国道178号
part5

R178余部IC〜R9岩美交差点
香美町→新温泉町→
→岩美町

203.前方に見えるのはJR山陰本線の余部橋梁 204.道の駅「あまるべ」 205.少しだけ海沿いを走る
 余部ICからは鳥取豊岡宮津道と並走ではなくなるため交通量が多くなる。と言っても渋滞どころか流れが悪くなる程増える訳ではない。前方に道路上を横切っている高架橋が見えてくるが、これはJR山陰本線の余部橋梁である。1912年(明治45年)からほぼ同じ高さの鉄橋が架けられていたが、2010年にコンクリート橋に架け替えられている。旧橋は展望所として一部が残されており、橋梁の真下には道の駅「あまるべ」がある。余部橋梁の下を通り過ぎると左にカーブして少しだけ海沿いを走る。

206.西川の流域を快走 207.JR山陰本線をオーバーパス 208.緩やかな上り勾配が続く
 海から離れると西川の流域を走るが、非常に緩やかな上り勾配となっておりカーブも緩やかなものばかりで快走路と言える。JR山陰本線をオーバーパスした直後に西川を渡り、右にカーブして引き続き上り勾配の2車線道路を走る。

209.桃観トンネル 210.新温泉町側にはヘアピンカーブがある 211.鳥取豊岡宮津道の桃観大橋架橋地点
 道の駅から約3.6kmで桃観トンネルをくぐって新温泉町に入る。トンネルを出ると左にカーブし、右ヘアピンカーブを曲がる。ヘアピンカーブ以降も小刻みなカーブが連続しており、その途中で鳥取豊岡宮津道の桃観大橋(建設中)の下を通過する。豊岡寄りには新桃観トンネル、鳥取寄りには久谷第1トンネルがあり、その間に架かっているのが桃観大橋である。新桃観トンネル、久谷第1トンネルともにほぼ完成しているようで、久谷第1トンネルは銘板が既に取り付けられていた。

212.兵庫r261交差点 213.スノーシェッドあり 214.鳥取豊岡宮津道の管理用施設(?)が建設中
 兵庫r261交差点を通過して少し進むと集落に差し掛かる。JR山陰本線の南側の山裾を走っている道路が旧道と思われ、現在のR178は南側の山腹を走っており、スノーシェッドが1ヶ所設置されている。さらに南側には鳥取豊岡宮津道が建設されている最中で短距離ながら並走区間となっている。

215.兵庫r261交差点 216.「山陰近畿自動車道 地域高規格道路の早期実現」 217.新温泉町二日市
 緩やかに右にカーブして鳥取豊岡宮津道から離れる同時に久谷大橋を渡り、以降は久谷川の右岸を走る。兵庫r261交差点と兵庫r257交差点を相次いで通過し、久谷川が合流した久斗川の右岸を快走する。緩やかな勾配を上りながら右に左にカーブしてから対田橋を渡る。

218.JR山陰本線の湯島街道踏切 219.福富橋 220.兵庫r263交差点を左折
 兵庫r263交差点を通過すると上り勾配となり、JR山陰本線の湯島街道踏切をS字状に通過する。さらに進むと緩やかな勾配を上って左にカーブした先で福富橋を渡る。渡り終えると右にカーブしながら勾配を下り、平坦になった所で兵庫r263交差点を左折する。信号機が設置されておらず直進のr263も2車線道路とあって、案内標識がなければ直進してしまう可能性が高い。そのためか、路面にR178が左折である旨のペイントが施されている。

221.若干狭めの2車線 222.兵庫r167浜坂三角交差点を左折
 兵庫r263交差点からも2車線道路が続いているが、歩道はなく車線幅が若干狭いように思える。これは融雪水パイプを挟んでセンターラインと白線が描かれているせいかもしれない。新温泉町の中心部の手前で兵庫r167浜坂三角交差点に至る。R178は鳥取・湯方面に鋭角に左折する。交差点付近は改良工事の真っ最中で、左側にあった建物が立ち退かされて歩道が設置されていた。

