国道196号

R56西堀端交差点〜R11交差点
松山市→今治市→西条市

1.R56西堀端交差点 2.愛媛r19西堀端交差点 3.札ノ辻交差点
 愛媛県の県庁所在地の松山市の中心部に位置するR56西堀端交差点がR196の起点であり、ここから概ね海沿いを通って西条市に向かう。約500m東に松山市役所前交差点がありR11R33、R56、R317R379R440R494と合計7本の国道が交差しているが、なぜかR196はそこには含まれていない。
 西堀端交差点の直後に愛媛r19との交差点を通過するが、R56・R196との交差点から50mも離れていないため交差点としては一体化している。交差点の中は伊予鉄等の城南線が、交差点以北は同じく伊予鉄道の本町線が路面電車として並走しており、交差点を直進する際には大手町線を横切る。伊予鉄道本町線を挟んだ片側2車線道路で松山城の西を走る。

4.伊予鉄道本町線と並走 5.愛媛r187消防署前交差点 6.伊予鉄道城北線の本町踏切
 札ノ辻交差点を過ぎると片側3車線道路になるが、本町3交差点で右端車線が右折専用車線になるので完全な片側3車線とは言い難い。愛媛r187消防署前交差点の手前でも右端車線が減少し、以北は片側2車線になる。片側2車線道路になってすぐに伊予鉄道城北線の本町踏切を通過する。城北線は路面電車ではなく通常の軌道敷であり、並走していた本町線は踏切の手前に終着駅があるため線路同士は交差していない(軌道敷と路面電車の交差地点はJR松山駅の東に存在している)。

7.左側車線が市道になる 8.南向き車線は2車線 9.対面2車線道路になる
 市道との山越交差点の手前で左側車線が市道に向かう車線になってしまう。北向き車線は1車線になってしまったが、市街地に向かう方向の南向き車線は2車線である。そんな3車線道路を北上していると大川に沿って左にカーブした後に対面2車線道路になる。3車線道路の延長は1.4km程と結構長い。

10.松山環状道路との鴨川1交差点を道なり右折する 11.愛媛r40大川橋交差点 12.愛媛r347交差点を右折
 西堀端交差点から約3.9kmで松山環状道路と呼ばれる市道との鴨川1交差点を道なりに右折する。左折して松山環状道路を南下するとR196のバイパスに至り、さらに市道を経由する事で市街地の南部でR56やR33・R379・R440との交差点に行く事もできる。
 鴨川1交差点からは片側2車線道路となり、沿線に商業施設が建ち並ぶ中を北上する。車線が増えて片側3車線道路になるが、右の2車線は愛媛r347交差点の右折車線である。直進のr347はR196松山北条バイパスの旧道に当たる。

13.「今治42km 北条12km」 14.片側2車線道路が続く 15.愛媛r204交差点
 愛媛r347交差点からは中央分離帯のある片側2車線道路となる。左にカーブしている緩やかな勾配を上った後に同じく緩やかな勾配を下る。バイパスというせいもあって沿線の建物は少ない。郷谷川橋の北詰で愛媛r204交差点を通過する。

16.大谷トンネル 17.栗井坂トンネル 18.水田の中を走り抜ける快走路
 愛媛r204のバイパスと思われる道路との交差点を過ぎると上り勾配となり、大谷トンネルと栗井坂トンネルを連続でくぐる。どちらのトンネルも上下線で別々となっており、それぞれ2車線ずつある。栗井坂トンネルを出て緩やかな勾配を下ってから平坦になる。

19.愛媛r20・r347交差点 20.交通量は多いが流れはスムース 21.愛媛r17北中学前交差点
 ほぼ平坦な片側2車線道路を走っていると愛媛r20・r347交差点を通過する。その後はカーブが多いものの緩やかなので走りにくさは一切感じない。JR予讃線の柳原駅の真東で愛媛r178府中交差点を通過するが、r178は停車場線ではないため駅と反対の東方向に延びている。引き続き片側2車線道路を走っていると緩やかなS字状のカーブを通過して愛媛r17北中学前交差点を通過する。

