国道106号
part3

R340川井交差点〜R45築地交差点
宮古市

99.R106・R340串刺しおにぎり 100.中川井集落 101.閉伊川の左岸を走る
 R340川井交差点からはR340との重複区間となるが、閉伊川沿いの集落を繋ぐ2車線道路という点に変化はない。交差点から程なくして沿線に家屋が増え、中川井集落を通り抜ける。比較的大きな集落で平成の大合併で宮古市になるまでは川井村の中心部だった集落である。その集落の中に岩手r143川井総合事務所交差点があり、対岸の陸中川井駅とを結んでいる。

102.対岸にJR山田線が確認できる 103.「ここから センターライン 凹凸あり」 104.建設中の(仮称)下川井トンネルが見える
 中川井集落を通り過ぎると閉伊川沿いを走り下川井集落や坂本集落を通過する。これらの集落は中川井集落に比べると小さなものである。下川井集落付近で(仮称)川井第1トンネルから東に延びた道路が接続する予定である。坂本集落から少し走ると前方にトンネルが見えてくるが、これは宮古盛岡横断道路の(仮称)下川井トンネルであり、工事中のためまだ供用されてない。下川井集落〜(仮称)下川井トンネルの区間は現道流用区間である。

105.袰岩トンネル 106.古田集落 107.凹凸センターライン区間
 (仮称)下川井トンネルの脇を通って右にカーブした先で袰岩トンネルをくぐる。トンネルの名称の由来となった袰岩集落は旧道沿いにあるため、現在でも旧道は通行可能である。しばらく閉伊川に沿って走っていると次の集落の古田集落に差し掛かるが、その付近で(仮称)下川井トンネルから出てきた道路が接続する予定である。

108.西家第二トンネル 109.西家第一トンネル 110.三ッ石トンネル
 旧道との交差点の直後に西家第二トンネルに入り、西家橋、西家第一トンネル、三ッ石橋、三ッ石トンネルを次々に通る。蛇行する閉伊川をトンネルと橋梁で直線的に通り抜けている区間で、宮古盛岡横断道路には現道のまま流用される区間でもある。なお、川沿いの旧道の沿線には集落があるため閉鎖されていない。

111.右の橋は第29閉伊川橋梁 112.腹帯上ノ橋 113.腹帯下ノ橋
 三ッ石トンネルを出て旧道と合流した後は閉伊川の左岸を走り、第29閉伊川橋梁の手前で左にカーブしてJR山田線に近接した状態で並走する。左カーブには旧道が交差しており、旧道沿線には集落だけでなく腹帯発電所がある。
 山田線と少しだけ隣接並走した後に右にカーブして腹帯上ノ橋で山田線と旧道と閉伊川の上を通過する。非常に緩やかな上り勾配の2車線道路を走って清水集落を通り過ぎ、左にカーブしながら腹帯下ノ橋を渡る。腹帯駅は旧道沿いにある。

114.JR山田線とともに閉伊川の左岸を走る 115.蕨ノ沢付近の橋が落ちている 116.ゆずり車線
 腹帯下ノ橋の北詰で旧道と合流して以降は閉伊川の左岸を走る。川の反対側にはJR山田線が並走しているが、山田線と同じ川岸を長い距離並走しているのはこれまであまり見られなかった光景である。閉伊川に沿った2車線道路を走っていると蕨ノ沢沿いを走る林道(?)との間に架けられた橋が落ちているのが見える。2011年の東日本大震災ではなく2016年の台風10号により落橋したものと思われる。その後、家屋数軒の袰屋集落を通り過ぎるとゆずり車線が現れる。

117.ゆずり車線区間が終了 118.右前方に見えているのは宮古盛岡横断道路の(仮称)茂市トンネル 119.R340茂市交差点
 ゆずり車線は約700mで、JR山田線のトンネルの近くで終わる。閉伊川に沿って右にカーブすると前方にトンネルの坑口が見えるが、これは宮古盛岡横断道路の(仮称)茂市トンネルと思われる。建設現場とR106の間に橋が架けられているが、工事車両用の橋で一般車は通行できない。
 リバーパークにいさとの出入口を左にカーブしながら通過して少し進むとR340茂市交差点を通過する。ここでR340が岩泉方面に分岐する。かつてはJR岩泉線がR340に並走していたが、2014年4月1日に廃線となっている。

