国道265号
part4

R388交差点〜R219鶴瀬交差点
椎葉村→西米良村

174.R446のおにぎりはない 175.R388・R446重複区間も狭い 176.比較的開けた谷筋を走る
 R388・R446交差点からは3国道の重複区間となるが、道路状況が良くなる訳でもなく狭路を走る。道幅は飯干峠区間に比べると幾分か広くなっており、乗用車同士であればさほど苦労せずに離合できるだろう。板谷川に沿って走っていると右カーブを曲がって橋を渡って左岸に移る。

177.村営住宅(?)の前を通過 178.勾配はほとんどないがカーブは多い 179.平集落
 板谷川に沿って東の方角に走っていると左にカーブして進行方角を北に転じて一ッ瀬川沿いを走る。この一ッ瀬川沿いになってからは道幅が狭くなり1.0〜1.5車線幅といった感じである。飯干峠区間に比べると急なカーブが少ないが「警笛鳴らせ」標識が設置されている。センターラインが復活して2車線道路となり、平集落を走り抜ける。集落内にガソリンスタンドがあるが、店舗検索に引っ掛かってこない事から既に廃業していると思われる。

180.R388・R446交差点を右折 181.「通行注意 落石 これより先」 182.一ッ瀬川沿いの狭路を走る
 一ッ瀬川に架かる橋を渡った北詰でR388・R446交差点を通過する。案内標識では直進となっているが、交差点の直後が右の急カーブとなっているため右方向へ進む感じである。R265・R388・R446の3国道重複区間の距離は約3.6kmである。R388(とR446)に椎葉と案内されているが、これは大河内桑木原林道を経由するルートと考えられる。
 R388・R446交差点の直後にも右の急カーブを曲がると元々小規模だった集落が早くも途切れ、離合できない1.0車線幅の狭路を走る。一ッ瀬川に沿っているが、高低差があるため川面は見えない。

183.警笛鳴らせ区間 184.2車線区間の距離は短い 185.丸野公民館等が並んで建っている
 1.0〜1.5車線幅と狭く小刻みなカーブが多く見通しが悪いせいか、警笛鳴らせの標識がいくつも立てられている。沿線に集落のない場所だが、公民館などが3棟建っている前を通過する。公民館はプレハブ小屋に公民館の看板を付けたような建物である。

186.小崩落は補修せず 187.野路の滝 188.ガードレールがかなり錆びている
 警笛鳴らせ区間を走っていると野路の滝の前を通過する。道路のすぐ傍の滝で国道を走っているだけで見る事ができる。じっくり見る事も可能だが、駐車できる場所が少ない。滝を過ぎてからも離合の難しい狭路が続いている。

189.おにぎりも苔むしている 190.大河内発電所を通過 191.大藪橋の南詰を右折
 ほぼ平坦ながらカーブの多い狭路を走っていると左にカーブしながら大河内発電所の近くを通過するが、送水管によるものなのでダムもダム湖も存在しない。発電所を過ぎてからもカーブの多い狭路を走り、大藪橋を渡った直後に渡川大藪林道との交差点を右方向へと進む。案内標識は設置されていないが、林道の入口にある案内標識を見れば右の道路がR265である事が分かる。

192.槙之口ダムの脇を通過 193.広くなっている場所もある 194.路面の流水箇所が増えてくる
 林道との交差点から程なくして槙之口ダムの脇を通過する。非常に小規模なものでダムと言うより堰の大きなものといった感じである。とは言え九州電力が管理しているので発電用なのだろう。ダム以降も一ッ瀬川の右岸の狭路を走る。川と反対側の法面から出水している箇所もあり、側溝のない場所は路面が水浸しになっていた。

195.境谷バス停 196.法面が崩落しかけているのだろうか 197.西米良村に入る
 集落も何もない場所で境谷バス停を通過する。バス路線ではあるもののバス停が利用されているかは不明である。舗装そのものの状態は良いがの落石や路肩の堆積物は若干多い。
 R388・R446交差点から約8.2km走ると西米良村に入るが、境を示す標識はどちらの村のものも設置されていない。村が変わっても道路状況は変わらず、一ッ瀬川に沿った狭路を走り続ける。

