国道45号
part5

R107権現堂交差点〜R283松原交差点
大船渡市→釜石市

211.岩手開発鉄道 212.歩道+ゼブラゾーンで走りやすい 213.R45三陸道の大船渡IC
 R107R397・岩手r230権現堂交差点を過ぎてすぐに権現堂橋で盛川を渡り、直後に岩手開発鉄道の跨道橋の下をくぐる。この岩手開発鉄道は石灰石を運ぶ貨物専用線で旅客車両は運行していない。岩手開発鉄道のすぐ先で岩手r9大船渡合庁前交差点を通過し、市街地の北端部を走る。権現堂交差点から約900mでR45三陸道の大船渡ICを通過する。もちろん案内標識が設置されているのだが、直進のR45の現道は“市内立根町”となっておりおにぎりが小さく矢印が細いなど、酷道扱いされているように見える。

214.津波の被害は受けていない 215.緩やかな上り勾配が続く 216.R45三陸道・大船渡北IC
 大船渡ICからもしばらくは沿線に建物が多く商業施設もある状態が続くが、進むにつれてどんどん少なくなっていく。立根川に右岸流域を走っており緩やかな勾配を上っていく。谷筋に入る手前でR45三陸道の大船渡北ICを通過する。大船渡北ICは釜石・宮古方面としか接続していないハーフインターチェンジである。そしてここの案内標識も現道のおにぎりが小さく矢印が細い。

217.大船渡北IC以降の緩やかな上り勾配 218.登坂車線あり 219.三陸道
 大船渡北ICからも緩やかな上り勾配の2車線道路が続いている。三陸道が無料で通行できるせいもあって他の区間同様に現道の交通量は二桁国道にもかかわらず非常に少ない。約600mの登坂車線が終わった直後に三陸道の下を通過する。

220.峠の直前は急勾配・急カーブ 221.三陸隧道 222.長い下り勾配が続く
 三陸道とクロスしてからは勾配がきつくなるだけでなくヘアピンカーブもあるなど峠道らしい道路状況になる。3つ目のヘアピンカーブからは直線となり、三陸隧道をくぐって旧三陸町に入る。三陸隧道の開通は1961年と55年以上前で、2車線ながら幅が狭いため大型トラック同士の離合に注意を促す看板が立てられている。旧三陸町側は下り勾配となる。急カーブはほとんどないものの長い勾配が続いている。

223.R45三陸道・三陸IC(仙台・陸前高田方面) 224.宮古・釜石方面のインターは少し離れている 225.R45三陸道・三陸IC(宮古・釜石方面)&道の駅「さんりく」
 トンネルを出てから約2.0kmでR45三陸道の三陸ICに至るが、本線を越える跨道橋の前後に接続しているのは仙台・陸前高田方面だけである。宮古・釜石方面との接続は約400m離れている。宮古・釜石方面のインターの反対側には道の駅「さんりく」がある。高速道路に隣接している道の駅だが、所謂ハイウェイオアシスではなく一般道からの利用しかできない。

226.下り10%勾配 227.岩手r9所通交差点 228.羅生峠に向かって登坂車線を上る
 道の駅からも下り勾配が続いているが、その勾配は10%と峠〜道の駅間よりも急である。ヘアピンカーブはないが急カーブが多く、反対側の南向き車線には登坂車線が設置されている。登坂車線が終わった先で岩手r9所通交差点を通過する。r9は概ね海沿いを走っている県道である。所通交差点を通過してすぐに右の急カーブを曲がり、浦浜川を渡ると上り勾配になり、約1.6kmの登坂車線を走る。

229.羅生トンネル 230.標高は150m程度と決して高くない 231.南向き車線の登坂車線は長い
 登坂車線が終わってすぐに羅生トンネルに入る。トンネルを出ると山々が連なる景色が目に飛び込んでくるが、標高は150mとさほど高い山ではない。羅生トンネルを出てからは長い下り勾配が続いているが、それに加えて急カーブが多い。登坂車線は南側程ではないが1.3kmと結構長い。

