国道202号
part3

R35伊万里口交差点〜R206小迎交差点
有田町→
→佐世保市→西海市

111.R35・R202重複区間 112.長崎県佐世保市に入る 113.JR佐世保線と並走
 伊万里口交差点からはR35との重複区間となりJR佐世保線と並走しながら南に向かって走る。二桁国道との重複区間とあって交通量は増大するが渋滞する程ではない。名もなき峠を越えると長崎県佐世保市に入る。峠の前後にも家屋が建っており峠自体が緩やかなので県境の雰囲気は薄い。長崎県に入ってからも引き続き佐世保線と隣接した状態で並走しながら緩やかな勾配を下って行く。

114.R497/E35西九州道の佐世保三川内IC 115.長崎r53横手入口交差点 116.カーブ部分にはラバーポール
 県境から約1.1kmでR497/E35西九州道の佐世保三川内ICを通過する。前述のとおり、伊万里東府招ICから南の区間が供用されていないが、未供用の区間はR202沿いではなく松浦市や佐世保市街地を回り込むルートとなっており、全線供用後も伊万里市〜有田町〜佐世保市三川内地区はR202を利用した方が利便性が高いと思われる。
 西九州道のランプ橋の前平橋と本線の三川内橋の下をくぐった後に長崎r53横手入口交差点を通過する。直進のR202(R35重複)とr53の両方に平戸と案内されているが、前者は佐世保市街地経由で後者は佐世保市世知原地区経由である。横手入口交差点から程なくして佐世保線から離れて小森川の西側を南下する。

117.長崎r1三河内駅前交差点 118.アップダウンを繰り返す 119.陣の内町交差点を右折
 再びJR佐世保線と隣接した状態で並走していると三河内駅の西で長崎r1三河内駅前交差点を通過する。“駅前”となっているが国道側に出入口は設置されておらず東側に回り込む必要がある。r1の三川内高架橋の下に三河内駅入口交差点があるが、そこで交差している道路はr1の現道と思われる。ウオッちずでは県道扱いされているが、案内標識やソトバは設置されておらず県道の指定を外れている可能性も否定できない。
 三河内駅入口交差点を過ぎると徐々に右にカーブして進行方角を南から西に転ずる。緩やかなアップダウンと緩やかなカーブを繰り返す2車線道路を走っているとJR佐世保線を陣の内橋で越えた直後の市道との陣の内町交差点を右折する。直進の市道にR202長崎と表記されているが、そちらに進むとR202をショートカットできる。

120.陣の内町交差点からは4車線道路 121.R35との重複は続く 122.R35・R206田の浦町交差点を左折
 陣の内町交差点からは4車線道路となって緩やかな勾配を上る。早岐警察署前交差点付近からは下りとなるが勾配は緩やかである。勾配を下り切って平坦になった所でR35・R206田の浦町交差点を左折して長崎方面に進む。左折方向は鋭角のためか停止線の手前に左折する道路が設けられている。ここでR35から分岐するが、R206が重複するようになる。伊万里口交差点からの距離は約9.6kmである。なお、田の浦町交差点は長崎方面から有田方面への右折はできないため、R202のトレースは福岡市から長崎市に向かう方向でしかできない。

123.田の浦町交差点からは対面2車線道路 124.早岐瀬戸沿いを走る 125.長崎r222田子の浦交差点を右折
 田の浦町交差点からは対面2車線道路になる。針尾島との間の早岐瀬戸に沿って走っていると長崎r222田子の浦交差点に至り、右折して西海方面に進む。左折して市道を約300m走ると陣の内町交差点に戻ってしまう。

126.観潮橋 127.佐世保市有福町 128.長崎r222交差点
 田子の浦交差点を右折してすぐに観潮橋を渡って左カーブを曲がる。短い橋だが早岐瀬戸は大村湾が外海と繋がっている2ヶ所のうちのひとつであり、海上に架かっている橋と言える。観潮橋を渡ってすぐに早岐瀬戸に沿っているが右カーブを曲がると海岸線を離れて少し内陸を走る。早岐瀬戸に架かる瀬戸中央橋の西詰で長崎r222交差点を通過する。

