国道238号
part5

北海道r1077交差点〜R40潮見4交差点
稚内市

235.「宗谷シーニックバイウェイ」 236.東浦集落を過ぎると標高が少し上がる 237.「この先4km区間 連続急カーブ 走行注意!」
 北海道r1077交差点を過ぎてからもオホーツク海沿いの2車線快走路を走る。国道に沿った細長い東浦集落を走り、東浦漁港付近で左にカーブして緩やかな勾配を上る。ここからは海岸線を離れて内陸を走っており、4kmに渡って急カーブが多い区間に突入する。

238.カーブは多いが酷道区間ではない 239.「稚内市街45km 宗谷岬14km」 240.動物注意の絵柄が通常とは異なる
 急カーブ区間に入ると確かにカーブは多いが2センターライン付きの2車線道路のため走りにくさはさほど感じない。右に大きくカーブして進行方角を北に戻すが、カーブの途中には通常とは異なるイラストが描かれた動物(鹿)注意の警戒標識が立っている。その先にも警戒標識が立っているが、こちらは通常の絵柄である。

241.時前川支流川沿いを走る 242.峰岡橋 243.鹿のイラストが描かれた警戒標識はひとつではない
 時前川支流川の右岸を走っているが、河川は見えないので川沿いを走っているという印象は薄い。急カーブ区間が終わると視界が開けてカーブも緩やかになる。関泊橋、次いで峰岡橋を渡ると上り勾配に転じて右カーブを曲がる。

244.下り6%勾配 245.オホーツク海を見ながら快走路を走る 246.「稚内市街40km 宗谷岬9km」
 右カーブを曲がりながら6%とやや急な勾配を下る。起伏のある宗谷丘陵を走っているため道路にもアップダウンがある。丘陵地帯は樹木が少ないため地形の起伏具合が良く見える。北東に目を向ければオホーツク海が広がっている。

247.登坂車線あり 248.宗谷丘陵展望パーキング 249.パーキングからは下り勾配
 反対側車線にある駐車帯を通り過ぎると上り勾配となり、中央分離帯と同時に登坂車線が現れる。左、右とカーブした後に登坂車線が終わるが、中央分離帯は残っており片側1車線道路になる。宗谷丘陵展望パーキングを過ぎると反対側車線に登坂車線が設置されている。オホーツク海を目の前に望みながら左カーブを曲がる。

250.ダイナミックは風景の中を走る 251.「下り6%勾配」 252.斜面には雪崩対策の柵が張られている
 オビラシェナイ川に架かる泊内橋を渡った直後に駐車帯の前を通り、以降は海岸線に沿った低い場所を走る。内陸側は急斜面の丘陵となっており雪崩対策の柵が何重にも設置されている。

253.海面との標高差が小さくなる 254.「稚内市街35km 宗谷岬4km」 255.知志矢橋
 オホーツク海の海岸に沿っているためカーブは多いが急なものは少なく平坦な事もあって走りにくさはあまり感じない。猿払村と稚内市を結ぶルートとして前述の北海道r1077を走った方が距離が短いせいもあって交通量は少ない。宗谷岬に向かう行楽客が多い時期でなければ基本的には交通量は少ないだろう。

256.オホーツク海沿いを快走 257.稚内市宗谷岬 258.日本最北端の郵便局
 オホーツク海に沿って左カーブを曲がっていると稚内市宗谷岬に入る。岬の名称であると同時に集落の名称でもある。日本最北端の小学校の大岬小学校付近からは沿線の建物が増える。日本最北端の郵便局の前と通って右カーブを曲がる。

259.日本最北端のガソリンスタンド 260.日本最北端の国道 261.「日本最北端の地」
 左カーブを曲がっていると日本最北端のガソリンスタンドの前を通り、その先で宗谷岬を通過する。流氷館という土産物店の隣に駐車場があり、その奥に「日本最北端の地」という石碑が設置されている。その石碑の真南の駐車場出入口辺りが、日本の国道の最北端地点である。