223.新温泉町浜坂 224.JR山陰本線の田君踏切 225.踏切の直後の兵庫r47交差点を右折
 浜坂三角交差点からは片側にだけ歩道のある2車線道路を走る。約200m走るとJR山陰本線の田君踏切を通過するが、その直後の兵庫r47交差点を右折しなければならない。案内標識は設置されているものの信号機も右折車線もなく、直進する車両が多いため右折し損なわないように注意を要する。意外に交通量が多い交差点なので通過のタイミングによってはなかなか右折できない事も考えられる。

226.浜坂駅の裏手を通過 227.町道との交差点を左にカーブして通過 228.市街地を離れるとカーブが多くなる
 兵庫r47交差点からはJR山陰本線に沿っており、程なくして浜坂駅の裏手を通過する。京都府京丹後市の久美浜駅と同様に駅との距離は非常に近いが国道からの出入はできない。町道との交差点を道なりに左にカーブして通過して緩やかな勾配を上る。町の中心部を離れておりカーブが多くなるが走りにくいと感じる程ではない。

229.JR山陰本線のトンネル上からは下り勾配 230.兵庫r168交差点と諸寄トンネル 231.諸寄トンネルを出てからも上り勾配
 JR山陰本線のトンネルの上からは勾配を下って諸寄集落を通過する。大栃川に架かる雪浜橋の東詰で兵庫r168交差点を通過し、橋を渡った先で諸寄トンネルをくぐる。走行した日はトンネル内点検のため片側交互通行規制が敷かれていた。諸寄トンネルを出てからも上り勾配が続いており、沿線に集落がない割に歩道が設置されており走りやすいと言える道路状況である。

232.竿谷トンネル 233.釜屋トンネル 234.海岸線沿いを走る
 上り勾配が落ち着いた所で竿谷トンネルと釜屋トンネルを相次いでくぐる。釜屋トンネルを出てからは海岸線沿いを走っており海を眺める事ができる。海沿いの国道のイメージが強いR178だが、海を眺められる箇所は久美浜湾を除けば京都府京丹後市の旧丹後町以来である。

235.穴見トンネル 236.穴見トンネルからは内陸を走る 237.R178鳥取豊岡宮津道(東浜居組道路)の居組ICを左折
 海を眺めながら2車線道路を走っていると穴見トンネルをくぐる。海岸線沿いのトンネルが連続する場所だが穴見トンネルを除いて旧道も通行可能である。穴見トンネルを出てから左の急カーブを曲がると海岸線から離れて内陸部を走る。
 居組集落の手前でR178鳥取豊岡宮津道(東浜居組道路)の居組ICに至る。直進の道路がが元々のR178だったのだが、兵庫r128に降格しておりR178としては鳥取豊岡宮津道に一本化されている。つまり、佐津IC〜香住ICに続き居組IC〜東浜ICの間も歩行者・自転車・125cc以下の2輪車での国道トレースができない。なお、旧道はr128に降格したと言っても集落の端までで県境を含む大部分は県道には指定されていない。

238.七坂トンネル 239.鳥取県岩美町に入る 240.JR山陰本線をオーバーパス
 居組ICを左折すると上り勾配の片側1車線道路を右にカーブして居組大橋を渡ってから七坂トンネルに入る。全長1821mの七坂トンネルは県境のトンネルであり、西側は鳥取県岩美町である。トンネルを出ると東浜大橋を通行するが、高架橋となっており陸上川や鳥取r256、JR山陰本線の上を通っている。