198.堺谷を渡る 199.右側の平地は集落跡だろうか 200.川との高低差が小さくなる
 西米良村に入ってすぐに一ッ瀬川に注ぐ堺谷に架かる橋を渡る。ここに限らず一ッ瀬川の支流の川(沢、谷)に架かっている橋は少なくない。堺谷から少し進むと右の川寄りに狭いながらも平地が確認できる。雑草に覆われたその地はもしかしたら集落の跡地なのかもしれない。椎葉村では川との高低差が大きかったが、西米良村に入る辺りからはそれも小さくなっており集落が存在していたとしても不思議ではない。

201.法面のせり出しが酷道らしい 202.槇の口山の口林道との交差点 203.改良されても2車線道路にはならないらしい
 酷道らしい断崖の狭路を走っていると槇の口山の口林道との交差点を通過する。林道で一ッ瀬川を渡った対岸には数軒の家屋から成る集落が存在している。左カーブを曲がると国道の沿線にも家屋があるが数軒程度と少ない。

204.西米良村も山岳酷道 205.槇之口発電所 206.槇之口発電所からは2車線道路
 小規模な集落を過ぎてからも山岳狭路酷道が続いている。対岸には前述の槇の口山の口林道があり、その沿線に小さな集落がある。槇之口発電所を過ぎるとセンターラインが現れて2車線道路になる。発電所付近は家屋が数軒建っている。

207.槇之口集落 208.対岸に見えるのは上米良集落 209.向上米良集落
 槇之口ダムからは勾配のほとんどない2車線道路を走る。山間部の川沿いという状況からカーブも少なくないし急カーブもあるがセンターラインがあると言うだけでかなり走りやすく感じる。一ッ瀬川の対岸にも村道が通っており、その沿線にも集落が存在している。

210.一ッ瀬川の左岸を快走 211.竹原トンネル 212.元米良集落
 一ッ瀬川沿いの2車線道路を快走していると竹原トンネルをくぐる。両側の坑口付近に川沿いの旧道が交差しており、ゲート等も設置されていなかったので通行可能と思われる。その後もいくつかの集落を通り抜けながら一ッ瀬川の左岸を走る。

213.西米良村村所 214.R219村所交差点を右折
 沿線に家屋がこれまでになく多くなった所で建て替え中の村役場の前を通過し、その直後にR219村所交差点に突き当たる。案内標識にはR219のおにぎりしか表記されていないが、右折して人吉方面に向かう。

215.村所橋 216.村所橋以降はやや狭い 217.集落が途切れた直後も狭い
 村所交差点の直後に村所橋で一ッ瀬川を渡り、西詰で村道村所二号線との交差点を通過した直後に右直角カーブを曲がる。村所橋上は車線幅が狭いながらも2車線だったが、右カーブ以降は1.8車線幅と若干狭い。家屋が途切れた直後も道幅は変わらない。

218.村道竹原線との交差点 219.村道縄瀬線との交差点 220.おにぎりはR219のみ
 村瀬発電所の対岸で川に沿って左の急カーブを曲がるとセンターライン付きの2車線道路となり、村道竹原線との交差点を通過する。この竹原線が村所交差点以北の区間で一ッ瀬川の対岸を走っていた道路である。一ッ瀬川の支流の板谷川に沿ってカーブしている2車線道路を走っていると縄瀬橋を渡った直後に村道縄瀬線との交差点を通過する。

221.合崎橋 222.やまびこトンネル 223.カーブは緩やかなものが多い
 村道合崎線との交差点の直後に合崎橋を渡り、左にカーブの先でやまびこトンネルに入る。トンネルを出て深瀬橋を渡ると村道合崎線と再び交差する。この村道は合崎橋、やまびこトンネル、深瀬橋の旧道と考えられる。

224.かりこぼトンネル 225.災害復旧工事 226.R219鶴瀬交差点を左折
 浜川橋を渡った直後に短いかりこぼトンネルをくぐり、直後に廻り淵橋を渡る。浜川橋の東詰と廻り淵橋の西詰で交差している道路が旧道と思われるが、村道には指定されてないようである。合崎線の沿線には集落があり、こちらにはない事に起因するかもしれない。旧道との合流直後に土砂崩れの復旧工事のため片側交互通行規制が敷かれていたが、規制区間にかりこぼトンネルが含まれていた。
 その後、板谷川に沿った緩やかな勾配とカーブの2車線道路を少し走り、鶴瀬橋の手前でR219鶴瀬橋交差点を左折して単独区間となる。案内標識にしれっと「小林」と表記されているが、60km近い残りの距離のうち大半が酷道という現実が待ち構えている。

国道265号 part5