国道127号
part1

R128南総文化ホール前交差点〜鋸山登山自動車道交差点
館山市→南房総市→鋸南町

1.R128・R297・R410南総文化ホール前交差点 2.「千葉92km 木更津57km」 3.沿線には郊外型の店舗が多い
 千葉県南部の館山市のR128R297R410南総文化ホール前交差点がR127の起点であり、ここから北上して木更津市の終点に向かう。R297は案内標識に表記されていないが、R128に重複している。また、R410の起点もこの交差点であり、終点は木更津市にあるがR127終点の交差点とは異なる。直線的に結ぶR127に対してR410は一旦南下して内陸部を北上するルートのため延長は半分程度である。
 南総文化ホール前交差点館山バイパスと呼ばれる片側2車線道路を走る。沿線には郊外型の商業施設が多く、交通量もそれなりに多い。東京・千葉方面と房総半島の南端を結ぶルートに当たるため、休日もかなりの交通量がある。

4.千葉r296那古交差点 5.那古交差点からは上り勾配 6.右側車線が減少
 緩やかな左カーブを曲がった後に千葉r296那古交差点を通過して緩やかな勾配を上る。川名岡橋付近で右側車線が減少し、中央分離帯もなくなって対面2車線道路になる。休日の午後は渋滞しやすい場所である。

7.館富トンネル 8.南房総市に入る 9.千葉r185福沢交差点
 対面2車線になってすぐに館富トンネルをくぐって南房総市に入る。平成の大合併以前は富浦町だった場所であり、トンネルの名称は市町の最初の文字から取られている。再び片側2車線道路になって千葉r185福沢交差点を通過する。

10.E14富津館山道の富浦IC 11.青木跨線橋 12.道の駅「とみうら」
 E14富津館山道の富浦ICで右側車線が館山道への右折車線になってしまう。道路の西側には土産物店があり休日は結構な賑わいを見せている。富浦ICを過ぎると大きく左にカーブして青木跨線橋でJR内房線の上を越える。跨線橋が終わった直後に道の駅「とみうら」を通過する。

13.多田良橋 14.千葉r302多田良交差点を右折
 道の駅を過ぎると多田良橋の前後で緩やかな右カーブを曲がり、左カーブの先で千葉r302多田良交差点に突き当たり、右折して木更津・岩井方面に進む。r302はR127館山バイパスの旧道であり、道なりに進むとかつての起点であった北条交差点に至る。

15.南無谷〜高崎間は事前通行規制区間 16.千葉r240富浦駅交差点 17.逢島隧道
 多田良交差点からは沿線の家屋が増え、岡本橋以北は家屋密集地を走る。海に近く旧富浦町の中心部と言える場所だが、平坦ではなく緩やかな上り勾配となっている。千葉r240富浦駅交差点を通過していくつかのカーブを曲がった後に逢島隧道をくぐる。トンネル内もセンターラインが引かれているが、車線幅が狭く大型車同士の離合は不可能と思われる。逢島歩道トンネルが海側に掘られているが、断面積からして旧道ではなく歩道用として掘られたものと思われる。

18.坂下トンネル 19.南房総市富浦町南無谷 20.事前通行規制区間が始まる
 次の坂下トンネルは拡幅されており充分な幅があり歩道も設置されている。その手前にあった久保隧道は撤去されたため跡形も残っていない。アップダウンのある2車線道路を走っていると事前通行規制区間の起点を通過する。ここから2.7kmの区間は連続雨量200mm超で通行止になる。

21.南無谷隧道 22.小浜隧道 23.岩富隧道
 事前通行規制区間に入ってすぐに南無谷隧道と小浜隧道を相次いでくぐる。海寄りの旧道には旧小浜隧道が残っており、1.0車線幅、制限高3.6mの素掘りのトンネルである。右カーブを曲がりさらに進むと岩富隧道と小浦隧道をくぐる。これらの4つのトンネルはいずれもセンターラインが引かれているが逢島隧道と同様に車線幅が狭い。また、南無谷隧道と岩富隧道の延長は200mを超えており、館富トンネルよりも長い。

