国道183号
part4

R314交差点〜R180荒神原橋交差点
庄原市→
→日南町→日野町

156.小鳥原トンネル 157.集落内にも残雪あり 158.右の建物は八鉾自治振興センター
 R314交差点を通過した直後に小鳥原トンネルをくぐる。トンネルを出てからは小鳥原川の右岸を走っており、勾配はほとんどないものの急なカーブが多い。断続的に集落が続いているが、交通量は非常に少ない。地明集落では八鉾自治振興センターの前を通過するが、その建物の構造等から廃校になった小学校もしくは中学校と思われる。

159.JR芸備線の第2小鳥原川橋梁 160.左側にあるのは小鳥原八幡神社 161.JR芸備線の第1小鳥原橋梁
 小鳥原川に沿って大きく右にカーブした先でJR芸備線の第2小鳥原川橋梁の下を通過する。山の中腹を走っている芸備線はR183に対してかなりの高所を走っている。仲仙道集落の北でくぐる第1小鳥原橋梁との高低差も大きい。第1小鳥原橋梁付近からはR183は北東へ、芸備線は南東へ進むため、広島市北部から続いていた並走が終わる。

162.チェーン着脱場が点在している 163.広島r444交差点 164.上り6.1%勾配
 小鳥原川に沿って右急カーブを曲がった後に保賀谷集落内で小鳥原川を2回渡る。橋の間にはチェーン着脱場が設けられているが、幹線国道とあってここに限らず適宜設置されている。広島r444交差点を過ぎて少し進むと集落が途切れて谷筋の山間部を走る。日当たりの悪い場所が多いようで斜面にはこれまで以上に残雪が目立つ。

165.複数のヘアピンカーブがある 166.広島r446交差点 167.広島r250交差点
 小鳥原川の源流らしき場所を通過してからは勾配・カーブともにきつくなる。ヘアピンカーブもあるが車線幅の広い2車線なので走りにくいと言える程ではない。勾配とカーブがどちらも落ち着いた所で広島r446交差点を左にカーブしながら通過する。r446は4km程度の短い県道だがほぼ全線に渡って1.0車線狭路となっており、それためか案内標識どころかソトバも設置されていない。r446交差点からは三坂集落を走り抜ける。県境に近い集落だが意外に開けた場所にあり家屋の数も多い。その三坂集落で広島r250交差点を通過する。集落には道後川等が流れているが、この川は高梁川水系であり瀬戸内海に注ぐ。

168.「米子62km 根雨42km 日南25km」 169.緩やかな上り勾配が続く 170.鍵掛峠
 広島r250交差点からは緩やかな勾配の直線道路を走る。道路の左側は道後山高原クロスカントリーパークがあり、その敷地の北端部分を過ぎてから程なくして県境の鍵掛峠を越えて鳥取県日南町に入る。広島県と鳥取県とが接している距離は長くないが、その中で唯一の車両が通行できる道がR183である。

171.「鳥取163km 米子59km 生山22km」 172.異常気象時通行規制区間に入る 173.かっかけ展望駐車場
 鍵掛峠を越えて鳥取県日南町に入ると勾配が下りに転ずる。勾配はさほど急ではないが、県境から程なくして異常気象時通行規制区間の起点を通過する。起点から3.2kmという距離は概ね鳥取県側最初の集落までの区間に当たる。
 異常気象時通行規制に入ってからは急カーブが増えるとともに勾配も急になる。左カーブを曲がった先にかっかけ展望駐車場というものがあるが、駐車場は南側で展望台は道路を渡った北側にある。

174.ヘアピンカーブ部分はコンクリート舗装 175.下り10%勾配 176.勾配に加えてカーブも多い
 峠を越えて北麗を走っているせいか、路肩や山の斜面に残っている雪の量が広島県側に比べて多い。右ヘアピンカーブからは10%とかなりの急勾配を下るが、センターライン付きの2車線道路なので特別走りにくい道路状況ではない。上り勾配となる南向きの走行だと登坂車線がなく距離が長いため前走車次第で忍耐力を試される走行を強いられるかもしれない。

177.急カーブが連続 178.新屋集落 179.新屋集落以北は快走路
 10%急勾配を下っているとカーブが連続する区間に入る。津久谷川に沿った2車線道路を下っていると景色が開けると同時に最初の集落である新屋集落を通る。新屋集落からは日野川流域を走るが、勾配は緩やかでカーブもほとんどない快走路となる。

