国道213号
part1

R10九州横断道路入口交差点〜大分r201黒津崎入口交差点
別府市→日出町→杵築市→国東市

1.R10・R500九州横断道路入口交差点 2.交通量の多い片側3車線道路 3.大分r642上人ヶ浜町交差点を右方向へ進む
 別府港に近いR10R500九州横断道路入口交差点がR213の起点である。まるでR500が九州横断道路であるかのような交差点名称だが、R500のうちで九州横断道路に含まれるのは大分r11との坊主地獄先交差点までの約4.2kmだけである。九州横断道路はその後、大分r11、大分r216、R210、大分r11、R57、R3、海路(フェリー便の就航なし)、R57、R34で大分〜長崎を結ぶ道路の集合体である。R213は九州横断道路入口交差点から北に向かうが、R10に重複しているため案内標識に表記される事もなければおにぎりが設置されている事もない。
 R10に重複しながら中津・宇佐方面に北上するが、二桁国道との重複区間とあって片側3車線もあるうえに交通量も非常に多い。約1.3kmで大分r642上人ヶ浜町交差点を通過し、道なりに右方向へカーブする。R213もしくはR10をトレースするのであれば3車線のうちの右側2車線を走っていなければならない。案内標識に色が付けられており、路面には同じ色のペイントがあるので分かりやすい。

4.亀川バイパス 5.新川橋 6.大分r645公設市場前交差点
 上人ヶ浜町交差点からは車線が減って片側2車線になるが、沿線に建物がなく直線的で見通しが良いため走りやすくなる。新川橋の前後でS字状にカーブし、亀川漁港の近くを北上していると大分r645公設市場前交差点を通過する。大分r642上人ヶ浜町交差点からr645公設市場前交差点までは亀川バイパスの旧道に当たる。

7.日出町に入る 8.大分r24小浦交差点 9.「北九州104km 中津55km 宇佐39km」
 緩やかな右カーブの先で市町境を通過して日出町に入る。“ひので”もしくは“ひで”と読みたくなるが正しい読みは“ひじ”である。正面に別府湾ホテルの見ながら海沿いを北上していると左にカーブしてホテルの横で大分r24小浦交差点を通過する。JR日豊本線とともに別府湾沿いを右にカーブし、豊後豊岡駅の南を通過して大分r521交差点を通過する。

10.JR日豊本線が並走している 11.日出跨線橋の前後にアップダウンあり 12.「大分空港 R213方面は 右車線へ→」
 JR日豊本線に沿って北東の方角に進むが、直線的で勾配のほとんどないので道路状況としては非常に走りやすい。幹線国道のため交通量が多く、信号機付きの交差点も多いので流れはあまり良くない。日豊本線を日出跨線橋で越えるが、その前後には緩やかなアップダウンがある。日出町の中心部の北を通っているが、町の中心部にありがちな狭路とは縁のない道路状況である。

13.R10堀交差点は右方向へ進む 14.「空港まで約25分(空港道路利用の場合)」 15.「空港道路は左側へ」
 日出町の中心部の北東の堀交差点でR10から分岐する。佐尾交差点の手前から車線が増えて3車線になるが、このうち右側の2車線がR213である。二桁国道のR10は左端の1車線のみである。
 堀交差点からも片側2車線道路が続いている。大分r520産業通り交差点以降は上り勾配となっている。大分空港に向かうルートであり、空港に関する案内がいくつか設置されている。また、空港道路は左端車線を走るようにとの標識も建っている。

16.R213バイパス支線との会下交差点を右折 17.変則的な三差路 18.会下交差点以降は対面2車線道路
 長い勾配を上っていると左側車線には緑、右側車線には赤のペイントが施された状態になる。案内標識とも色が合っており、緑色は大分空港道路で赤色はR213である。大分空港道も杵築ICまではR213のバイパスに指定されているが、案内標識におにぎりは表記されていない。
 変則的な三差路を右方向に進むと対面2車線道路になり、ようやく普通(?)の三桁国道らしい風景になる。堀交差点そして会下交差点でそれぞれ交通量が減少しているため、交通量も三桁国道らしくなる。上り勾配は続いているが、直線的なのでさほど走りにくさは感じない。

