらず、当たったら絶命しそうな大きさの岩も路肩に転がっていた。時折、視界の開けた場所を走るが、所詮は谷間なので雄大な景色とは言い難い。 |
296.尾股峠区間に比べると走りやすい | 297.ヘアピンカーブもある | 298.左側の法面は植林中か |
カーブの多い狭路が続いているが、路面は比較的安定しており、尾股峠区間に比べると幾分か走りやすい道路状況である。道幅が狭いため対向車に出くわすと急激に難易度が高くなるだろうが、この区間も交通量は非常に少ない。 |
299.貼り合わせタイプのおにぎりが多い | 300.基礎部分ごと路肩に置かれたガードレール | 301.工事現場(の詰所)を通過 |
酷道区間においても所々におにぎりは設置されているが、1本の支柱に2枚のおにぎりを貼り合わせたタイプが多い。断崖の狭路を走っているとガードレールの基礎部分ごと路上に置かれたものが確認できる。本来のガードレールの支柱が路肩から崩れており、その対策を講じようとしたが支柱を地中に埋め込む余裕もなかったのだろう。 さらに進むと防災工事の現場を通過する。宮崎r144交差点の近くに置かれていた工事予告看板が指している工事である。工事内容と規制の内容は田代八重大橋の東のものとほぼ同じで平日の昼間に時間帯別通行止規制となる。また、8m以上の車両は通行止規制の時間外であっても通行できない。 |
302.カーブの多い狭路をひたすら走る | 303.輝嶺峠 | 304.峠を越えてからも狭い |
工事現場を過ぎると幾分か道幅が広くなるが、それでも離合が容易と言える幅ではない。ほとんど眺望のない状態を走っていると右にカーブして眺望の利かない輝嶺峠を越える。この峠も市町村界の峠ではなく、峠の前後共に小林市である。峠を越えると緩やかな下り勾配となる他の道路状況に変化はなくカーブの多い狭路を走る。 |
305.ガードレールの凹みは落石によるものだろう | 306.西側の視界が開ける | 307.これまでの区間に比べると落石防止対策はされている |
勾配は緩やかながらカーブの多い狭路をひたすら走っていると不意に視界が開ける。谷を挟んだ向こう側にはこれから通る道路があり、ガードレールが視認できる。谷を回り込むと東側の視界が開けた状態となる。 |
308.離合できない1.0車線幅区間もある | 309.落石に注意 | 310.集落の手前に閉鎖用ゲートあり |
来る可能性の低い対向車の存在に気を遣いながら狭路をひたすら走る。落石が転がっている事もあるが、椎葉村から走ってくればもう見慣れた光景である。重永林道が交差するカーブを左に曲がって西股谷を渡った直後に閉鎖用の簡易ゲートが設置されている。ゲートの市街地よりには転回用のスペースが設置されているが、大型車両の転回は不可能と思われる。 |
314.林道交差点以降も狭い | 315.センターラインが現れる | 316.袋谷川を快走 |
木場屋敷林道との交差点からも狭路が続いているが、袋谷川を渡って右岸に移って少し進むとセンターラインが現れて2車線道路になる。国見トンネルの南側から断続的に続いた酷道区間が終わる場所であり、国見トンネル南側坑口からの距離は約113km、R219との鶴瀬交差点からの距離は約38.5kmである。小林市の本町交差点から走行を開始した場合は酷道区間の入口となり、100km超の酷道が待ち受けている。 |
320.市道が交差している右カーブを通過 | 321.宮崎r26旧道との交差点 | 322.宮崎r26交差点 |
本庄川に架かる宮之瀬橋を渡ってからは上り勾配となり、市道が交差している右カーブからは勾配がきつくなる。宮崎r26の旧道との交差点を通過してさらに勾配を上るとr26との交差点を通過する。r26の旧道には麓隧道、バイパスには麓トンネルがあり、前者は3.2mの制限高が設定されている。 |
323.新軍谷トンネル | 324.急勾配を下る | 325.宮崎r401交差点 |