232.三陸道の吉浜高架橋 233.岩手r250交差点 234.R45三陸道・吉浜IC
 登坂車線が終わると路面が赤くペイントされた右カーブを通過し、吉浜川を渡ってすぐに岩手r250中井交差点を通過する。R45は津波浸水区間に含まれていないが、交差点付近に起点を示す標識が立てられており、r250がその中に含まれている。三陸道と三陸鉄道南リアス線の間を走っていると吉浜ICを通過する。2016年4月時点で供用されているのはこの吉浜ICまでで宮古・釜石方面は現道だけとなる。

235.吉浜IC以降も上り勾配が続く 236.「鹿飛び出し注意」 237.鍬台トンネル
 吉浜ICを過ぎてからも緩やかな上り勾配が続いている。長い勾配区間だがこれまでとは異なり登坂車線は設置されていない。白木沢大橋を渡ってから程なくして集落が途切れて勾配も若干きつくなる。大きく左にカーブして岩手r250や海岸線から離れ、鍬台トンネルをくぐる。鍬台トンネルは大船渡市と釜石市の境であり、トンネルから北は釜石市域である。

238.釜石市側には登坂車線がある 239.建設中の三陸道 240.熊の木トンネル
 鍬台トンネルを出ると左にカーブし、その後はカーブの多い下り勾配を走る。熊野川の右岸まで下ると平坦になり登坂車線もなくなる。建設中の三陸道の高架橋の下を通過し、程なくして三陸鉄道の上を通る。その直後には岩手r193・r250との交差点を通過するが、案内標識もソトバも設置されていない。熊野川を渡ると上り勾配となりすぐに熊の木トンネルをくぐる。

241.唐丹駅周辺は津波浸水区間 242.小白浜集落 243.小白浜トンネル
 熊の木トンネルを出ると緩やかな勾配を下り、唐丹駅の東側を通り過ぎる。標高が10m程度と低く海にも近いため、R45も津波浸水区間に含まれている。片岸川を渡ると上り勾配となり津波浸水区間が終わる。小白浜集落を回り込むようなルートで緩やかな勾配を上ると小白浜トンネルに入る。

244.岩手r249桜峠北交差点 245.桜峠北交差点からは登坂車線 246.石塚トンネル
 小白浜トンネルを出てすぐに岩手r249桜峠北交差点を通過する。岩手r250と同様に海沿い(と言っても一部は内陸部を走っている)を走る県道である。桜峠北交差点からすぐに左にカーブして勾配を上るが、約800mに渡って登坂車線が設置されている。登坂車線が終わって少し走ると石塚トンネルをくぐる。

247.平田総合公園の出入口は立体交差 248.「青森305km 宮古57km 釜石5km」 249.岩手r249平田駅入口交差点
 石塚トンネルを出てすぐに平田総合公園の西を通過するが、出入口の道路は立体交差化されており右折ではなく左に分岐する側道に進む形である。緩やかな勾配を下っていると津波浸水区間に入り、岩手r249平田駅入口交差点を通過する。

250.標高30m程の山裾を走る 251.大平橋 252.嬉石トンネル
 上平田川を渡ると上り勾配になり津波浸水区間が終わる。釜石商工高校と大平中学校の間を大平橋で通過するが、遮音壁とフェンスが設置されている。さらに勾配を上っていると名もなき峠を越えて下りに転ずる。大平橋を渡り終えてからも下り勾配が続き、石浜橋に隣接している嬉石トンネルをくぐる。

253.釜石市の市街地を走る 254.R283松原交差点を右折
 嬉石トンネルを出ると下り勾配の嬉石橋を通過して平坦になる。甲子川の河口に近い右岸を走っており、東日本大震災以前は釜石警察署が立地していたが、津波の被害を受けたため市街地の東の仮設庁舎に移転している。旧釜石警察署付近は僅かながらルートが南に移動したようで舗装やガードレール等がまだ新しい。三陸鉄道のガードの手前でR283松原交差点に至るが、R45は直進ではなく右折して宮古・釜石市街に進む。

国道45号 part6