国道231号
part1

R5北34西2交差点〜R451川下交差点
札幌市→石狩市

1.R5・R274北34西2交差点 2.片側2車線 3.創成川が西側に移動する
 札幌市の中心部の北部、北区と東区の境に当たり、札樽道の下に位置するR5・R274北34西2交差点がR231の起点であり、ここから概ね日本海沿いに留萌市に向かい、一部はオロロンラインという名で呼ばれている。札幌市の中心部の北部と書いたが、札幌駅やすすきのから3,4km程離れている。しかしすぐ西には地下鉄南北線の北34条駅があり周囲には集合住宅を始めとして建物が密集している。そんな交差点から北に伸びている道路がR231である。
 上下線の間に創成川を挟んだ片側3車線と非常に良く整備された道路であり、一桁、二桁国道にも劣らない状況である。早朝に走っているため交通量が少ないように見えるが、昼間であればひっきりなしに走っているという状況だろう。約1.5km走ると間を流れていた創成川が西に移るため上下線が接する。ちなみに創成川が区界となっているため、北向き車線は北区で南向き車線は東区である。

4.JR学園都市線をオーバーパス 5.旧道との東茨戸1-1交差点は道なりに左にカーブ 6.茨戸大橋
 上下線ともに東区に属するようになり片側3車線のまま北上を続けているとJR学園都市線を緩やかな勾配の新琴似二線橋で越える。跨線橋から北は北区になっており、上下線とも東区を走っている区間は短い。創成川の右岸の直線的な片側3車線道路を淡々と走る。都市部のため信号が多く信号待ちの停車は多くなってしまう。なまじ直線が長いだけにスムースに走れないように信号機の切り替わりのタイミングが設定されているのかもしれない。
 北34西2交差点から約6.8kmで旧道との東茨戸1-1交差点を道なりに左にカーブする。3車線のうち右側1車線がそのまま旧道への右折車線になる、という事もなく3車線全てがR231として進む事ができる。左カーブの直後にこれまで並走していた創成川を渡り、次いで蒼風橋を渡ると石狩市に入る。北海道r273花川東交差点を通過して茨戸大橋で茨戸川を渡る。

7.防雪柵が設けられている 8.R337生振ICを左へ進む 9.2車線のまま合流して左側車線が減少する
 茨戸川の右岸に移ってからも片側3車線という道路状況には変化はないが、周囲には住宅街ではなく牧草地が広がっている。やや低い防雪柵が設けられた道路を北上しているとR337との生振ICに差し掛かる。ここで3車線のうちの右側車線はR337への右折車線となるため、R231のトレースには左側の2車線を走っている必要がある。さらに付け加えるとR337との合流後に左側車線が減少するため、真ん中の車線を走っていれば車線変更なしでトレースできる。

10.引き続き片側3車線 11.花畔橋は右側車線が工事のため通行できなかった 12.R377花畔ICを側道に進む
 R337が(に)完全に合流してからも片側3車線状態が続いている。緩やかな右カーブを曲がって緩やかな勾配を上ると花畔大橋を渡るが、走行時は右側車線が工事のため通行できなかったが、本来であれば片側3車線のまま茨戸川を渡る事ができる。橋を渡り終えた直後に左側車線がそのまま側道となり分岐するが、その分岐する道路がR231である。真ん中車線と右側車線はR337として小樽方面に向かう。

13.R231へは信号なしで合流可能 14.札幌方面とは新港南2交差点で接続
 側道に入って下りながら180度ループすると手稲方面の北海道r44が右方向に分岐し、R231はそのままr44に合流するような形で平面道路になる。花畔大橋の下を通った先に新港南2交差点があるが、R231札幌方面とR337小樽方面との行き来はこの交差点を通過する必要がある。

15.工業団地を走る 16.北海道r225花畔交差点まで片側2車線 17.車線が減っても走りやすい
 花畔IC以降は片側2車線になるものの平坦かつ直線という状況は変わらない。工業団地を通り抜けているため平日の昼間であれば大型貨物車両の通行が多いものと思われる。工業団地の北の出入口である北海道r255新港東交差点を過ぎて約900m先のr255花畔交差点で車線が減少する。r255が左側に交差しているのだが、左側車線が左折専用になるという訳でもない。路面に矢印の表記はなく左右両方の車線が直進できるのだが、交差点の先はいきなり対面2車線になっているため合流車両に注意しなければならないという、ある意味難易度の高い交差点である。土地柄、観光客の乗るレンタカーが多い事を考えると慌てて合流するというケースも少なくないと思われる。
 車線が減って2車線になってからも快走路と言える状況は続いている。花畔交差点のすぐ先に通行止用のゲートが設けられているのだが、場所が場所だけにどのような災害を想定しているのだろうか気になるところである。

18.石狩河口大橋 19.北海道r81八幡町交差点 20.北海道らしい風景
 北海道r508矢臼場交差点を通過してすぐに石狩川の最下流に架かる石狩河口大橋を渡る。橋を渡って程なくして家屋がある程度集まって建っている中で北海道r81八幡町交差点を通過する。以降は畑や牧草地の間を走り抜ける北海道らしい快走路を淡々と走る。