241.鳥取r256東浜居組道路入口交差点(東浜IC) 242.東浜居組道路入口交差点以西も快走路 243.陸上トンネル
 居組ICから約3.2kmで鳥取r256東浜居組道路入口交差点に至るが、他のインターチェンジとは異なり鳥取豊岡宮津道とR178現道が直線で往来できる。r256はR178の旧道だが、兵庫r128同様に県道に指定されているのは集落近辺だけで県境までの大部分は指定されていない。
 東浜居組道路入口交差点からも2車線道路が続いているが、鳥取豊岡宮津道の区間ではないためセンターラインにラバーポールは設置されておらず普通の対面2車線道路である。トンネル内点検のため片側交互通行規制が敷かれていた陸上トンネルをくぐって谷筋の2車線道路を快走する。

244.JR山陰本線 245.岩美町小羽尾 246.小羽尾トンネル
 谷筋から開けた状態になった所でJR山陰本線の下をくぐり、左にカーブして小羽尾集落の海寄りを走る。左にカーブしながら鳥取r255交差点を通過すると上り勾配となり小羽尾トンネルをくぐる。トンネルを出てすぐに乗用車20〜30台は停められそうなパーキングがあるが、公衆トイレは設置されていない。

247.岩美町牧谷 248.鳥取r155交差点
 緩やかな右カーブを曲がると視界が開け、同時に集落に差し掛かる。新吉田橋を渡り海沿いを走っていると鳥取r155との交差点に至る。案内標識ではR178は直進と左折とに分かれているが、左折の倉吉・鳥取方面はr155に指定されている区間であってR178ではない。おそらく鳥取豊岡宮津道(案内標識では山陰近畿道と表記)の浦富ICが接続している事からR178としているのだろう。

249.鳥取r155交差点からは交通量が減少 250.鳥取r155浦富海岸交差点を左折
 鳥取r155交差点からも海沿いの2車線道路が続いているが、約400m進んだ所でr155浦富海岸交差点を左折する。以前は交差点の真ん中に分離帯のようなものがあったが撤去されていた。この交差点からは海を背にして内陸へ進む。

251.町浦富交差点 252.勾配は緩やか 253.鳥取r325岩本東交差点
 浦富海岸交差点からは緩やかな勾配を上り、峠部分を過ぎると緩やかに下って町道との町浦富交差点を通過する。沿線の家屋が少なくなってくると緩やかな上り勾配となり、鳥取r325岩本東交差点を通過する。左折してr325を600m程進むと鳥取豊岡宮津道(山陰近畿道)の岩美ICに至るが、この岩美ICを境にして西はR9のバイパス、東がR178のバイパスという位置付けである。岩美ICから南に延びている道路はR9の現道を繋ぐ支線としてR9に指定されている。

254.鳥取r294交差点 255.鳥取r27大谷中央交差点 256.「鳥取13km 国道9号1km」
 岩本東交差点を過ぎると緩やかな勾配を上った後に新岩本橋を渡って勾配を下り、鳥取294交差点を通過した後に再び勾配を上ってから新川橋を渡る。新川橋からの勾配を下って平坦になった所で鳥取r27大谷中央交差点を通過する。左折してr27を450m程進むと鳥取豊岡宮津道(山陰近畿道)の大谷ICに至る。ただし、大谷ICは鳥取方面としか接続していない。大谷中央交差点からは平坦な2車線道路が続いているが、大きく左にカーブして進行方角を西から南に転ずると沿線の家屋が少なくなり同時に上り勾配となる。

157.小畑3号墳 258.JR山陰本線をオーバーパス 259.R9岩美交差点
 駟馳山の東側の山裾を上っていると小畑3号墳の前を通過する。さらにカーブの多い2車線道路を上っているとR9の駟馳山トンネルの上を通過し、その直後にJR山陰本線をオーバーパスする。勾配を上り切った所でR9岩美交差点に突き当たる。一桁国道と100番台国道の交差点にもかかわらず信号機が設置されておらず、R9は両方向とも見通しの悪いカーブなので右折にしろ左折にしろR178からR9に入る際は細心の注意を要する。