129.早岐瀬戸の西側を走る 130.R205・R206江上交差点
 長崎r222交差点からは早岐瀬戸沿いを走り、右にカーブしてからは上り勾配となる。勾配の途中でR205・R206江上交差点を通過する。元々は平面交差点で渋滞が発生しやすい交差点だったが、2020年2月26日跨道橋が供用されて立体交差化されている。R206は案内標識に表記されていないが、引き続きR202に重複している。

131.江上交差点からは4車線道路 132.長崎r213交差点 133.R202西海パールラインとの交差点
 江上交差点の直進車線は1本だけであったが、交差点以降は車線が増えて4車線道路になる。左にカーブしながら緩やかな勾配を上った後に長崎r213交差点を通過する。左折して南下するとハウステンボスに行く事ができる。さらに少し走ると西海パールラインとの交差点を通過するが、ここで左側車線が左折専用車線になる。西海パールラインはR202のバイパスだが、一部区間が有料道路となっている。一つ先の江上ICまでは無料で通行でき、ハウステンボスとの往来に利用できる区間である。

134.西海パールラインとの交差点以降は2車線道路 135.長崎r141交差点 136.山を削って多車線化が行われている
 西海パールラインとの交差点からは緩やかな上り勾配の2車線道路を走り、長崎r141交差点を通過する。r141はハウステンボス線という路線名で、ハウステンボスの北に至る県道である。長崎r213やR202西海パールラインよりも西に位置しているため最も交通量が少ないと思われる。交差点付近は車線増設工事が行われており、その後程なくして4車線道路となる。

137.浦頭ふ頭クルーズターミナルに向かう市道との交差点 138.アップダウンとカーブが連続 139.針尾送信所の電波塔が見える
 緩やかな勾配を上り切った所で市道との交差点を通過するが、ここで右側車線が市道への右折専用車線になってしまう。この市道の行き先のひとつに浦頭ふ頭クルーズターミナルがあり、その名の通りクルーズ船の専用ふ頭である。元々は2020年4月に開業する予定だったが、社会情勢により遅れて8月になったもよう。
 対面2車線道路に戻ってからはアップダウンとカーブを繰り返すようになる。メインルートは西海パールラインのためか交通量は少ない。前方に3本の塔が見えるが、これは針尾送信所の電波塔で高さは136mで自立式電波塔では日本で最も古い(現在は電波塔としては機能していない)。

140.佐世保市針尾東町 141.高畑橋 142.西海パールラインとの針尾IC
 針尾送信所の真東で高畑橋を渡るが、その下にあるのは河川ではなくR202西海パールラインである。高畑橋を渡った先で西海パールラインとの針尾ICを通過する。この区間は有料道路のためランプ及び本線に料金所が設置されている。

143.針尾送信所へはここを右折 144.「長崎50km 西海22km」 145.島の雰囲気は感じられない
 針尾ICのすぐ先の市道との交差点は針尾送信所の出入口に当たる交差点である。観潮橋を渡って以降は針尾島という島の中を走っているが、複数の橋が架けられているため島を走っているという印象はほとんど感じない。

146.西海市に入る 147.西海橋 148.南詰にも境標識が立っている
 大村湾の2つの出入口の内のもうひとつの針尾瀬戸に架かる西海橋を渡ると西海市に入る。西側に新西海橋が架かっているが、これは西海パールラインの橋である。2つの橋の南詰には公園や展望所、物産店がある。

149.西海パールラインの小迎大橋をくぐる 150.R202/R206西海パールラインとの小迎IC
 西海市に入ってから程なくして大きく右にカーブして西海パールラインの小迎大橋の下をくぐる。緩やかな上り勾配の2車線道路を左にカーブした先に西海パールラインの小迎ICを通過する。このインターチェンジを境に北はR202で南はR206に替わる。

151.小迎ICへの右折車線は長い 152.R206小迎交差点を右折
 小迎IC以降も2車線道路だが、北向き車線の小迎ICの右折車線は200m以上とかなり長い。その右折車線と入れ替わるように南向き車線は2本の直進車線と1本の右折車線が現れる。R202は右折車線から右折して面高方面に進む。2本の直進車線の内の右側は交差点の奥の長崎r205への右折車線となり、R206は左側の直進車線から進む事になる。この交差点で田の浦町交差点から続いたR206の重複が終わる。WikipediaではR206の終点を西海橋付近としているが、ウオッちずでは田の浦町交差点までR206のおにぎりが表記されている。当サイトではウオッちずの記載を正としている。

国道202号 part4