21.はみ出し禁止区間も快走できる 22.アマチュア無線の鉄塔にしては数が多い 23.望来浜を一望
 アップダウンはあるものの非常に緩やかでエンジン付きの乗り物で走っている限りは全く気にならない。カーブも緩やかなものばかりである。花畔交差点から約12.6kmで長い下り勾配の先に望来浜の集落と海が視界に入ってくる。ここからは全てではないが概ね海沿いを走るであり、南北を結ぶ道路としてはかなり内陸まで入らないと代替路がない区間である。

24.望来浜集落を通り抜ける 25.「留萌99km 浜益41km」 26.嶺泊覆道
 望来浜集落を通り過ぎると右にカーブして蛇行する望来川の流域を内陸に向かって進み一旦海から離れる。その後戸田記念墓苑公園の北で左急カーブを曲がり、上り勾配を走っていると嶺泊覆道を通る。内部は急な左カーブのため追突に注意を促す標識が立てられているが、そこにはトンネルとなっているが、名称は覆道、つまりスノーシェッドである。

27.海面とは高低差がある 28.カーブが続く区間ははみ出し禁止 29.厚田橋の先に北海道r11厚田交差点
 覆道を抜け嶺泊集落で右にカーブして再び海沿いを走る。海面との高低差があり海を見下ろす形になり、内陸側は高台となっており平地部分は狭い。しかし道路状況としては2車線の非常に走りやすい状況である。追越しのためのはみ出し禁止区間にしても多少カーブが続いているだけで本州の国道に比べれば見通しは良く走りやすい。旧厚田村の中心部は住宅密集地を避ける形で少し内陸を走っており、厚田川に架かる厚田橋の北詰で北海道r11との厚田交差点を通過し、市街地の北部を東西に走り抜ける。

30.恋人の聖地、厚田公園 31.その他の注意が何を指すかは不明 32.海岸線沿いを走る
 旧厚田村の中心部を出る直前にきれいな夕日が見えるという厚田公園を通り過ぎる。恋人の聖地と書かれた看板もあり、おそらくはカップルが多いのであろう。厚田公園から北は海岸線に沿って走っている。これまでに比べて急なカーブが多いものの一般的に言えば走りやすいと言える範疇だろう。

33.滝の沢隧道 34.太島内トンネル 35.新赤岩トンネル
 海沿いを走っていると滝の沢隧道、太島内トンネル、新赤岩トンネルを相次いでくぐる。滝の沢隧道は1242m、太島内トンネルは2454mと意外に長大なトンネルで、新赤岩トンネルも963mとそれなりに長い。また新赤岩トンネルの海側には抗口が塞がれている旧トンネルが見える。

36.濃昼川沿いに一時内陸に進む 37.再び海沿いに戻る
 新赤岩トンネルを抜けると濃昼集落を迂回するように内陸に入り、濃昼川の谷筋をトラバースするようなルートを取っている。左に180度カーブして海の近くまで戻ってきて再び海岸線沿いを走る。余談になるが濃昼は“ごきびる”と読む。“びるはともかくごきは初見ではまず読めない。R337が分岐した交差点のある花畔はばんなぐろと読む。

38.濃昼トンネル 39.尻苗トンネル 40.木巻トンネル
 濃昼のトラバースルートから海沿いに戻ると濃昼トンネルをくぐり、尻苗トンネル、木巻トンネルとまたしても連続でトンネルをくぐる。この3つのトンネルは最初の3つと異なり300mに満たない短いトンネルばかりである。木巻トンネルを出てからは海から少し距離をおいて内陸を走るようになる。

41.留萌まで72km 42.新送毛トンネルが建設中 43.送毛トンネル
 送毛川の南側を走っていると潮見橋の前後で左に大きくカーブしているが、前方に工事中のトンネルが見える。2013年度の開通を目指して建設中の新送毛トンネルである。潮見橋からはカーブの多い上り勾配となり送毛トンネルをくぐる。新しいトンネルが建設中とは言え現在の送毛トンネルの全長は1901mと結構長大である。しかし、開通が1977年とやや古く、スノーシェッドから実際の抗口に切り替わる際に幅が狭くなっている。

44.送毛トンネル北側もカーブが多い 45.望海橋からは直線基調 46.石狩市浜益区毘沙別
 送毛トンネルを出ると緩やかにカーブしながら緩やかに下り、右に大きくカーブして毘沙別川の左岸を走った後に望海橋の前後で左に180度カーブして右岸を西進する。その後は緩やかな下り勾配の直線道路を走っていると毘沙別集落付近で右にカーブして海沿いとなり、少しだけ海岸線沿いを走る。

47.石狩市浜益区川下 48.R451川下交差点
 海岸線から離れると平坦な場所にある集落に入る。これまでの海沿い区間は北海道らしい平坦な場所の集落はなかった。新田川を渡り、浜益川の手前でR451川下交差点を通過する。地図を見るとこの交差点がR451の起点もしくは終点に思えるが、そのどちらでもない。R451の起点は留萌市の元川町2交差点であり、川下交差点までの間はR231との重複区間である。ただし、川下交差点〜元川町2交差点の区間にはR451のおにぎりは設置されておらず、一般的には知られてと思われる。

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