国道223号

R10国道223入口交差点〜R221東上町交差点
霧島市→
→都城市→高原町→小林市

1.R10・R504・鹿児島r58国道223入口交差点 2.旧隼人町域を北上 3.鹿児島r471見次交差点
 鹿児島県霧島市の中心部の南西に位置するR10R504・鹿児島r58との国道223入口交差点がR223の終点である。R223の反対の南にはE78東九州道の隼人東ICが接続している。案内標識に表記されていないR504はR10の都城方面とR223に重複している。
 国道223入口交差点から走り始めると概ね北の方角に向かってごく緩やかな上り勾配の2車線道路を進む。霧島市の中心部からも旧隼人町の中心部からも若干離れた場所ながら沿線には多くの商業施設が建っている。JR日豊本線とJR肥薩線の隼人駅の手前で鹿児島r471見次交差点を通過する。

4.JR日豊本線をオーバーパス 5.鹿児島r472木之房交差点 6.霧島市隼人町東郷
 見次交差点を過ぎてから程なくしてJR日豊本線の上を跨線橋で通過する。交差しないJR肥薩線はR223の西側を北に向かって伸びている。肥薩線と天降川の間を走っていると鹿児島r472木之房交差点を通過する。商業施設が目立つのはこの木之房交差点付近までで、以北は通常の家屋が多くなる。

7.東郷交差点は道なりに左へ進む 8.経年劣化で番号が見えなくなっているおにぎり 9.R504・鹿児島r2西光寺交差点
 市道との東郷交差点を道なりに左方向へと進むが、意外に多くの車両が市道へと右折していった。その後は緩やかな上り勾配の対面2車線道路を走っているとR504・鹿児島r2西光寺交差点を通過する。ここでR504がE3九州道や鹿児島空港方面に分岐する。

10.「えびの高原37km 霧島温泉郷24km 妙見温泉5km」 11.上り勾配が続く 12.妙見トンネル
 西光寺交差点からは勾配がややきつくなり、程なくして天降川の谷筋区間に入る。妙見1号橋を渡って妙見トンネルをくぐってから妙見2号橋で再び天降川を渡る。妙見1号橋の南詰と妙見2号橋の北詰に交差しているのが旧道だが、ウオッちずではまだ現役扱いされていた(2021年5月時点)。

13.温泉関連の施設が多い 14.並石集落 15.「↑霧島温泉郷20km」
 天降川の右岸を走っていると並石集落を通り抜けるが、谷筋とあって家屋の数は少ない。ゴールデンウイーク期間中かつえびの高原や霧島温泉といった観光地に至るルートとあって交通量が多い事を想像していたが意外に少なかった。

16.妙見温泉 17.鹿児島r470交差点 18.安楽温泉
 中津川が合流する辺りから妙見温泉に差し掛かる。天降川に架かる安楽橋の北詰で鹿児島r470交差点を通過する。安楽橋以降は蛇行する天降川に沿っておりカーブがきつくなるが、走りにくさを感じる程ではない。

19.集落外も2車線道路 20.温泉宿が点在 21.鹿児島r56交差点
 安楽温泉を通り抜けた後は集落が途切れた谷筋を走る。ラムネ橋という特徴的な名称の橋を渡った直後に鹿児島r56交差点を通過する。この“ラムネ”は炭酸を含む温泉水に由来している。

22.塩浸発電所の脇を通過 23.川原集落 24.宿窪田集落
 右の急カーブを曲がって塩浸橋を渡ってすぐに塩浸発電所の導水管の上に架かる河鹿橋を渡る。ここから先は天降川ではなく支流の石坂川の流域を走るが、河川の名称が変わっても道路状況に変化はなくカーブの多い上り勾配の2車線道路が続いている。川原橋で石坂川の左岸に移りさらに標高を上げていく。

25.旧道との牧園麓交差点を道なりに通過 26.鹿児島r50交差点 27.石坂集落
 比較的簿の大きな宿窪田集落に入ると旧道との牧園麓交差点をやや急な右カーブで通過して鹿児島r50交差点を通過する。大きく右にカーブして後に沿線の家屋が少なくなるが、道路状況に変化はなく走りやすい2車線道路が続いている。

