国道210号
part3

R387粟野交差点〜R10大道入口交差点
九重町→由布市→大分市

108.新牧口橋 109.大分r409交差点 110.交通量は少ない
 R387粟野交差点を通過してすぐに玖珠川に架かる新牧口橋を渡り、東詰で右にカーブしてそのまま右岸を走る。左からJR久大本線が接近してきた所で大分r409交差点を通過する。R210からr409への右折は可能だが、r409からR210玖珠方面への右折はできない。r409交差点からは久大本線と玖珠川の間を少し走った後に緩やかな勾配の跨線橋を越え、玖珠川からの少し離れた位置を走るようになる。

111.大分r681九重町役場入口交差点 112.大分r40九重インター入口交差点 113.下右田橋と下右田跨線橋
 大分r681九重町役場入口交差点を通過するが、交差点の名称が示す通り、九重町役場の入口に当たる。玖珠川の支流の野上川に沿って少し走ると大分r40九重インター入口交差点を通過する。左折してr40を約1.3m走ると大分道の九重ICに至る。インターまでの道路がr40に指定されているが、r40はR210と九重ICを結ぶ県道ではなく、九重インター入口交差点から東はR210に重複している。
 九重インター入口交差点を過ぎてすぐに下右田橋と下右田跨線橋を通過する。前者では野上川を、後者では久大本線を越えているが、それぞれ独立した橋である。

114.大分r40野上交差点 115.左側にはJR久大本線が隣接並走している 116.JR久大本線
 九重インター入口交差点から約1.0km走ると野上交差点を通過する。この交差点でr40が瀬ノ本方面に分岐する。JR久大本線と野上川を挟む形で左岸を走っていると左にカーブして北東の方角に進み、中巣川と野上川を相次いで渡って野上川の右岸に移り、久大本線とともに川沿いを走る。
 野上川の左岸に移ってやや急な左カーブを曲がって久大本線の橋梁の下を通り、右急カーブを曲がった先で尾本トンネルをくぐる。短いトンネルで旧道の距離も短いが、道路沿いに家屋があるため閉鎖されてない。

117.集落が途切れる 118.大分r710野矢交差点 119.大分方面車線のみ右側部分はみ出し通行可
 尾本トンネルからはアップダウンしているが交通量が少ない快走できる道路状況である点に変化はない。JR久大本線とともに野上川の右岸に移っても快走路が続く。すぐ北に大分道も並走しているのだが、国道からは視認できない。
 谷に架かる2本の橋を通過した後に左にカーブするが、以降は野上川の支流の平家川沿いを走る。大分r710野矢交差点を通過するが、そのほぼ真北に大分道の水分PAがある。その後は水分峠に向かって上り勾配が続いているが、上りとなる大分方面車線のみ追越しのための右側部分はみ出し通行が可能である。

120.大分道 121.「車高検知装置」「この先高さ制限4m」 122.登坂車線あり
 左カーブを曲がっていると大分道の小平谷川橋の下を通過する。これまで並走し、インターチェンジも近接していた大分道だが、交差するのは初めてである。ただし、高低差があるせいか、場所の問題か、インターチェンジは設置されていない。
 大分道を過ぎてすぐに車高検知装置を通過する。制限高4mという数字は日田市にあった加々鶴隧道と同じである。やや急なカーブを連続して通過し、小平谷集落を通り過ぎた所で登坂車線が現れる。案内上は登坂車線となっているが、右側に車線が付加され、付加された車線がなくなる事から追越し車線と言った方がしっくりくる。

123.由布市に入る 124.大分r11交差点 125.緩やかな下り勾配
 登坂車線が終わった先で水分峠を越えて由布市に入る。水分峠自体は九重町と由布市の峠だが、すぐ北に玖珠町域がある。峠を越えてすぐに左にカーブしながら大分r11交差点を通過する。r11のこの区間はやまなみハイウェイと呼ばれており久住高原を経て阿蘇方面に行く事ができる。約250m程先にもr11交差点があるが、こちらは別府市街地まで行けるものの道幅は狭くカーブが非常に多い道路状況である。

126.水分隧道 127.日田向き車線に登坂車線あり 128.湯布院スポーツセンターを通過
 2ヶ所の大分r11交差点から程なくして水分隧道に入る。トンネルを出てから左カーブを曲がると反対側車線い登坂車線が現れる。この登坂車線も右側に付加されてそれがなくなる形である。いくつかのカーブを曲がりながら下って行くと湯布院スポーツセンターの前を通過する。

129.大分r216青年の家入口交差点を右折 130.道の駅「ゆふいん」 131.大分道・湯布院IC
 やや急な右カーブを曲がっていると大分r216青年の家入口交差点を右折し、左にカーブした先で道の駅「ゆふいん」を通過する。道の駅の南東で大分道の湯布院ICを通過するが、インターチェンジと反対側の道路はr216でもある。

