国道230号
part3

R37交差点〜R5交差点
洞爺湖町→豊浦町→長万部町→黒松内町→長万部町

112.R37交差点付近には中央分離帯あり 113.緩やかな上り勾配の2車線道路 114.クリヤ隧道
 R37交差点付近には中央分離帯が設置されているが、すぐに通常の対面2車線道路になる。緩やかなカーブを描きながら緩やかな勾配を上っているとクリヤ隧道をくぐる。西側の坑口にはクリヤ覆道が繋がっており、3.9mの制限高が設定されている。また、隧道と覆道の下にはJR室蘭本線が通っている。

115.チャス隧道 116.豊浦町に入る 117.北海道r97東雲町交差点
 クリヤ隧道から少し走るチャス隧道をくぐるが、このトンネルにも3.9mの制限高が設定されている。緩やかな左カーブを曲がっていると町境を通過して豊浦町に入り、右カーブの先で北海道r97東雲町交差点を通過する。案内標識が縦に長いが、以前はr97にいくつかの地名等が表記されていたが消されてしまったようである。

118.道の駅「とようら」 119.制限高のあるトンネルは複数存在する 120.北海道r702交差点
 道の駅「とようら」を通過して豊浦町の中心部を走る。中心部と言っても建物が密集している訳でもなく道路状況としても走りやすい。北海道r702(厳密にはR230とr702を結ぶ町道か?)との交差点を通過する。r702は停車場線であり、JR室蘭本線の豊浦駅の南側やその途中に豊浦町役場がある。

121.豊浦トンネル 122.R37・R230串刺しおにぎり 123.海に近い高台を走る
 緩やかな勾配を上っていると持辺橋を渡り、その先で豊浦トンネルをくぐる。このトンネルにも3.9mの制限高が設けられている。豊浦トンネルを出てからも上り勾配が続いており、程なくして内浦湾が望めるようになる。高低差があるため視認できないが、海寄りにはJR室蘭本線がある。

124.高岡第三隧道 125.高岡第二隧道 126.豊泉トンネル
 高岡第三隧道、高岡第二隧道、高岡第一隧道と3つの短いトンネルを連続で通過するが、その辺りで右にカーブして海岸線から離れる。さらに少し走ると豊泉トンネルをくぐるが、その下にはE5道央道の高岡トンネルが通っている。
127.反対側車線に登坂車線あり 128.豊泉集落 129.E5道央道の豊泉川橋
 豊泉トンネルを出ると左カーブを曲がって緩やかな勾配を下る。反対側の車線には約700mの登坂車線が設置されている。2車線道路に戻ってからも緩やかな下り勾配が続いており、豊泉集落を通り抜ける。現在は海の近くを通っているJR室蘭本線だが、1968年まではR37(R230重複)に近い内陸部を通っており豊泉駅が置かれていた。豊泉橋を渡った先でE5道央道の豊泉川橋の下を通る。

130.E5道央道の豊浦IC 131.北海道r32・r608交差点 132.「ここは高さ制限区間です」
 豊泉川橋をくぐって右にカーブした先で豊浦ICを通過する。二桁国道に重複しているとは言え交通量が少ないためか信号機は設置されていない。豊浦ICを過ぎてすぐに北海道r32・r608交差点を通過する。r32に行き先が表記されていないが、約6.2km程進んだ所から北の区間に未舗装の狭路区間が存在しており、ニセコ方面に行くのは苦労しそうである。

133.「函館132km 長万部27km」 134.大岸トンネル 135.大岸トンネルの西は急カーブが連続
 北海道r32・r608交差点からは緩やかな上り勾配がメインの2車線道路を走る。大岸トンネルからは下り勾配となるが、それまでの緩やかなカーブから一転して複数の急カーブが存在している。ヘアピンカーブではあるが、曲線半径は大きめでセンターライン付きの2車線道路なので走りにくさはあまり感じない。

136.北海道r344・r609交差点 137.二桁国道の割に交通量は少ない 138.峠川付近のカーブ部分には中央分離帯
 緩やかな下り勾配からほぼ平坦になり、大きく左にカーブしていると北海道r344・r609交差点を通過する。右折のr344もr32と同様に地名が表記されていないが、こちらは分断区間が存在している。r344・r609交差点の直後に礼文橋を渡って緩やかな上り勾配を走っていると中央分離帯が現れた片側1車線道路になる。中央分離帯があるのはカーブ部分だけなので追越しを物理的に禁止するためのものと思われる。

139.美乃覆道 140.岩谷覆道 141.意外に多くの串刺しおにぎりあり
 峠川の左岸の山の斜面を走っていると美乃覆道と岩谷覆道を相次いで通過する。沿線に建物はないが峠川の傍には豊浦町森林公園というキャンプ場がある。覆道を過ぎても緩やかな上り勾配が続いており交通量が少ないせいもあって非常に走りやすい。