28.「霧島温泉郷7km」 29.急なカーブが多い 30.標高は400m超
 石坂集落を過ぎてからは比較的カーブの少ない状態となるが、寺原集落で大きく左にカーブした後は急カーブが連続している。勾配も緩やかではないが、センターライン付きの2車線道路なので酷道と言える程ではない。

31.かごしまロマン街道との交差点 32.歩行者用の跨道橋の下をくぐる 33.霧島市牧園町高千穂
 右カーブを曲がった先のかごしまロマン街道との交差点付近から周辺の建物が増える。山間部にありながら温泉関連の建物も多く、観光地然としている。ゴールデンウイーク期間の割に交通量は少ないように思えた。

34.殿湯橋 35.温泉関連の施設が多い 36.鹿児島r1霧島温泉丸尾交差点を右折
 切間温泉郷を走っているといくつかの橋を渡った後に鹿児島r1霧島温泉丸尾交差点を右折して霧島神宮方面に進む。R223の起点のある宮崎県小林市がr1に案内されている事からも分かるが、R220よりもr1の方が距離が短く済む(走行時はr1の宮崎県側に硫黄山の噴火活動に伴う通行止規制が敷かれていたため通り抜けは不可能であった)。

37.丸尾滝橋 38.路側帯のない2車線道路 39.大瀬戸集落
 霧島温泉丸尾交差点を右折してすぐに丸尾滝橋を渡るが、南西側は開けており眺望の良い橋である。橋を渡り終えると樹木が生い茂っている中を通っているため眺望が利かなくなる。湯之谷温泉付近にヘアピンカーブがあり、他にも急なカーブが多いため制限速度は40km/hに設定されている。

40.韓国岳橋 41.獅子戸岳橋 42.新燃岳橋
 制限速度40km/h区間が終わった直後に韓国岳橋、次いで獅子戸岳橋を渡る。河川や谷の名称から名付けられる橋が多い中、山岳の名称が付けられているのは珍しいのではなかろうか。新燃岳橋を渡って左カーブを曲がると道の駅「霧島」の出入口を通過する。

43.中岳橋 44.霧島市霧島田口 45.鹿児島r60霧島神宮前交差点
 さらに中岳橋を渡るが、その先にも道の駅の出入口がある。道の駅を過ぎて少し走ると高千穂峰橋を渡る。この橋が韓国岳から続く山岳の名称が付けられた橋梁群は終了である。
 緩やかな勾配を下っていると左にカーブしている霧島大橋を渡った先で鹿児島r60霧島神宮前交差点を通過する。左折してr60と反対の北に向かうと霧島神宮があり、r60を南下するとJR日豊本線の霧島神宮駅があ(ただし駅と神宮は6km以上離れている)。

46.鹿児島r480交差点 47.登坂車線 48.宮崎県都城市に入る
 霧島神宮前交差点から約800mで鹿児島r480との交差点を通過する。r480は霧島公園線という路線名で、北上すると高千穂峰の西の高千穂河原ビジターセンターに行く事ができる。r480交差点を過ぎて少し走ると上り勾配となり、登坂車線が終わった直後の名もなき峠を越えて宮崎県都城市に入る。南に延びる市道(?)は約1.6km先まで県境となっている。

49.県境校は下り勾配 50.宮崎r31交差点を左折 51.道路状況に変化なし
 宮崎県に入ってからも緩やかな下り勾配の2車線道路が続いている。荒襲集落に入ってすぐに宮崎r31との交差点を左折する。側道に分岐した直後は一旦停止しなければならない点に注意を要する。r31交差点からも道路状況と風景に変化は見られない。

52.荒襲川に付近で改良工事中 53.舗装の悪い箇所もある 54.長い勾配を下り続ける
 荒襲川に架けられた橋の前後は急カーブとなっているため、線形を改良するために南側に新たな橋が建設中であった。その後は勾配は緩やかながらカーブが多くなる。センターライン付きの2車線道路であり酷道と呼べるほどではないが、カーブが多いため対向車には多少なりとも気を遣わなければならない。