24.南ヶ谷隧道と奥ヶ谷隧道 25.高崎隧道 26.事前通行規制区間が終わる
 JR内房線が接近してきた所で南ヶ谷隧道と奥ヶ谷隧道、高崎隧道をくぐるが、どれも大型車同士の離合には対応していない。高崎隧道を出てすぐに事前通行規制区間の終点を通過し、規制区間が終わると同時にトンネル連続区間も終わる。

27.右直角カーブを曲がる 28.左直角カーブを曲がる 29.南房総市高崎
 高崎隧道を出て少し走ると右、左と直角カーブをシケイン状に曲がる。どちらのカーブにも市道が接続しているが、道なりに走ればよいだけなのでルートミスする可能性は低いだろう。シケインからは緩やかな勾配を上る。

30.千葉r258市部交差点 31.千葉r239岩井駅入口交差点 32.千葉r89二部交差点と勝岩トンネル
 左にカーブしている緩やかな上り勾配の2車線道路を走っていると千葉r258市部交差点と千葉r239岩井駅入口交差点を相次いで通過する。その後も緩やかな上り勾配が続いており、沿線の家屋が少なくなった所で千葉r89二部交差点を通過して勝岩トンネルをくぐって鋸南町に入る。このトンネルは拡幅済みで大型車両の離合も可能である。

33.平坦な直線道路を走る 34.千葉r184下佐久間交差点 35.千葉r248勝山交差点を右方向へ進む
 勝岩トンネルを出て左にカーブしながら緩やかな勾配を下る。平坦になってからはJR内房線と並走しながら直線道路を走る。千葉r184下佐久間交差点を通過してすぐに次の千葉r248勝山交差点に至る。勝山交差点は急カーブにr248が接続しているという形状で、R127トレースであれば右にカーブして進む感じである。

36.安房勝山駅付近からはカーブが多くなる 37.海沿いを走る 38.道の駅「きょなん」
 安房勝山駅付近からは上り勾配となるうえにカーブが連続するようになるが、走りにくさを感じる程ではない。少しだけ海の近くを走った後に道の駅「きょなん」を通過する。道の駅の手前には元名〜金谷間の事前通行規制区間の予告標識が設置されており、雨量標示もある。

39.吉浜橋 40.保田橋の直後に直角カーブ 41.千葉r34・r238保田交差点を左折
 道の駅を通過して保田漁港付近を北上する。保田橋を渡った直後の左直角カーブを曲がり、その先で千葉r34・r238保田交差点を左折する。r34が少し南に接続しており、奥の交差点を左折する感じである。r34がE14富津館山道の鋸南保田ICに接続している事から右折する車両も多い。

42.家屋密集地を通る狭苦しい2車線道路 43.集落内ながら急カーブが多い 44.山の上の建物は鋸南ロープウエイの山頂駅
 保田交差点からも2車線道路が続いているが沿線には家屋が密集しており狭苦しく感じる。直角に近い急なものを含めカーブが多く見通しもあまり良くない。家屋密集地帯を抜けると上り勾配となり、鋸山とその尾根を望む。山上に見える白い建物は鋸南ロープウエイの山頂駅である。

45.事前通行規制区間の起点を通過 46.元名第二隧道 47.潮噴隧道
 集落が途切れると同時に事前通行規制区間の起点を通過する。その直後に元名第二隧道と元名第一隧道をくぐるが、2つのトンネルの間の距離が短いせいもあってロックシェッドで繋がっており、ひとつのトンネルに見える。さらに次の潮噴隧道をくぐるが、このトンネルも両側にロックシェッドが接続しており、その延長はトンネル本体よりも長い。

48.海沿いの断崖を走る 49.鋸山登山自動車道との交差点
 潮噴隧道を出て海沿いの断崖路を走っていると鋸山登山自動車道との交差点を通過する。鋸山山頂駐車場までの2.6kmの有料道路だが、管理運営者はネクスコでもなければ千葉県道路公社でもなくいち企業であり、公道ではなく私道である。

国道127号 part2