国道228号
part1

R227中村家交差点〜北海道r607交差点
江差町→上ノ国町→松前町

1.R227中村家交差点 2.北海道r215交差点 3.海沿いを走る
 江差町の役場に隣接するR227中村家交差点がR228の終点だが、R227とR228が直線であり案内標識も設置されていないので非常に分かりにくい。中村家交差点から走り始めると江差町役場の前を通った後に北海道r215交差点を通過する。r215は江差停車場線という路線名だが、JR江差線は2014年5月12日に廃線となったため、江差駅も廃止となり、停車場のない停車場線と化している。r215の反対側の町道は江差港に行く事ができ、奥尻島へのフェリーが運航されている。
 r215交差点を過ぎてすぐに左の急カーブを曲がり、その後は海に非常に近い場所を走る。海の反対側には家屋が建ち並んでいるが、さらに内陸の高台にも多くの家屋があり、そこが江差町の市街地と言える。

4.高台にも建物あり 5.強風時は波飛沫がかかる 6.椴川橋
 海に沿って走っていると江差駅のあった場所の西を通り過ぎるが、駅のあった場所とは高低差があるため直接の往来はできない。相泊岬付近からは沿線の家屋が少なくなるが、海に近い場所を走っている点に変化はない。海面との高低差も小さいため、強風時には波飛沫が国道まで飛んでくる。内陸の少し高い位置に町道が通っており、その沿線には集落が存在している。また、JR江差線もその高台に敷設されてる区間がある。

7.上ノ国町に入る 8.上ノ国町字北村 9.北海道r5との交差点はラウンドアバウト化されている
 椴川橋を渡ってすぐに町境を通過して上ノ国町に入る。町境からしばらくは海岸線沿いを走っているが緩やかな左カーブを曲がって内陸に向かうと同時に集落に差し掛かる。上ノ国目名川に架かる北村橋を渡って少し走ると北海道r5との交差点となるが、元々な道なりに右へカーブする形状だったが、2016年から始まった工事によってラウンドアバウト化されていた。走行した日(2019年10月10日)は供用される前日であり、案内標識には白色の覆いが架けられており各入り口に誘導員が配置されていた。No.9の写真にカーソルを合わせると供用後の写真を見る事ができる(撮影は10月22日)。なお、r5に入った直後に交差している町道へ進めばJR江差線の上ノ国駅跡がある。JR江差線はこの後はr5沿いを内陸に向かって伸びていた。

10.「函館150km 松前55km」 11.天の川橋 12.上ノ国町字上ノ国
 北海道r5とのラウンドアバウトからは路側帯の広い2車線道路で上ノ国町の役場等の前を走る。右にカーブしながら天の川橋を渡り、緩やかな勾配を上った後に左カーブを曲がる。上ノ国漁港の出入口を通り過ぎると再び上り勾配となって上ノ国町の中心部を含む集落から離れる。

13.字毎に設置されている標識も北海道の国道の特徴のひとつ 14.道の駅「上ノ国もんじゅ」 15.「野生動物の飛び出しに注意願います」
 標高30〜40mとやや高い位置を走っていると左カーブの先で道の駅「上ノ国もんじゅ」を通過する。道の駅の敷地は国道より一段低い位置にある。アップダウンとカーブはあるものの走りやすい2車線道路が続く。

16.前方に海が見えた所で下り勾配となる 17.下り6%勾配 18.大安在浜
 前方に海が見えた後に左にカーブしてから6%の勾配を下る。下り勾配区間は急カーブもあるが、酷道と言える程ではない。標高が10m未満となってからは砂浜のすぐ傍を通っている。

19.風はそれほど強くないが波飛沫が飛んでいる 20.海岸沿いながらアップダウンが多い 21.新小安在橋
 強風でもないのに時折波飛沫がかかる国道を走っていると寅ノ沢を渡った後に緩やかな勾配を上り、そして下りに転ずる。工事のため片側交互通行規制が敷かれていた大安在橋を渡り、次いで上り勾配の新小安在橋を渡る。大安在橋の南に旧道と思われる海沿いの町道が交差している。その旧道に架かっている橋が小安在橋かと思いきや、旧道の橋も新小安在橋である。

22.木の子橋 23.冷水の沢橋 24.新学橋
 新安在橋以降も比較的長い橋が連続している。木の子橋、冷水の沢橋、新学橋、滝の沢橋、扇石橋である。このうち、新学橋は国道と旧道とを繋ぐ町道がその下を通っている。沿線に建物はないが、冷水の沢橋と新学橋の間にガソリンスタンドがある。

25.汐吹駐車場 26.「曲線半径80m」 27.小型の風車が建ち並んでいる
 旧道とを連絡する市道との交差点のすぐ先で汐吹駐車場を通過する。敷地内には公衆トイレだけでなく、展望所や東屋、遊具のある広場まである。展望台からは汐吹漁港越しの日本海の風景が見られる。
 旧道と合流してからは急カーブが多くなる。と言っても改良された2車線道路なので走りにくいと言える道路状況ではない。中央川を渡ってからはカーブは緩やかになる。沿線には小型の風車が建ち並んでおり、風が強い場所という事が分かる。

28.長内橋 29.上ノ国町字石崎 30.石崎橋
 左カーブを描きながら下り勾配を走っていると長内橋を渡り、海岸線沿いを走っていると石崎集落に入る。集落の中ほどで北海道r607との交差点を通過する。r607は石崎松前線という路線名だが、上ノ国町と松前町との境を含む約24kmが未開通である。供用されていながら通年通行止になっている区間も存在している。
 r607交差点付近からの緩やかな右カーブを曲がっていると石崎橋を渡って館野集落を通過する。