55.ふるさと農免農道との交差点 56.宮崎r45交差点 57.ここを左折すると御池に行ける
 ふるさと農免農道との交差点を通過し、その後もカーブの多い2車線道路を下っていると宮崎r45交差点を通過する。ふるさと農免農道はr45に繋がっており、そのまま南下すると都城市の中心部に行く事ができる。r45交差点からは御池の南から東にかけて通っており、池の南東にある交差点から湖畔に下りる事ができる。御池は都城市と高原町の境でありながら池とその前後の境界が未定である。そのためどちらの自治体の境標識も設置されていない。高千穂峰付近にも都城市と高原町の境界未定地が存在している。

58.正面に見えるのは夷守岳か 59.宮崎r413交差点 60.宮崎r406狭野交差点
 御池の北東付近で視界が開け、正面に夷守岳らしき山容を拝む事ができる。御池から離れてやや急な勾配を下っていると宮崎r413交差点を通過する。やや急な右カーブを曲がってからは直線的な道路状況となり、周辺の家屋が増えた所で宮崎r406狭野交差点を通過する。r406の路線名は高千穂峰狭野線というが、県道に指定されているのは6km程で、登山道が指定されている訳でもなく高千穂峰までは行く事ができない。

61.下り勾配の快走路 62.新花堂橋以北は上り勾配 63.町道との交差点を右折
 狭野交差点からも下り勾配が続ているが、勾配は比較的緩やかでカーブも少ないため走りやすい道路状況である。新花堂橋で高崎川を渡ってからは上り勾配となり、左、右、左とカーブしてから町道との交差点に至り、右折して都城・高原IC方面に進む。直進の小林方面の町道はR223の旧道と思われる。

64.バイパス然とした道路状況 65.左折すると高原駅に至る 66.高原町西麓
 町道との交差点からも歩道付きの対面2車線道路が続いているが、路側帯がやや広く歩道には街路樹もある事からやはりバイパスと思われる。緩やかなアップダウンとカーブの快走路を走っていると高原駅の南の出入口に当たる交差点を通過し、その後アンダーパスでJR吉都線の下をくぐる。アンダーパスから平面道路に戻ると高原町役場の南を通過する。

67.R221・宮崎r29二本松交差点を左折 68.歩道のない2車線道路 69.宮崎r405仲町交差点を右折
 緩やかな勾配を上り切った所でR221・宮崎r29二本松交差点に至る。案内標識にR223のおにぎりは表記されていないが、左折してR221との重複区間をえびの・小林方面に進む。なお、ここから起点まで全てR221に重複しており、この二本松交差点がR223の実質的な起点と言える。
 二本松交差点からは歩道のない2車線道路となり、約400m走ると宮崎r405仲町交差点に突き当たり、右折して人吉・小林方面に進む。左折のr405をJR吉都線の麓踏切を通って道なりに進むとバイパスの西端の町道交差点に戻る。

70.城の下橋 71.「えびの高原34k 生駒高原18km」 72.おにぎりはR221のみ
 仲町交差点から約400mで城の下橋を渡るが、その下にあるのは河川ではなくE10宮崎道である。城の下橋からは高原町の中心部を離れるため沿線の家屋が少なくなり、緩やかな勾配を下って行く。

73.南向き車線に登坂車線あり 74.後谷橋 75.小林市に入る
 宮崎フリーウェイ工業団地の東を通っており、上りとなる南向き車線には登坂車線が設置されている。堂の辻川に架かる後谷橋を渡るが、路側帯がなく若干狭いため大型車の離合に注意する旨の警告がなされている。後谷橋の北で右カーブを曲がった後に小林市に入る。

76.沿線の建物が増える 77.競馬場跡の近くを通る 78.R221・R268東上町交差点
 小林市に入ってからしばらくは長閑な風景だが、進むにつれて沿線の家屋が増えていく。R268に通り抜けられる市道との亀尾原交差点を過ぎると商業施設が目立つようになる。ウォッちずには競馬場跡とあるが、廃止になったのは1935年(昭和10年)と85年以上も前の事である。その痕跡はほとんど残っていないがパチンコ店からヤマダ電機にかけての部分や小林保健所近くの弧状の道路はコーナーの名残と思われる。
 ごく緩やかな右カーブを曲がって小林警察署の前を通った直後にR221・R268東上交差点に至る。この交差点がR223の起点である。R268は宮崎方面だけでなく人吉方面にも伸びており、R221と重複している。なお、約1.1km西に九州最強の酷道として名高いR265の起点の本町交差点がある。