19.アップダウンを繰り返す 20.大神駅前交差点 21.黒崎ガード先交差点
 金井田川まで下った後に再び上り勾配になるなどアップダウンを繰り返すが勾配は緩やかで走りやすい。JR日豊本線に沿って左にカーブした後に大神駅前交差点を通過する。右折すれば100m強で大神駅があり、大神停車場線であってもおかしくないが、県道には指定されていない。
 日豊本線から少し離れた場所を走った後に黒崎ガード先交差点を通過した直後に線路の上を通過する。黒崎ガードの前後は日出町と杵築市の市境が国道上にあるが、市町境標識が設置されているのはガードのすぐ北である。

22.両方向の車線に追越車線がある 23.野田隧道 24.杵築市猪尾
 杵築市に入ってすぐに追越車線が現れるが、反対側の車線にも追越車線が付加されているため短いとは言え一時的に4車線道路になる。追越車線が終わり右にカーブしていると大分r351交差点を通過する。家屋と田畑が混在している間を走っているとr351中野田交差点を通過する。農業用水池の西で左急カーブを曲がり、程なくして野田隧道をくぐる。野田隧道を出た先は杵築市の中心部ではないが意外に多くの商業施設があった。

25.八坂川の右岸を走る 26.杵築大橋 27.大分r49塩田交差点
 河口に近い八坂川の右岸を走っていると大分r643猪尾交差点を通過して左に大きくカーブした後に杵築大橋を渡る。橋上から杵築城が見えるが、これは造られた当時のものではなくレプリカである(と言っても中に入れる、きちんとした建物のようである)。周囲に多くの商業施設がある状態で大分r49塩田交差点を通過する。杵築市の中心部の西端に位置しており、r49を走ると中心部に行く事ができる。

28.高山橋 29.大分r404(BP?)との交差点 30.大分r404大内橋交差点
 塩田交差点を過ぎると右にカーブしながら勾配を上った後に高山橋を渡り、右にカーブしながら勾配を下る。郊外型の商業施設の前で大分r404のバイパスとの交差点を通過するが、ウォッちずでは地方道を示す黄色に塗られてない。右にカーブしている大内橋を渡り終えた先にはr404大内橋交差点があり、こちらは黄色に塗られている。

31.杵築市守江 32.海のすぐ傍に建つファミリーマート 33.牡蠣料理の店が複数ある
 大内橋交差点からは海沿いを走っているが海面との高低差が小さいためかほとんど海が見えない。別府湾の一部をなす守江湾に沿っており海面が穏やかなせいもあるかもしれない。守江港の近くを通っており沿線には牡蠣をはじめとした海産物を扱う店がいくつかある。

34.内陸に入る 35.バイパスの前後にカーブあり 36.若干舗装状況が悪い
 大分r413との住吉浜バス停先交差点を通過するが、案内標識は設置されていないため県道が交差しているようには見えない。これはr413が杵築安岐国東自転車道線という自転車道である事に関係していると思わる。ただし、住吉浜バス停先交差点からしばらくは車両でも通行できる区間である。
 住吉浜バス停先交差点からは内陸部に入り、上り勾配の直線道路で住吉川流域を走る。右カーブ付近で住吉川から離れて、程なくして狭い歩道が追加された改良済み区間に入る。バイパスと現道の接続地点は両方ともS字カーブとなっているためか、センターライン上にラバーポールが設置されている。改良済み区間から緩やかな勾配を下っていると左カーブを通過する。このカーブにはr413が交差しているが、こちらも案内標識は設置されてない。また、こちら側も交差点からしばらくは車両の通行が可能である。

37.奈多八幡社の近くを通る 38.古町川 39.大分空港道路の電光掲示板
 大分r413との2ヶ所目の交差点からは海岸から少し内陸に入った所を走っている。自転車道も重複(歩道部分だけ?)しているが、廃線跡を転用した自転車道とは異なり、ただの狭い歩道にしか見えない。奈多集落を北上しているが、海に近い割に緩やかながらアップダウンがある。