22.「今治30km」 23.右側車線が減少 24.左カーブに市道が交差
 旧北条市の中心部の東を走っていると立岩川に架かる新難波橋の直後に右側車線が減少し、中央分離帯がなくなった後に左急カーブを曲がる。カーブ部分には市道が交差しているが、旧道ではない。

25.「勾配5%」 26.愛媛r179下難波交差点を右折
 急カーブからは直線道路となる、5%の勾配のアンダーパスでJR予讃線の下をくぐる。アンダーパスから出た直後に愛媛r179下難波交差点に突き当り、右折して今治方面に進む。左折のr179は愛媛r347に接続しており、ともにR196の旧道である。

27.JR予讃線と並走 28.松山市下難波 29.道の駅「風早の郷風和里」
 JR予讃線に沿った平坦で直線的な2車線道路を走る。予讃線から離れる辺りから緩やかな上り勾配となり海岸線を走るようになる。長浜海水浴場の反対側の道の駅「風早の郷風和里」を通過する。2月と海水浴シーズンからは完全に離れているが、多くの行楽客で賑わっていた。

30.「越波注意」 31.左手に見えるのはこもが鼻 32.防潮壁があっても越波に注意
 道の駅を過ぎてすぐに右の急カーブを曲がって勾配を下ると越波に注意を要する区間に突入する。砂浜があり高低差も数メートルあるため普段は波が届かなさそうだが、強風時には届いてしまうのだろう。

33.松山市浅浪本谷 34.内陸側にJR予讃線が並走 35.今治市に入る
 海岸線から離れると家屋が密集する中を走り抜けるが、改良された2車線道路のため走りにくさは感じない。浅海駅の傍で愛媛r339交差点を通過し、集落の端で愛媛r339交差点を通過する。集落が途切れた所で市境を通過して今治市に入る。

36.砥鹿山隧道 37.今治市菊間町田之尻 38.JR予讃線は高い場所を通っている
 海岸線とJR予讃線に挟まれた状態を走っていると砥鹿山隧道をくぐる。トンネルを出てからは集落の海寄りを走る。JR予讃線との並走は続いているが、線路は少し高い位置に敷設されており、国道に比べて越波や高波の影響を受けにくい。

39.瀬戸内海を望む快走路 40.菊間大橋 41.愛媛r164交差点
 海岸線に沿った平坦な2車線道路を走る。若干急なカーブも存在するものの概ね走りやすい道路状況と言える。旧菊間町の中心部で愛媛r197交差点を通過する。沿線の建物は多いが道幅が狭くないので走りやすい。菊間大橋を渡った先で愛媛r164交差点を通過する。

42.JR予讃線と隣接並走 43.愛媛r167交差点 44.時折海岸線沿いを走る
 愛媛r164交差点の直後からJR予讃線と隣接した状態で並走する。線路から一時的に離れるもすぐに近接する。予讃線沿いを走っていると愛媛r167交差点を通過する。r167は停車場線でありその先に伊予亀岡駅がある。r167交差点からは線路とは離れており海に近い場所を走る。

45.「小松32km」 46.星の浦海浜公園の前を通る 47.愛媛r15のバイパスとの交差点
 海岸線とJR予讃線の間の平坦でカーブの少ない2車線道路を快走する。星の浦橋を渡った直後に愛媛r15との交差点を通過するが、1.0車線幅の狭路とあって案内標識もソトバも設置されていない。星の浦海浜公園の南東端でr15との交差点を通過するが、こちらははバイパスであり、波方方面に行くにはバイパスを走る方が便利である。

48.愛媛r15のバイパスと現道の間を走る 49.大西跨線橋 50.旧大西町の中心部付近を走る
 愛媛r15バイパスとの交差点からはバイパスと現道の間を走り右カーブの先で大西跨線橋を通過する。跨線橋の下にはJR予讃線だけでなくr15の現道もある。跨線橋からの勾配を下り切って平坦になると旧大西町の中心部を走るが沿線の建物はさほど多くない。愛媛r163山之内橋交差点を通過するが、山之内橋を挟んだ西側には自転車道がある。約1.4km南で車道に合流するが、ウォッちずには黄色に塗られておりこれもr163に指定されている可能性がある。
 r163との大西駐在所前交差点を通過するが、僅か50m先でr15に重複するためか案内標識やソトバが設置されていないためr163が分岐しているようには見えない。その後も2車線道路が続いており、交通量は多いが走りやすい。