262.日本海(宗谷湾)沿いを走る 263.交通量は少ない 264.間宮林蔵渡樺出港の地の石碑あり
 宗谷岬を過ぎてからも海沿いを走っているが、宗谷岬と樺太を結ぶラインが日本海とオホーツク海の境のため、宗谷岬から東は日本海に沿っているという事になる。平坦だがカーブの多い2車線道路を走るが、平日という事もあって好天の割に交通量は少ない。間宮林蔵渡樺出港の地の石碑の前を左にカーブしながら通過して清浜集落に入る。

265.稚内市大字宗谷村清浜 266.清浜駐車場 267.北海道r889交差点
 家屋が点在する清浜集落を走っていると清浜駐車場を通過する。とるぱに指定されている駐車場だが、幅の狭いただの駐車帯である。駐車場からさらに走ると北海道r889交差点を通過する。r889は路線名を上猿払清浜と言って総延長は60kmを超えているが、2ヶ所の分断区間があるため供用されているのは半分程度である。未開通区間の建設計画は中止となったたため全線が開通する可能性は極めて低いだろう。

268.宗谷岬ウィンドファームの風車が見える 269.宗谷湾越しに稚内市街を遠望 270.増幌川
 宗谷集落からは内陸の丘陵地に複数の風車が確認できる。これは宗谷岬ウィンドファームという大規模な風力発電所の一部である。宗谷集落からも宗谷湾沿いの2車線道路が続いており、疎らながら家屋が断続的に建っている。増幌橋からは増幌川と海に挟まれた状態になるが、道路状況に影響はない。

271.右前方に見えるのは利尻山か? 272.北海道r1077交差点 273.「稚内駅15km 稚内空港7km」
 利尻富士と呼ばれる利尻山らしき山影を望みながら海岸線沿いを走っていると北海道r1077交差点を通過する。オホーツク海沿岸での交差点との距離はR238が約32kmでr1077が約21kmと後者の方が10kmほど短い。r1077交差点からも海に沿っているが、カーブはほとんどなく平坦なので非常に走りやすい道路状況である。

274.稚内空港の管制レーダーが確認できる 275.閉鎖用ゲートを通過 276.片側2車線道路になる
 稚内空港と稚内湾の間を走っており、滑走路は国道とほぼ平行な向きである。航空管制用のレーダーの近くを通ってすぐに閉鎖用ゲートを通過する。空港のターミナルビルは滑走路の反対側にあり、北海道r121とr1059がアクセスルートのためこのゲートが閉鎖されても市街地から空港を利用する事は可能である(もっとも悪天候でゲートが閉鎖されたのであれば航空機にも何らかの遅延等が発生している事は充分に考えられる)。閉鎖用ゲートを過ぎて少し走ると中央分離帯が現れて片側2車線道路になる。

277.北海道r121交差点 278.「稚内市街10km 声問市街1km」 279.稚内市声問
 稚内空港の滑走路の西端付近を走っていると北海道r121交差点を通過する。空港のターミナルへはこの交差点を左折する。r121交差点から少し走るとJR天北線跡が南東から接近してくる。交通量の少ない片側2車線道路を走り続けていると声問川を渡り、北海道r1133交差点を通過する。r1133は宗谷ふれあい公園線といってR238と公園を結ぶ600m程度の道道である。

280.中央分離帯の開口部が多い 281.「気温13℃ 風速10m」 282.R40・R232潮見4・潮見5交差点
 稚内市の市街地に近付くと市道との交差点が多く、それに伴って中央分離帯の開口部の数も多い。右折車線は設置されていないが、交通量を考えると必要ないのかもしれない。稚内市役所や稚内駅から南東に少し離れた場所でR40・R232潮見4・潮見5交差点に至る。この交差点がR238の終点である。網走市から稚内市まで300km以上とかなりの長大国道だが、道路状況が良く交通量も少ないため走行に要した時間は6時間程度である。なお、潮見4・潮見5交差点は国道の終点の最北端ではない。起点として、そして終点としての最北端は中央2交差点であり、R232の起点かつR40の終点となっている。その事からも分かるとおり、R40の両方向にR232が重複している。