180.第二多里橋 181.鳥取r11交差点 182.鳥取r15交差点
 2車線快走路を走っていると第二多里橋を渡るが、橋上だけ中央分離帯が設置されている。おそらく元々の橋に隣り合う形で新橋を架けたものと思われる。第二多里橋を渡り終えると左にカーブして日野川の右岸を走って多里集落を通り抜ける。対岸の町道沿いに多くの家屋が建っている事からそちらが旧道と考えられる。鳥取r11交差点を通過し、第一多里を渡った先で鳥取r15交差点を通過する。どちらの交差点にも信号機は設置されていないが、案内標識は設置されている。

183.鳥取r106交差点 184.日野川沿いを快走 185.異常気象時通行規制に入る
 蛇行する日野川の北を直線基調で走っており、交通量が少ない事も相まって非常に走りやすい。鳥取r106交差点を過ぎると日野川の谷筋となり、勾配は緩やかなままな一方でカーブが多くなる。沿線には小規模な集落が点在しておりそれらを繋ぐようにして走っていると、河上集落を過ぎて異常気象時通行規制の起点を通過する。

186.バイパス工事に伴う片側交互通行規制 187.宮内集落 188.幅員減少
 集落が途切れた日野川の谷筋を走っていると工事による片側交互通行規制箇所を通る。法面のコンクリートが新しく見えた事から崩落復旧工事かと思ったが、バイパス工事に伴う規制である。バイパス建設区間には宮内集落を含んでいるが、道幅が狭い訳でも急カーブが多い訳でもなく快走路と言える道路状況である。宮内集落の端で幅員減少の警戒標識が立てられているが、あくまで幅員が減少するだけで車線は2車線のままである。

189.日南町矢戸 190.鳥取r9矢戸交差点 191.日野川右岸を快走
 日野川に沿って大きく左にカーブした後に矢戸集落を通過する。集落の中心部と思われる場所で鳥取r9矢戸交差点を右にカーブしながら通過する。以降は日野川の右岸を西の方角に走る。カーブの少ない道路で見通しが良く走りやすい。

192.鳥取r8丸山下交差点を右折 193.「かすみIC300m 米子41km 鳥取143km」 194.かすみIC
 日南町の中心部の西で鳥取r8丸山下交差点を右折する。案内標識に「自動車専用道路」となっている事からも分かるとおり、江府三次道路の一部をなす地域高規格道路であり、生山道路と呼ばれている。直進のr8は旧道に当たり、高道路では現道も国道の指定を受けていたが、こちらは降格している。
 丸山下交差点から左にカーブしながら勾配を上り、将来は本線になるであろう区間に入る。約800m走るとかすみICの側道が分岐する。インターチェンジ自体は町道に接続しているが、r8との距離も近く、また日南町役場の最寄りのインターチェンジである。

195.R183のおにぎりが立てられている 196.北ノ原トンネル 197.生山トンネル
 かすみICに接続する町道を霞おはな橋でオーバーパスし、左の緩やかなカーブを走っていると町道からの側道が合流してくる。緩やかな勾配を上っていると北ノ原トンネルと生山トンネルを相次いで通過する。2つのトンネルの間にはこぶし橋が架かっており、その下には日野川と広島r9がある。

198.生山大橋 199.さくら橋 200.つつじ橋
 生山トンネルを出た直後に生山大橋を渡って日野川と旧道、JR伯備線の上を通る。日野川の右岸を少し走った後にさくら橋とつつじ橋で蛇行する日野川を連続して渡る。高規格道路のためトンネルと橋梁が多く沿線に出入りできる建物は存在しない。

201.日野町に入る 202.左急カーブを下る 203.旧道との諏訪交差点を右折
 つつじ橋で町境を越えて日野町に入る。日野川の対岸にJR伯備線が走っており川を挟んで北の方角に進む。生山道路の終点を過ぎると左にカーブしながら勾配を下り、諏訪橋の西詰でR183生山道路との諏訪交差点に突き当たり、右折して米子・根雨方面に進む。左折側の町道が旧道で、丸山下交差点と同様にR183が屈曲しなければならない。

204.JR伯備線 205.R180荒神原橋交差点を道なりに右へカーブする
 諏訪交差点からは緩やかな左カーブを曲がり、その先でJR伯備線の跨道橋の下を通過する。緩やかな上り勾配を少し走るとR180荒神原橋交差点に至る。案内標識にはR180のおにぎりしか表記されていないが、R183は道なりに右にカーブしてR180との重複区間を鳥取・根雨方面に進む。R183の終点のある米子市は左折側の道路に案内されているのでそれに騙されないようにしたい。なお、この先終点まで全て上位国道に重複しているため、この荒神原橋交差点がR183の実質的な終点と言える。

国道183号 part5