132.大分道 133.長い下り勾配 134.「大分40km 挾間27km 庄内16km」
 湯布院ICを通過すると右にカーブして大分道の本線の下をくぐる。その後は反対側車線に登坂車線の現れ、、次の左カーブを曲がるとJR久大本線の徳野トンネルの上を通る。登坂車線のある区間は長い下り勾配となっており、急なカーブも多い。

135.大分r11前徳野交差点 136.JR久大本線 137.大分川の流域を走る
 勾配が緩やかになり大分川沿いになった所で大分r11前徳野交差点を右にカーブしながら通過する。約400m走ると左にカーブしながら交差点を通過するとr11が水分峠方面に分岐する。南由布橋を渡ってすぐにJR久大本線の橋梁の下を通過し、以降は大分川の左岸を走る。小刻みにカーブしているが急なものはなく勾配も緩やかなので概ね走りやすい道路状況である。

138.「佐伯53km  大分37km」 139.由布院駅行き普通列車が走る 140.大分r537交差点
 大分川の左岸を淡々と走る。JR久大本線が並走しているが、そちらは大分川を複数の橋梁で右岸と左岸を行き来している。大分r537との交差点を通過するが、走行した日は工事のため交差点を含む区間に片側交互通行規制が敷かれていた。

141.幸野小橋 142.旧庄内町に入る 143.山間部の快走国道
 JR久大本線の湯平駅の北で幸野小橋と幸野橋を連続して通過する。前者の下には花合野川発電所の水圧鉄管が、後者の下には旧道と思われる市道がある。その後はカーブの少ない2車線道路を下っていると旧庄内町に入る。さらに少し勾配を下った後にほぼ平坦な状態になる。

144.JR久大本線 145.由布市庄内町柿原 146.追越車線が撤去されている
 大分r719下武宮交差点の直後にJR久大本線の下を通過する。その後も下り勾配が続いているが、緩やかなので走りにくさは感じない。風景は長閑だが交通量が徐々に増えてくる。庄内バイパスを走っていると大分r621庄内庁舎前交差点を通過するが、交差点の南東に由布市役所がある。市役所の近くだが駅から遠く周辺に規模の大きい集落はなく、市の中心という雰囲気ではない。

147.大分r30大龍交差点 148.大分川に向かって下る 149.櫟木トンネル
 大分r30大龍交差点を過ぎると左にカーブして緩やかな勾配を下っていると小野屋大橋を渡って右の急カーブを曲がった先で大分r52小野屋入口交差点を通過する。この交差点から大分r719下武宮交差点までの区間が庄内バイパスの旧道と思われる。
 JR久大本線とともに大分川の左岸を走っていると櫟木阿南橋を渡り、すぐ先で櫟木トンネルをくぐる。トンネルのすぐ南には櫟木ダムがあるが、ウォッちずでは篠原ダムと表記されている。

150.JR久大本線の第二櫟木踏切が見える 151.池ノ上集落 152.大分r618同尻橋先交差点
 JR久大本線と並走しながら大分川に沿って大きく右にカーブする。小さな沢を渡ると旧挟間町に入り、程なくして鬼瀬駅の前を通過する。駅との距離は非常に近いが駅の方が高台にあるため駅舎は国道から視認しにくい。大分r626交差点を過ぎると左にカーブした後にJR久大本線を跨線橋でオーバーパスする。
 その後は交通量の多い2車線道路を走り、大分r618同尻橋先交差点や大分r51・r516郵便局崎交差点を通過する。旧挾間町の中心部だった場所を通っており、周辺には建物が多く現在の由布市役所付近よりも栄えている印象である。

153.大分r207医大バイパスとの挾間三差路交差点 154.JR久大本線をオーバーパス 155.大分r207鶴田入口交差点
 郵便局先交差点を過ぎると長い左折車線が現れた先で大分r207医大バイパスとの挾間三差路交差点を通過する。r207に大分市街と案内されており、左折する車両が多い。対してR210に案内されているのは大分スポーツ公園と大分道の大分光吉ICである。
 挟間三差路交差点を通過すると緩やかな右カーブを曲がり、JR久大本線を越える跨線橋を通過する。跨線橋からの勾配を下り切った所で大分r207現道との鶴田入口交差点を通過する。

156.天神橋 157.交通量が増えていく 158.富士見ヶ丘団地入口交差点の手前から車線が増える
 天神橋で大分川を渡った後に鬼崎川に架かる鬼崎橋を渡るが、後者の橋(川)が市境となっており大分市に入る。国道沿線の建物こそ決して多くはないが、道路から離れた場所に造成住宅地が複数あるため、この辺りまで来ると交通量は結構増えている。市道との富士見ヶ丘団地入口交差点の手前で車線が増えて4車線道路になる。