51.片側2車線道路になる 52.愛媛r155神宮交差点 53.E76西瀬戸道の阿方高架橋をくぐる
 今治バイパス区間に入ると車線が増えて片側2車線道路になる。旧道と思われる市道との詫間交差点を右にカーブしながら通過し、緩やかな左カーブの先で愛媛r155神宮交差点を通過する。片側2車線道路をさらに走っているとE76西瀬戸道の阿方高架橋の下をくぐる。

54.E76西瀬戸道との今治IC 55.五十六番札所の泰山寺は右折 56.R317片山交差点
 阿方高架橋をくぐって少し走るとE76西瀬戸道との今治ICを通過する。今治ICより南の区間は2020年2月の時点では供用されていない。今治ICを過ぎると沿線の商業施設が多くなり、そんな状態でR317片山交差点を通過する。R317の起点は松山市役所前であり、海岸線にそっているR196よりも内陸の山間部を通っているR317の方が距離が短いように思えるが、その差は3〜4kmしか違わない。

57.交通量の多い片側2車線道路を走る 58.右側車線が減少 59.沿線の建物が途切れる
 交通量の多い片側2車線道路を走る。今治市の中心部そのものは通り抜けておらず沿線の建物はさほど多くない。JR予讃線との距離が近くなった所で緩やかな上り勾配になり右側車線が減少する。対面2車線道路になってからも上り勾配が続いている。

60.愛媛r162交差点 61.長沢跨線橋 62.愛媛r38長沢交差点
 上り勾配の後に緩やかな勾配を下って愛媛r162交差点を通過する。長沢高架橋と長沢跨線橋を相次いで通過するが、4車線で計画されているためか橋脚だけは既に建設されている。跨線橋の勾配を下り切った所で車線が増えてそのまま愛媛r38長沢交差点を通過する。このr38は今治バイパスの旧道に当たる。

63.E76今治小松道の今治湯ノ浦IC 64.道の駅「今治湯ノ浦温泉」 65.道の駅を過ぎると対面2車線道路
 長沢交差点を過ぎてすぐにE76今治小松道の今治湯ノ浦ICを通過する。今治ICと今治湯ノ浦ICの間が未供用だが、今治湯ノ浦IC側から工事が進行中である。ランプ橋の猿子橋の下をくぐった後に道の駅「今治湯ノ浦温泉」を通過する。幹線国道沿いの道の駅だが乗用車の駐車場の数は30台程度と少ない。道の駅を過ぎると右側車線が減少し、以降は対面2車線道路を走る。

66.西条市に入る 67.E76今治小松道と並走 68.平坦な直線道路を快走
 愛媛r159交差点を通り過ぎてすぐに市境を通過して西条市に入る。バイパスでもあるE76今治小松道と海に挟まれるようにしてカーブの少ない2車線道路を南下する。今治小松道は有料道路だが交通量は思いのほか少ない。

69.愛媛r48・r148三津屋南交差点 70.「車間距離注意!!」 71.平坦な直線道路を走る
 壬生川地区に入ると沿線の建物が多くなり、それに伴って交通量も増える。愛媛r48・r148三津屋南交差点を通過すると沿線の建物が徐々に少なくなる。愛媛r13交差点を過ぎると周辺には家屋よりも水田の方が多くなる。

72.愛媛r13バイパスとの新屋敷交差点 73.愛媛r13現道との交差点 74.愛媛r149中山川大橋交差点
 愛媛r13新屋敷交差点を過ぎると右カーブとなり、さらに別のr13との交差点を通過する。前者はバイパスで後者は現道である。r13現道との交差点を過ぎると上り勾配となり、上り切った所で愛媛r149中山川大橋交差点を通過する。

75.中山川大橋 76.JR予讃線 77.R11交差点
 中山川大橋を渡り終えると下り勾配となり大日橋を渡った後に平坦になる。平坦な直線道路を走っているとJR予讃線をアンダーパスし、その直後にR11交差点に至る。この交差点がR196の終点である。R11の終点は松山市役所前交差点であり、西条市との間を内陸を通っているため海岸部を回り込むR196よりも20km以上短い。