40.大分空港道(大分r404)との塩屋ICを右折 41.塩屋ICからは片側2車線 42.大分r34安岐商店街入口交差点は右側車線を走る
 国東市に入ってすぐに大分空港道との塩屋ICを右折する。インターチェンジを名乗っているものの普通の平面交差点である。また、案内標識には表記されてないが、杵築IC〜塩屋ICは大分r404に指定されている県道である。なお、大分空港道の日出IC〜塩屋ICは無料で通行できる地域高規格道路であり、会下交差点以東のR213の交通量が少ないのは大分空港道が利用されているためと思われる。
 塩屋ICからは片側2車線道路になるが、約300m先の大分r34安岐商店街入口交差点で左側車線がr34になってしまうため右側車線を走っている必要がある。R213も通っている豊後高田市へは国東半島の内陸を横断しているr34を走った方がより短い距離で早く着ける。

43.海越しに大分空港の滑走路の南端部が見える 44.安岐大橋 45.楓江大橋
 安岐商店街入口交差点からは左にカーブして勾配を下って砂浜沿いを走る。海に近く標高の低い場所を走っているため越波時は通行止規制になってしまう区間である。安岐大橋で安岐川を、楓江大橋で安岐漁港と大分r649の上を通過する。2つの橋の間の陸地部分にはふるさと市場R213という小規模な道の駅のような施設がある。楓江大橋も越波時通行止規制区間に含まれている。

46.大分空港付近は片側2車線 47.「大分空港は右へ→」 48.大分r404・r545大分空港入口交差点
 楓江大橋を渡り終えて市道との交差点を過ぎると車線が増えて片側2車線道路になる。R10重複区間程ではないが交通量の多い状態を走り、左にカーブしている下原北交差点を過ぎると空港関連の施設が見えてくる。空港出口交差点を通過した後に大分r404・r545大分空港入口交差点に至るが、ここで右側車線が大分空港への右折車線になってしまう。なお、r545が空港側の道路であり、僅か150m程度の(空)港県道である。

49.大分空港入口交差点からは片側1車線 50.バイパスのため走りやすい 51.大分r55・r543みなと(武蔵港前)交差点
 大分空港入口交差点を過ぎると片側1車線道路となり勾配を上る。中央分離帯にはなぜか車間距離確認標識が立てられている。その標識の「60m」を過ぎると中央分離帯もなくなって普通の対面2車線道路になる。武蔵バイパスと呼ばれる区間であり、車線幅が広く走りやすい道路状況である。大分空港入口交差点から上った分を緩やかに下った後に大分r55・r543みなと(武蔵港前)交差点を通過する。r543は交差点の名称の由来となった武蔵港とR213を結ぶ港県道である。

52.旧国東町に入る 53.文殊仙寺の仁王像が両側に立っている 54.おにぎりと大聖寺五輪塔
 平坦で直線的な2車線道路を北上していると旧国東町に入り、直後には仁王像の間を通る。文殊仙寺の仁王像を模したもので、以降は複数の石造りの塔婆が見られる。これらはもちろん本物ではなく各寺の本物を複製したものである。ちなみに全国の石造りの仁王像の7割程が国東半島にあるらしい。

55.複数のリゾート系ホテルがある 56.道の駅「くにさき」 57.国東市国東町小原
 石造りの塔婆等のある区間を過ぎるとリゾートホテルがいくつか建っている区間に入る。その中に道の駅「くにさき」がある。建物も小さく駐車場も少ない道の駅に見えるが、樹木帯の北の建物と駐車場も道の駅の一部で、それらと同等の面積の第2駐車場が南に隣接している。大分r413の自転車道と重複(?)しているせいか、サイクリングターミナルも設置されている。

58.左の急カーブを曲がる 59.大分r201黒津崎入口交差点を右折
 やや急な左カーブを曲がった先で大分r201黒津崎入口交差点に突き当たり、右折して豊後高田・国見方面に進む。左折のr201を道なりに走っていると大分r34を経て安岐商店街入口交差点に至るルートであり、R213の旧道に当たる。なお、交差点の手前の急カーブからは大分r413が分岐して単独の自転車道として国東市中心部の海沿いを通っている。

国道213号 part2