142.峠下橋と礼文トンネル 143.礼文華トンネル 144.礼文華橋
 緩やかな勾配を上っていると峠下橋を渡った直後に礼文トンネルをくぐり、次いで礼文華トンネルをくぐる。礼文華トンネルの西側坑口の近くに町境があり、長万部町に入るが境標識は設置されていない。緩やかなカーブが連続している区間を走るが、区間内に礼文華橋と小幌橋がある。礼文華橋のほぼ真南の沿岸部に小幌駅があるが、国道から駅に至る道路が廃道となっており、秘境駅として知られている。

145.黒松内町に入る 146.見通しの良い快走路 147.北海道r266交差点
 名もなき峠の手前で町境を通過して黒松内町に入る。長万部町域を通っていた距離は約1.3kmと短い。峠部分を越えてからは緩やかな勾配を下って行く。緩やかな右カーブを曲がって海岸線から離れていくが、直線的な走りやすい道路状況という点に変化はない。大成橋駐車帯を過ぎた直後に北海道r266交差点を通過する。右折してr266を走れば黒松町の中心部に行く事ができる。

148.「長万部町 ここから240m」 149.静狩トンネル 150.長万部町に入る
 北海道r266交差点からは緩やかな上り勾配となる。礼文トンネルと礼文華トンネルに制限高は設定されていなかったが高さ制限区間は継続しているようで標識が設置されている。静狩トンネルの手前に長万部町に境標識が立っているが、これは町境の240m手前に設置されている予告標識のようなものである。静狩トンネルを出た先に境標識が設置されているが、実際の町境は静狩トンネル内にある。なお、豊浦町は胆振総合振興局に、黒松内町は後志総合振興局に、長万部町は渡島総合振興局に属している。

151.静狩集落などを望む 152.ヘアピンカーブに中央分離帯あり 153.大型車両の駐車枠しかない駐車帯
 長万部町の町境標識を過ぎると左側の景色が開けて内浦湾まで見渡す事ができる。右にカーブして海から離れた後に左のヘアピンカーブを曲がるが、ヘアピンカーブ部分には中央分離帯が設置されている。通常の対面2車線道路に戻ってからは緩やかな勾配を下り、左カーブが終わると直線道路になる。右側に駐車帯が設置されているが、駐車枠は大型車両用のみである。

154.静狩こ線橋 155.海岸線沿いを走る 156.左には内浦湾、右にはJR室蘭本線
 排水橋を渡ると緩やかな上り勾配の右カーブを曲がって静狩こ線橋を渡る。前方には内浦湾が見える。海岸線とJR室蘭本線の間を走っており、平坦な直線道路が長く続いており走りやすい。

157.新長万部橋 158.R5・R37長万部交差点を左折
 長万部町の中心部に近付くと長万部川に架かる新長万部橋を渡り、緩やかな左カーブの先でR5・R37長万部交差点に至る。R230は左折してR5との重複区間を函館・八雲方面に進む。案内標識にR230のおにぎりも表記されているので、この交差点が終点を勘違いしてしまう可能性は低いだろう。なお、R37は案内標識に表記されていないが、この交差点が起点のためである。

159.長万部大橋 160.北海道r1141交差点 161.旧道との交差点を通過
 長万部交差点を左折した直後に旭浜橋を渡り、右カーブの先で長万部大橋を渡る。どちらもオバルベツ川に架けられた橋である。長万部大橋を渡り終えた直後に長万部町役場の前を通り、海岸線沿いを走っていると北海道r1141交差点を通過する。r1141はE8道央道近くの長万部公園で途切れているように見えるが、長万部公園線という路線名でありその役割を果たしていると言える。緩やかなS字カーブに町道が交差しているが、長万部駅方面に進むと長万部交差点に戻る事から旧道と思われる。

162.R5・R230串刺しおにぎり 163.紋別橋 164.長万部除雪ステーション
 旧道との交差点以降は海岸線から数百メートル内陸を走っており、反対側にはJR函館本線が並走している。平坦かつ直線的で路側帯も広いため非常に走りやすい道路状況である。他の北海道内の国道の似たような区間と同様に橋上は路側帯が狭い。と言ってもセンターラインのある2車線道路なので走りにくいと感じるほどではない。中ノ沢駅付近を通り過ぎて少し走ると長万部除雪ステーションを通過する。ステーション内は一般車両用の駐車場が設けられており8:30〜17:00と時間が限定されるもののトイレも開放されている。

165.交通量は意外に少ない 166.片側1車線区間 167.R5交差点を右折
 二桁国道との重複区間の割に交通量が少なく流れの良い2車線道路を走っていると中央分離帯のある片側1車線道路となる。舗装が比較的新しく見える事から中央分離帯が設置されてからさほど時間が経過していないと思われる。
 2車線道路に戻ってしばらく走るとR5との交差点を右折して単独区間に戻る。R37との交差点からの距離は約52km、R5・R37との長万部交差点からの距離は約10kmである。一桁、二桁国道との重複区間が続いたが、案内標識にR230のおにぎりも表記されているためルートミスする可能性は低い。

国道230号 part4