国道56号
part1

R11松山市役所前交差点〜R379内子交差点
松山市→松前町→伊予市→内子町

1.R11・R33・R317・R379・R440・R494松山市役所前交差点 2.「宇和島93km R196今治46km」 3.南堀端交差点
 愛媛県松山市の市役所の真ん前で愛媛県庁にも近いR11R33R317R379R440R494松山市役所前交差点がR56の終点であり、ここからおおむね海沿いを通って高知県高知市に向かう。案内標識にはR11とR56しか表記されていないが、合計7本もの国道の起終点となっている。R33、R317、R379、R440、R494はR11に重複しており、R56は単独区間である。
 伊予鉄道市内線に上下線が分離された片側2車線道路を走る。松山城の堀に沿っており、程なくして市道との南堀端交差点を通過する。左折して南下すると伊予鉄道の松山市駅に至る。松山市の入口に当たる駅はJR予讃線の松山駅だが、繁華街は松山市駅周辺にある。

4.R196西堀端交差点を左折 5.西堀端交差点以降は片側3車線 6.伊予鉄道郡中線
 松山市役所前交差点から約500mでR196西堀端交差点に突き当たり、左折して宇和島方面に進む。松山市役所前交差点には7本もの国道の起終点となっていたが、R196はこの交差点が起点である。
 西堀端交差点からは片側3車線道路を南に向かって走る。短い距離間に伊予鉄道高浜線の踏切と伊予鉄道郡中線の踏切があるため、昼間は流れが悪い事が多い区間である。また踏切の間に愛媛r18北藤原交差点がある。

7.「高知120km 宇和島91km 伊予市10km」 8.愛媛r16・r326和泉北交差点 9.松山環状線との和泉交差点
 伊予鉄道郡中線の踏切を過ぎると右端車線がなくなって片側2車線道路になるが、市道との藤原2交差点以南は再び片側3車線道路になる。緩やかな右カーブの途中で愛媛r16・r326和泉北交差点を通過し、直後に松山環状線という市道との和泉交差点を通過する。市道の方が高架で交差点を越えている構造だが、北西でR196のバイパスに、東でR33(R379・R440重複)に接続しており、市道ながら重要なルートである。

10.JR予讃線を越える 11.愛媛r190保免交差点 12.R33松山外環状バイパスとの交差点
 和泉交差点から程なくして跨線橋でJR予讃線を越える。名称からして伊予=愛媛県と讃岐=香川県とを結ぶ路線だが、松山駅ではなく宇和島駅が予土線との境である(細かく言えば予土線の終点は北宇和島駅)。跨線橋を過ぎると平坦な直線道路が続いている。松山市の中心部からは離れているものの交通量は非常に多い。
 松山市役所前交差点から約4.9km走るとR33松山外環状バイパスとの交差点を通過する。左折してバイパスを走るとE11/E56松山道の松山ICに行く事ができる。交差点より西の松山空港寄りの区間は側道が通れるようになっているが、高架道路が建設中である。

13.出合大橋 14.松前町に入る 15.国道ブリッジをくぐる
 伊予鉄道郡中線の南東を並走するように走っていると重信川に架かる出合大橋を渡って松前町に入り、岡田駅の近くで愛媛r219昌農内交差点を通過する。ショッピングモールを通り過ぎると幾分か交通量が減少する。モールの出入口のひとつに跨道橋があるが、その名称は国道ブリッジという。

16.愛媛r214松前町役場交差点 17.伊予市に入る 18.愛媛r23大谷川橋交差点
 ショッピングモールの南端で愛媛r214松前町役場交差点を通過する。交差点の名称が示す通り、町役場の出入口に当たり、さらに西進すると伊予鉄道郡中線の松前駅にも行く事ができる。引き続き交通量の多い片側2車線道路を走っていると伊予市に入り、程なくして大谷川橋を渡って愛媛r23大谷川橋交差点を通過する。

19.R378伊予警察署前交差点 20.伊予跨線橋 21.「宇和島81km 内子29km」
 伊予市の市街地の手前でR378伊予警察署前交差点を通過する。この交差点はR378の起点であり、終点もR56との交差点である。内陸部を通るR56に対してR378は海沿いを通っているため起終点間の距離には大きな差がある。
 伊予警察署前交差点からは市街地を通るR378と並走状態となりながら南の方角に向かって走る。JR予讃線を越える伊予跨線橋を過ぎてからも片側2車線道路をが続いている。市街地の近くを通っているが、バイパスとあって走りやすい道路状況である。

22.E56松山道の伊予IC 23.右側車線が減少 24.JR予讃線
 E56松山道の伊予ICを過ぎて少し走ると右側車線が減少して対面2車線道路になる。終点の松山市役所前交差点から続く多車線区間の距離は約14.3kmである。2車線道路になると同時に緩やかな上り勾配となり、程なくしてE56の伊予高架橋の下をくぐる。さらに勾配を上っているとJR予讃線の高架をくぐる。予讃線は内陸と海沿いのルートに分かれており、ここでくぐったのは内陸ルートである。

25.愛媛r53大平交差点 26.登坂車線あり 27.犬寄大橋
 JR予讃線とともに森川の谷筋を走っていると愛媛r53大平交差点を通過する。沿線の家屋が途切れた所で登坂車線が現れ、右カーブの先で終わってしまう。2車線道路に戻った後に左のヘアピンカーブを曲がり、その後も急カーブが連続している。二桁幹線国道とあって曲線半径が大きめなので酷道のような走りにくさは感じない。

