国道186号
part1

R2みどり橋東詰交差点〜R434交差点
大竹市→廿日市市

1.R2・R433みどり橋東詰交差点 2.みどり橋は跨線橋 3.みどり橋西詰交差点
 広島県の南西に位置する大竹市にあるR2R433みどり橋東詰交差点がR186の終点であり、ここから島根県の中央部の江津市に向かって走る。案内標識に表示されていないR433はR2の福山・広島方面に重複しており、R186の単独区間で始まる。交差点の直後で上り勾配となるが、その下にはJR山陽本線が走っており、その跨線橋がみどり橋である。跨線橋から下った所でみどり橋西詰交差点となるが、大竹駅方面に左折する道路が現道である。油見トンネルを含む御園バイパスが全通したせいか、案内標識のおにぎりが消されているが、ウォッちずでは国道として表示されたままである。おにぎりが残っていないようなので今回は直進してバイパスに進んでいる。

4.御園バイパスを走る 5.油見トンネル 6.広島r1(=R186現道)交差点と山陽道
 みどり橋西詰交差点を通過すると緩やかな上り勾配となり右カーブを曲がった先で油見トンネルに入る。全長1125mのトンネルを出ると山陽道の高架が横切っているが、その手前にR186の現道との交差点を通過するが、案内標識では広島r1と表記されている。みどり橋西詰交差点からの距離はバイパスの約1.5kmに対して現道は10.3kmもある。

7.防鹿トンネルが建設中 8.防鹿トンネル区間の現道は1.5車線幅 9.上水道施設までが狭い
 小瀬川に沿って走っていると左にカーブするが、建設中の防鹿トンネルの脇を通過する。トンネル坑口を過ぎるとセンターラインがなくなり1.5車線幅になってしまう。防鹿集落の川寄りの堤防上を走っていると大きく右にカーブして上水道施設の横を通過する。狭路区間はこの上水道までで、防鹿トンネルの供用が開始されればパスできる区間である。

10.小瀬川沿いを走る 11.広島/山口r117交差点 12.山陽新幹線
 小瀬川に沿って左にカーブした先で広島r117交差点を通過し、右にカーブした先で広島/山口r117交差点を通過する。小瀬川は県境の河川のため乙瀬橋を渡った対岸は山口県岩国市の乙瀬集落である。対岸を走る山口r135と小瀬川を挟むようにして谷筋を走る。r117交差点からすぐに山陽新幹線の高架の下をくぐる。大竹トンネルと岩国トンネルに挟まれた僅かな地上区間である。

13.安条トンネル 14.八丁大橋 15.飯谷トンネル
 小川津橋の北詰を通過すると現道との分岐を通過して安条トンネルをくぐる。沿線に集落があるためか現道も国道に指定されたままであるが、案内標識等は設置されておらず普通に走っていればバイパスを走ってしまう。八丁川の谷筋をトラバースするようなルートのため急なカーブもあるが2車線道路と勾配がさほどきつくないため走りにくいと言える道路状況ではない。弥栄ダムの近くまで来ると飯谷トンネルを通過する。

16.飯谷2号橋 17.後飯谷集落 18.広島/山口r116交差点
 飯谷トンネルを出てすぐに飯谷2号橋を渡って弥栄湖の北岸を走る。この弥栄湖も小瀬川であり県境だが対岸には集落はない。後飯谷集落で広島/山口r116との交差点を通過する。県境を跨いでいる弥栄大橋の対岸には集落が存在している。

19.弥栄1号トンネル 20.弥栄4号トンネル 21.小瀬川沿いを走る
 広島r116交差点から少し走ると弥栄1号トンネルに入る。長短合わせて5号トンネルまであるが、1号から3号トンネルの間にはロックシェッドで繋がっている。3号と4号、4号と5号の間の距離も長くないのだが、その2ヶ所にはロックシェッドは設置されてない。5号トンネル付近からは弥栄湖の幅も狭くなり川となっている。弥栄峡と呼ばれる峡谷を走っているが、カーブも勾配も比較的緩やかである。

22.下ヶ原集落 23.勾配は非常に緩やか 24.広島r289交差点
 家屋が点在する下ヶ原集落を通過するが、普通の家屋に交じって別荘のような建物も見られる。対岸にも山口県岩国市に属する集落が存在している。小瀬川を少し離れて玖島川に沿うように進んですぐに左のヘアピンカーブを曲がるが、そこに広島r289が交差している。r289交差点からはやや勾配がきつくなり集落のない山間部を走る。