120.岩手r115交差点 121.前方に見えるのは第31閉伊川橋梁 122.太長根集落
 茂市交差点を通過してすぐに茂市跨線橋でJR山田線の上を通過し、直後で岩手r115交差点を通過する。茂市駅に行くにはR340ではなく茂市停車場線のr115を走らなければならない。r115交差点を過ぎると刈屋川に架かる茂市橋を渡るが、東側は右の急カーブとなっている。その後は相変わらず閉伊川に沿っておりカーブは多いものの勾配はほとんどない2車線道路である。第31閉伊川橋梁と第32閉伊川橋梁の間だけR106と同じ左岸をJR山田線が走っている。

123.ここも台風10号の被災箇所だろうか 124.第33閉伊川橋梁の下は上下線が分離 125.「宮古箱石道路起点」
 閉伊川に沿って大きく右にカーブした先で路盤が削り取られたと思われる場所を通過する。おそらく前述の2016年台風10号による被災と思われるが、通行に支障のないように復旧されていたいが、巨大土嚢から恒久的な処置に移行させるのかどうかは分からない。小さな大平集落を通り過ぎて川沿いを右にカーブした先で上下線が分離する。JR山田線の第33閉伊川橋梁の下を通っており、東向き車線が元の道路で2車線化する際に川に道路を造る事でこのような形になったのだろう。第33閉伊川橋梁を過ぎると左にカーブし、その先で宮古箱石道路の起点を通過する。宮古箱石道路は宮古盛岡横断道路の一部で、ここから西は現道流用区間である。

126.上組集落の西の反対車線にゆずり車線あり 127.かなり長いゆずり車線 128.左上は旧道(?)、右はJR山田線のトンネル
 JR山田線とともに閉伊川の左岸を走っていると反対側の西向き車線にゆずり車線が現れる。このゆずり車線は結構長く、1.3km程ある。概ね蟇目駅の前後の区間だが、集落は旧道と思われる道路沿いにあるためR106沿線の建物は非常に少ない。
 通常の対面2車線道路に戻ってからもJR山田線と閉伊川に挟まれた状態が続いている。JR山田線のトンネルに加えて左上にもトンネルが見えるが、これは旧道と思われる道路のトンネルである。さらに少し先にも道路用のトンネルがあるが、そちらには鉄道トンネルはない。

129.花原市駅 130.路盤崩落により片側交互通行規制 131.上根市踏切
 市道の牛伏橋の東詰を通り過ぎて左にカーブすると閉伊川から離れる。JR山田線と隣接した状態を走っていると花原市駅の東を通過する。まさに道路に面した駅で、ガードレールの切れ間から入るとすぐにホームである。花原市駅を通り過ぎて右にカーブすると路盤崩落により片側交互通行規制が敷かれていた。これも2016年の台風10号による被災だろうか。

132.宮古市根市 133.岩手r200交差点 134.岩手r201交差点
 根市に差し掛かるとJR山田線と少し離れた状態になる。周囲には家屋が増えてコンビニも複数見られる。川沿いになって少し走ると岩手r200交差点を通過して、その後は川から離れて再び建物の多い中を走る。千徳駅の南で岩手r201交差点を通過する。千徳駅との距離が近くr201の総延長は22mに満たない。

135.R45バイパスと岩手r40との交差点 136.R45三陸道の橋脚が見える 137.商業施設が増えてくる
 岩手r201交差点からさほど走らないうちにR45バイパスと岩手r40との交差点を通過する。R45釜石・宮古港・三陸道と案内された右折する道路がR45のバイパスだが、R45三陸道の宮古中央ICとR45現道とを繋ぐために造られたものである。
 r45とJR山田線を挟むような形で東の方角に向かって走っていると徐々に商業施設が増えていき、宮古市の中心部に差し掛かっている事が分かる。走行したのが早朝のため交通量は少ないが、昼間であればもっと多いはずである。

138.宮古市宮町 139.新南大橋 140.徐行
 宮古駅付近まで来ると一般家屋よりも商業施設の方が多いと感じる。宮古高校の北を通り過ぎると新南大橋でJR山田線と市道をオーバーパスする。やや勾配がきつくカーブしている事から橋の途中には「徐行」標識が立てられている。ただし、標識通りに徐行すれば追突されてしまう可能性がある。なお、JR山田線の宮古駅〜釜石駅間の沿岸部は2011年の東日本大震災で被災しており運休が続いている。

141.R45の宮古大橋の下を通る 142.過去の津波浸水区間を走る 143.R45築地交差点
 新南大橋を渡り終えた直後にR45の宮古大橋の下をくぐる。この宮古大橋はR106を越える跨道橋であると同時に閉伊川を渡る河川橋でもある。東日本大震災の津波で浸水した区間を走っていると左にカーブしてR45築地交差点に至る。なお、R45とR106に囲まれた三角地帯の中に宮古市役所がある。