28.犬寄隧道は4.5mの制限高がある 29.犬寄隧道 30.3ヶ所目の登坂車線
 2ヶ所目の登坂車線区間を走っていると4.5mの制限高バーをくぐる。この規制の要因は犬寄隧道である。特別狭くはないが歩道がなく歩行者や自転車がいるようで、その旨の注意喚起の看板が設置されている。犬寄隧道を出ると3ヶ所目の登坂車線が現れる。

31.東峰隧道 32.犬寄峠 33.東峰集落
 登坂車線が終わって左カーブを曲がると東峰隧道に入り、出た直後に愛媛r222交差点を通過する。その先で犬寄峠を越えるが、ウオッちずやスーパーマップルでは犬寄隧道の東が峠と表記されている。現地での峠を越えてからは緩やかな勾配を下りながら東峰集落を通り抜ける。

34.E56松山道・中山SIC 35.旧中山町に入る 36.道の駅「なかやま」
 緩やかな勾配を下っているとE56松山道の中山SICに至る市道との交差点を通過する。中山SICは2020年3月21日に供用された新しいもので、愛媛県で初のスマートインターチェンジである。スマートインターチェンジだからという訳ではないだろうが、松山方面とのみ接続しており大洲方面とは接続していない。
 中山SICを通過してすぐに愛媛r222上灘交差点を通過して旧中山町に入り、左カーブを曲がってから道の駅「なかやま」を通過する。この道の駅も開業は2018年8月と比較的最近だが、道の駅に登録される以前から物産店そのものは存在していたようである。

37.中山川の谷筋を走る 38.カーブが多い 39.旧中山町の中心部に差し掛かる
 道の駅を過ぎてすぐに愛媛r307交差点と愛媛r225交差点を相次いで通過する。その後は中山川の谷筋を走っており沿線の家屋がほとんどない状態となる。川に沿っているためカーブは多いがヘアピンカーブのような急カーブはなく、勾配もほとんどないため走りにくさはあまり感じない。伊予中山駅の前で愛媛r226交差点を通過して旧中山町の中心部に差し掛かる。

40.愛媛r42中山地域事務所前交差点 41.愛媛r241交差点 42.JR予讃線をくぐる
 中山川に沿って南下していると愛媛r42中山地域事務所前交差点を通過する。左折した先にある中山地域事務所はかつての中山町役場であろう。愛媛r241交差点付近から沿線の家屋が減り、JR予讃線をくぐるとさらに少なくなる。

43.中山川沿いを快走 44.前方にJR予讃線のトンネルが見える 45.内子町に入る
 旧中山町の中心部を過ぎると中山川沿いの谷筋を走っており、対岸にはJR予讃線が並走している。カーブは多いが緩やかなものがほとんどで勾配も緩やかなのでおおむね走りやすい道路状況と言える。二桁国道とあって山間部の割に交通量は多いがストレスを感じない程度に流れは良い。峠でも何でもない場所で市町境を越えて内子町に入る。

46.愛媛r324交差点 47.愛媛r224幟立交差点 48.チェーン着脱場に「車両放置禁止」
 中山川を挟むようにしてJR予讃線と並走していると愛媛r324交差点を通過する。川沿いをさらに走っていると愛媛r224幟立交差点を通過してからE56松山道の立川橋の下を通る。その後は予讃線と松山道の間の川沿いを走る。谷筋とは言え勾配はほとんどなくカーブも緩やかなものが主なので走りにくさは感じない。

49.愛媛r242交差点 50.西にはJR予讃線 51.東にはE56松山道
 伊予立川駅の対岸を通り過ぎた後に愛媛r242交差点を通過する。中山川沿いの区間では多くの県道と交差しているが、どの県道も狭路区間があるため沿線に用事でもない限り通る事はなさそうである。

52.蛇行する中山川沿いを走る 53.E56の城廻橋が見える 54.手前に左右がペイントされたカーブあり
 点在する集落を繋ぎながら中山川沿いを淡々と走る。トンネルの多いJR予讃線やトンネルと高架橋で構成されているE56松山道とは異なり、カーブが多くそのうちのいくつかはそれなりに急である。それでも3ケタ酷道とは異なり決して走りにくい道路状況ではない。

55.愛媛r243田中橋交差点 56.「上り5%勾配」 57.R379・R380内子交差点
 旧道と思われる町道との交差点を通過して右にカーブした先で愛媛r243田中橋交差点を通過する。交差点付近から内子町の中心部に入るため周辺の家屋が増える。左にカーブしながら5%の勾配を上った後に町道の跨道橋をくぐる。その後の緩やかな勾配を下っているとR379・R380内子交差点を通過する。交差点そのものは右折できないが立体交差点のため左折して連絡道路を走れば右折方向にも左折方向にも行く事は可能である。松山市役所前交差点でも交差していたR379だが、この交差点が終点であり起終点どちらもR56との交差点という事になる。松山市役所前交差点と内子交差点の距離はR56が約40km、R379が約52kmである。また、案内標識に表記されていないR380はR56大洲方面とR379に重複している。

国道56号 part2