159.富士見ヶ丘団地入口交差点以降は片側2車線道路 160.R442現道との木の上交差点 161.沿線には商業施設が多い
 富士見ヶ丘団地入口交差点を過ぎると中央分離帯付きの片側2車線道路になり、緩やかな右カーブを曲がって緩やかな勾配を上って行く。下りに転じてから緩やかな左カーブを通過し、下り切った所でR442現道との木の上交差点を通過する。その後も片側2車線道路が続いており、周囲には商業施設が多く、交通量もかなり多くなっている。

162.R442バイパスとの国道442号入口交差点 163.交通量は非常に多い 164.ショッピングモールの前を通過
 木の上交差点から約400mで今度はR442のバイパスとの国道442号入口交差点を通過する。“入口交差点”となっているが、左右どちらもR442であり、この交差点がR442の起終点という訳ではない。片側2車線道路を走っているとトキハわさだタウンというショッピングモールの前を通過する。かなり広いショッピングモールで、左折車線が長めに造られている。反対側車線からの右折車線は距離こそ短いものの2本設置されている。

165.ななせ大橋 166.稙田中学校付近から上り勾配 167.大分道・大分光吉IC
 交通量の多い片側2車線道路を走っていると緩やかな勾配を上った後にななせ大橋を渡る。橋からの勾配を下った所で大分r41交差点を通過し、左にカーブしながら緩やかな勾配を上る。右カーブから下りに転じ、平坦になってから左カーブの先で大分道の大分光吉ICを通過する。

168.R10・R57宮崎交差点を左折 169.府内大橋 170.R10・R57府内大橋北交差点
 大分光吉ICの直後に右の急カーブを曲がった後にR10・R57宮崎交差点に至る。二桁国道との交差点のため終点と思ってしまうかもしれないが、R210はまだ続いており左折して別府・大分市街方面に進む。なお、R57はR10の大分市街と佐伯の両方面に重複している。
 宮崎交差点からも片側2車線道路が続いており、二桁国道との重複区間とあって交通量は非常に多い。短い勾配を上った後に府内大橋を渡る。下を流れている川は大分川で、R210においては最も下流に位置する橋である。橋を渡り切ると同時に右側に車線が増えるが、これはR10府内大橋北交差点の長い左折車線である。その府内大橋北交点でR10が大分市街方面に右折し、R210は直進して宇佐・別府方面に進む。このままR10と重複したまま終点に至るというパターンではなく、重複距離は僅か600m程度である。

171.R10から分岐して以降も片側2車線 172.R442交差点
 R10・R57との短い重複区間が終わった後も片側2車線道路が続いており、交通量も非常に多いままである。沿線には商業施設も多く、車の流れはあまり良くない。府内大橋北交差点から約1.2km走るとR442との交差点を通過する。R442の起点はR210の終点と同じ大道交差点であり、これ以降は全てR210に重複している。

173.中央線変移区間 174.JR久大本線をオーバーパス 175.大道トンネル
 R442交差点からすぐにJR久大本線を越える羽屋陸橋を通過するが、その南の羽屋陸橋南交差点からは上下合わせて5車線を曜日時間帯によって2車線と3車線に変化させる、中央線変移区間となる。月曜日から土曜日の午前7時から8時30分の間は大分市街に向かう北向きが3車線で南向きが2車線(以下、規制時間帯)となり、それ以外の曜日と時間帯は南向きが3車線で北向きが3車線である。
 跨線橋を過ぎると大分r601大道トンネル南交差点を通過して、緩やかな短い勾配を上った先で大道トンネルに入る。大道トンネルは新旧2つのトンネルを上下線別々で使っているが、中央線変移区間はまだ続いており東側の新大道トンネルは規制時間帯は対面通行となる。規制時間帯が所謂通勤時間帯のため近隣在住の頻繁に通行するドライバーが多いのだろうが、初めて通行すれば面喰うのではなかろうか。

176.大分r21椎迫入口交差点 177.椎迫入口交差点からは北向き3車線+南向き2車線
 大道トンネルを出て緩やかな勾配を下っていると反対側車線と合流し、緩やかな左カーブの先で大分r21椎迫入口交差点を通過する。この交差点で中央線変移区間が終わる。右折車線は2本設けられており、件の変移する車線はこの交差点の右折車線の延長と考えた方が良いのかもしれない。
 椎迫入口交差点からは北向き3車線+南向き2車線道路となるが、中央線は変移しない。大分市の中心部に近付いており沿線には建物が密集しており、当然ながら交通量も非常に多い。

178.JR日豊本線 179.R10・R57・R197・R217・R442大道入口交差点
 JR日豊本線の高架の下をくぐってすぐにR10・R57・R197・R217・R442大道入口交差点に至る。この交差点がR210の終点である。案内標識にはR210を含めて4本の国道しか表記されていないが、R57はR10の佐伯方面に、R217はR197の臼杵・佐賀関方面に、R442は前述のとおりR210に重複している。また、交差している国道のうち、R57、R217、R442は起点でR197、R210は終点であり、大分市内では最も多くの国道が交差し、かつ起終点となっている。