25.上り勾配が続く 26.廿日市市に入る 27.小瀬川ダムを通過
 対岸の山口r135と小瀬川を並走するように走っていると小さな川を2つ連続で渡り、その先から急カーブが増える。左の急カーブで市境を越えて廿日市市に入る。その後2ヶ所のヘアピンカーブを通過してから小瀬川ダムの横を通り抜ける。ダムの天端は1.0車線と狭いが車両での通行が可能で対岸の市道に行く事ができる。そしてその対岸は山口県岩国市である。

28.急カーブが多い 29.小瀬川貯水池の湖面はほとんど見えない 30.新市井原橋
 小瀬川ダム以北は小瀬川貯水池の湖畔を走っているのだが、樹木に邪魔をされて湖面が見える場所は少ない。ヘアピンカーブを通過して標高を上げるものの勾配は緩やかで中には下りになる箇所もある。ダム湖から普通の川に変わる辺りで新市井原橋で小瀬川を渡る。県境だった小瀬川を渡るため山口県に入ると思いきや、県境は橋の手前(下流側)で西に逸れているため渡河後も広島県廿日市市域が続く。この新市井原橋の東に市井原橋が架かっており、それを含む道路が旧道なのだが、ウォッちずでは未だに国道として扱われている。

31.本郷集落 32.広島r2交差点を右折 33.市野川の左岸を走る
 やや急な右カーブの後に左カーブを曲がるがその辺りから本郷集落に入る。勾配を下り切った所で本郷橋で市野川を渡り、北詰で広島r2との交差点に突き当たる。T字路に突き当たる形だが一時停止の義務はない。とは言うものの形状からしても一時停止して左右を確認すべき交差点である。r2交差点からは市野川の左岸を走るが、すぐに小瀬川に合流してしまい、以降は小瀬川の右岸を走る。

34.広島r293交差点を左折 35.広島r293交差点以降はカーブが多い 36.警戒標識程急なカーブではない
 広島r2交差点から約400m弱走ると広島r293との交差点に至るが、ここは左折して引き続き加計・吉和方面に進む。交差点からは冷川沿いとなり勾配は緩やかながらカーブが多い。最初に冷川を渡る手前に右の直角カーブを示す警戒標識が立てられているが、実際のカーブはそんなに急ではなく警戒すると拍子抜けするかもしれない。

37.ローカル快走国道を走る 38.集落が途切れる 39.広島r30交差点
 冷川流域の集落の中を走り抜けているが、勾配もカーブも緩やかで交通量が少なく非常に走りやすい。冷川の源流付近で集落が途切れて若干勾配が急になるが、車であればあまり気にならない程度である。緩やかな勾配を下っていると前方に川が見えてくるが、一時的に離れていた小瀬川である。その小瀬川の右岸を走っていると広島r30との交差点を通過する。

40.栗須トンネル 41.小瀬川沿いを走る 42.北山トンネル
 栗須大橋を渡った直後に栗須トンネルをくぐる。川に沿って走っている道路が旧道だろうが、1.0車線の狭路区間が長い。ロックシェッドが繋がっているトンネルを出ると小瀬川に沿ってカーブしながら勾配を上っていく。カーブが緩やかになった所で北山トンネルを通過するが、こちらの旧道も1.0車線と狭いながらまだ通行できる模様。

43.登坂車線あり 44.勾配は7.7% 45.道の駅「スパ羅漢」
 羅漢渓谷と呼ばれている場所に差し掛かると短い登坂車線が設置されているが、勾配がきつくなるのはむしろ登坂車線が終わってからである。羅漢渓谷区間には沿線に喫茶店や食事処があり、道の駅「スパ羅漢」もある。駐車場は大型車を含めても40台弱と狭い道の駅だが、温泉施設があり、また渓谷の中にあるため紅葉のシーズンは相当混雑しそうである。

46.広島r119交差点 47.小瀬川沿いに沿って勾配を上る 48.飯山集落
 道の駅から程なくして左カーブに広島r119が交差している。小瀬川に沿ったカーブの多い上り勾配が続いている。山間部だが100番代の国道とあって2車線と整備されており、交通量が少ない事もあって決して走りにくい道路状況ではない。少し開けた所で飯山集落を通り抜ける。センターラインが消えかけているが2車線道路である。

49.カーブは多いが快走できる 50.R434交差点
 飯山集落からもカーブの多い上り勾配の2車線道路を走り、右にカーブしながらR434との交差点を通過する。信号機がない交差点で案内標識がなければ国道が交差しているように見えない。この交差点からはR434が重複しているのだが、その事を示す標識等は存在しない。

国道186号 part2