宮崎r26交差点からも上り勾配が続いているが、新軍谷トンネルからは下り勾配となる。新軍谷トンネルは全長1000m超だが意外に古く、1972年頃に開通している。それまでは軍谷隧道(1955年頃開通)を含む狭路が国道であった。軍谷隧道の上を通っている横谷林道があるが、これが旧旧道に当たるのだろうか。 新軍谷トンネルからは急勾配を下り、勾配が緩やかになった所で宮崎r401交差点を通過する。r401は路線名を奈佐木高岡と言い、高岡は宮崎市高岡(旧高岡町)を指しており、起終点間を結ぶルートとしてはr401の方が短く見えるが、カーブが多いためR265+R268とと大して変わらない。 |
326.谷ノ木川を渡る | 327.集落でない場所も快走路 | 328.猫坂集落 |
宮崎r401交差点からは上り勾配となり谷ノ木川の流域を走る。改良された2車線道路なのでアップダウンがありカーブが多くても概ね走りやすい道路状況と言える。道路状況に比して周辺の集落は少なく規模も小さい。 |
329.猫坂公園 | 330.五本松大橋 | 331.山ノ口原集落 |
猫坂集落を通過して緩やかな勾配を上っていると右にカーブしている地点で猫坂公園を通過する。公園と言っても遊具や展望台等のないただの駐車スペースである。その後も集落のない場所を2車線道路で快走する。山ノ口原集落からは断続的に集落が続いている。 |
332.市道(広域農道?)との交差点 | 333.三之宮峡へは右折 | 334.小林市東方 |
勾配が緩やかになり平野部(厳密には盆地か)に出た所で市道との交差点を通過する。この交差点には信号機が設置されているが、R219との村所交差点以来、実に58km振りに見る信号機である。その交差点からも下りが続いているが、勾配は緩やかで周辺には集落と田畑が広がっている。交通量は増えているが、これまでに比べればの話で一般的には少ないと言える数である。 |
335.こう見えても両側に集落がある | 336.前方に見えているのは真方地区体育館 | 337.宮崎r410大手橋交差点 |
アップダウンしている2車線道路を走っていると小林城のあった小高い山の北から西にかけて回り込み、カーブが終わる地点で宮崎r410大手橋交差点を通過する。ここをr410とは反対に左折すれば小林城跡に行く事ができる。 |
338.上ノ馬場交差点 | 339.愛宕神社前交差点 | 340.小林市の市街地を走る |
大手橋交差点からは周辺の家屋が増えて、交通量も増加して行く。市道との上ノ馬場交差点を左にカーブしながら通過するが、この市道は小林市の市街地の北を通って西に抜けるルートのため右折する車両も少なくない。上ノ馬場交差点からはさらに沿線の建物が増えて小林市の市街地に入った事が分かる。市街地にありがちな窮屈な道路状況ではなく狭いながらも歩道と広い路側帯のある比較的走りやすい道路状況となっている。 |
341.仲町交差点 | 342.R221・R268本町交差点 | |
R221とR268の旧道と思われる市道との仲町交差点を通過し、市街地をさらに少し走るとR221・R268本町交差点に至る。JR吉都線の小林駅に近いこの交差点がR265の起点である。案内標識に表記されていないR268はR221の両方向に重複している。 終点のR57・R212内牧温泉入口交差点からこの本町交差点までの間は、グーグルのルート検索では198km・5時間弱と出るが、実走した数字(GPSログ)では187km・6時間弱であった。グーグルで条件を指定しない場合は、九州道の益城熊本空港ICから宮崎道の小林ICを利用するルートとなり、3時間弱と出る。さらに驚くべき事に、だいぶ遠回りに思えるルートにも関わらず160km程度とR265を走るよりも短い。益城熊本空港IC〜小林ICの料金は3,130円(普通車・通常・2018年8月現在)であり、6時間が3時間になる事を考えると時間当たり1,000円となる。この金額を特と考えるか否かに関わらず、酷道を走るという目的がない限りは普通は高速道路を利用する事をお奨めする。なお、益城熊本空港IC〜小林ICの間を九州道〜大分道〜東九州道〜宮崎道という高速道路上の変態ルートを走れば470km・6時間と、時間的にはR265と同じになる(ただし、料金は1万円近くかかる)。 |