31.標高50m程度の場所を走る 32.矢立橋 33.大滝橋
 ラスタッペ岬の根元を通り過ぎると矢立橋、曲り橋、小滝橋、大滝橋を次々に渡る。標高は60〜90mの場所を通っており、海岸線に近い事もあって眺望は良好である。ただし、車を停められる場所はほとんどない。

34.トッペ沢橋 35.初神大橋 36.人込橋
 トッペ沢橋からはちょうど正面に渡島小島が見える。松前町に属しており離島を含めた北海道の最南端である。無人島ではあるが近くで操業する漁船のための避難施設がある。次の初神大橋を渡った先の内陸側の駐車帯が設置されている。その後は茂立石橋、滝ノ澗橋、人込橋を次々に渡っていく。それぞれの橋に旧道があるのだろうが、その痕跡はほとんど確認できない。

37.小砂子トンネル 38.小砂子大橋 39.ドアサ橋
 左にカーブしながら旧道との交差点を通過した先で小砂子トンネルに入る。旧道沿線には小砂子集落があるため現在でも通行可能であり、バス停も存在している。小砂子トンネルを出ると旧道と合流し、その後に小砂子大橋と小砂子橋を相次いで渡る。海寄りの駐車帯の直後にドアサ橋を渡って左カーブを曲がる。

40.松前町に入る 41.シーサイドルートが続く 42.時折渡島小島が見える
 願掛2号橋を渡り、次の願掛1号橋を渡ると松前町に入る。松前町に入ってからも道路状況や風景に変化はなく、標高100m弱から徐々に下って行くシーサイドルートが続いている。上ノ国町側とは異なって橋梁は少ない。

43.「原口市街→」 44.原口大橋 45.見晴橋
 原口集落を通り抜ける旧道との交差点を通過した後に原口大橋を見晴橋を渡る。原口大橋の下には家屋があるためその旨を警告する看板が立てられており、欄干にはフェンスが設置されている。見晴橋の下には家屋がないためフェンスは設置されていない。見晴大橋を渡り終えて少し走ると旧道と合流する。

46.奥末橋 47.松前町に入ってからも良景観道路が続く 48.二越集落
 景色が見られない掘割を走った後に奥末橋を渡るが、橋脚のいくつかは砂浜に建てられている。奥末橋を渡り終えて左カーブを曲がると海岸線から離れた少し内陸を走るが、その後徐々に海岸線に近付き、標高がやや高いせいもあって海が良く見えるようになる。渡島小島を見ながらシーサイドルートを走っていると二越橋を渡ってから旧道との交差点を通過する。二越集落はこれまで通過した集落に比べてその規模が大きく、現在の国道沿いにも家屋が建っている。

49.沿線には所々に風車が見られる 50.清部集落 51.「函館109km 福島36km」
 左にカーブしている鴨津橋を渡ると緩やかな勾配を上り、海沿いを走っていると清部大橋を渡る。清部集落も比較的大きな集落で旧道沿線だけでなく国道沿線にも家屋が建っている。清部集落の南で旧道との交差点を通過すると集落が途切れる。

52.茂草集落 53.赤神集落 54.札前集落
 緩やかなアップダウンと緩やかなカーブを繰り返す2車線道路を走っていると茂草大橋を渡る。この橋の下にも家屋が存在している。隣接する静浦集落には松前町に入って初めてのコンビニ(セイコーマート)がある。その後も赤神、札前といった集落を通り抜けるが、前者は国道が集落内を通っているものの後者は国道沿線の家屋は少ない。

55.アップダウンのある快走路 56.急勾配かつ急カーブ 57.小尽内橋
 アップダウンのある2車線道路を快走していると館浜集落に入るが、集落内で6%勾配の左急カーブを曲がる。平坦になって館浜集落を通り過ぎる。沿線の家屋が途切れた後に小尽内橋を渡って折戸浜駐車場の前を通った後に大尽内橋を渡る。この駐車場は広いだけでトイレも何も設置されていないが、とるぱに指定されている。また、小尽内川、大尽内川の上流側には橋脚や橋台が確認できるが、これは松前線のものである。ただし、廃線ではなく未成線である。

58.松前変電所を通過 59.松前町の中心部に差し掛かる 60.大磯橋
 海岸線沿いの2車線道路を走っていると松前変電所や松前消防署の前を通過して左カーブを曲がる。沿線にはいくつかの商業施設があり、松前町の中心部に近付いている事が分かる。緩やかな左カーブを曲がりながら緩やかな勾配を下って大磯橋を渡る。西詰付近の下には北海道r435が通っている。

61.北海道r380交差点 62.唐津内橋 63.道の駅「北前船松前」
 大磯橋を渡り終えた後に北海道r380交差点を通過する。このr380は松前停車場線だが、1988年にJR松前線の松前駅が廃されて以降は停車場のない停車場線となっている。唐津内橋を渡った先で道の駅「北前船松前」を通過する。海のすぐ傍の道の駅で、とるぱに指定されている。

64.松城橋 65.松前町月島 66.北海道r607交差点
 道の駅の直後に松城橋を渡る。大磯橋、唐津内橋、松城橋は全て河川ではなく海の上に架けられている。松前町役場の南東で北海道r435交差点を通過する。反対側車線の案内標識にはr380のヘキサが表記されている。
 両側に家屋が建っている中を走っていると朝日橋を渡った先で北海道r607交差点を通過する。上ノ国町でも交差したr607だが、前述の通り、町境が分断されておりR228のショートカット道路としては機能していない。

国道228号 part2