国道43号

R26花園北交差点〜R2岩屋交差点
大阪市→
→尼崎市→西宮市→芦屋市→神戸市

1.R26花園北交差点 2.片側4車線 3.大阪r41中開交差点と大阪r29中開3北交差点をアンダーパス
 大阪市西成区の北部、難波や天王寺にもほど近いR26花園北交差点がR43の起点である。ここから概ね大阪湾に沿って神戸市に向かって進む。花園北交差点の西側には市道が接続しており天王寺駅の南を経由してR25の盲腸線区間と往来可能である。幹線国道である片側2車線のR26から西に進むと、やはり幹線国道のR43は片側4車線と多車線道路である。南開西交差点の先で平面道路とアンダーパスに別れるが、どちらも国道である。真ん中の2車線はアンダーパスとなって大阪r41中開交差点と大阪r26中開3北交差点をパスできる。

4.右の2車線が北津守入口の進入用車線 5.大正東出口合流後は片側2車線 6.大阪r173泉尾交差点
 アンダーパスから平面道路に戻ると片側4車線になり、直後の浜津橋南交差点では真上を阪神高速15号堺線が横切っており北津守JCTから分岐した17号西大阪線と並走状態となる。r29北津守ランプ前交差点で左側車線が左折専用車線となり、交差点以降は右の3車線が木津川大橋となり南海汐見橋線と木津川を越える。3車線のうち右の2車線は阪神高速西大阪線の北津守入口となるため、R43のトレースは左端の車線を走っている必要がある。
 北津守入口からは片側1車線になってしまうが、対象東出口の車線が合流すると片側2車線になり、側道と合流すると片側3車線になって大阪r173泉尾交差点を通過する。なお、北津守ランプ前交差点から泉尾交差点にかけての高架部分は歩行者と軽車両は通行できない。

7.僅かな距離だけ片側3車線 8.橋を渡るのは2車線だけ 9.右側車線は大正西入口
 阪神高速西大阪線の橋脚に上下線を分離されて片側3車線道路を走っていると左端車線が側道で右側の2車線が高架に上る。この尻無川を渡る高架橋区間も2車線のうちの右側車線が阪神高速の大正西入口になってしまうため左側車線を走っている必要がある。

10.側道と合流 11.R172市岡元町3交差点 12.阪神高速16号大阪港線
 片側1車線となったままで高架を下っていると側道と合流する形で片側2車線になる。その状態を少し走ると市岡元町3交差点の右折車線が分岐しR172市岡元町3交差点に至る。R43全線において起点と終点の交差点を除いて唯一の国道との交差点である。市岡元町3交差点からも片側2車線道路が続くが、弁天町出口からの道路と合流すると片側3車線になる。
 弁天町駅前交差点の上には地下鉄中央線の弁天町駅を挟むようにして阪神高速16号大阪港線の高架が横切っている。阪神高速の西大阪線と大阪港線とが交差している場所だが、ジャンクションで結ばれていないどころか、西大阪線の弁天町出口を除いて往来しやすいようなランプ配置でもない。弁天町駅前交差点を過ぎるとJR大阪環状線の弁天町駅の東を通過する。

13.安治川大橋の南は片側2車線 14.安治川出口合流後は片側4車線 15.右2車線がそのまま高架道路になる
 安治川大橋南詰交差点の先で左端車線が側道となり右側の2車線だけが安治川大橋に差し掛かる。阪神高速の安治川出口からの車線と合流すると片側4車線となり、安治川大橋と六軒家川を渡る。安治川大橋はそのまま高架道路になるが、JR桜島線の手前で左側2車線が側道として分岐する。側道も高架道路もどちらもR43に指定されているが、通過するだけであれば交差点のない高架道路の方が早いのは言うまでもない。

16.新伝法大橋で淀川を渡る 17.大阪r10大和田西交差点とは接続あり 18.側道合流後は片側3車線
 高架道路を走った場合は此花区内は全て高架区間となっており交差点が存在しない。高架から下りられないのだからUSJに行く事もできない。淀川に架かる新伝法大橋の東側には伝法大橋が隣接しているが、上下線で別々の橋ではなく新伝法大橋が高架道路、伝法大橋が平面道路としての橋である。
 新伝法大橋を渡り終え、福駅付近の緩やかな左カーブの途中で側道が分岐する。大阪r10大和田西交差点に至る側道である。大和田西交差点を高架でパスすると左側から平面道路の2車線が並走してきて、中島大橋を過ぎてから合流する。一時的に片側4車線となるも中島大橋で左端車線が減少して片側3車線になる。

19.兵庫県尼崎市に入る 20.再び阪神高速に覆われる 21.尼崎料金所付近
 右から来て並走するようになった阪神高速3号神戸線の高架が左に逸れると辰巳橋を渡って兵庫県尼崎市に入る。橋を渡り終えて左にカーブしていると再び阪神高速に覆われる形になる。そのすぐ先の尼崎料金所付近は阪神高速の北側を走っているため道路上に高架はないが、尼崎以西の区間の大半は阪神高速の高架の下を走っている。

22.夜間(22-6)は通行帯の制限あり 23.尼崎西入口 24.武庫川大橋
 沿線の住環境対策として夜間22〜6時の間は左端車線が二輪車専用、右端車線が3t以上の貨物車両専用車線となる。尼崎以西の片側3車線区間は全て規制区間となっており、夜間に走る際は右端車線が一番スムースに流れるとは限らない。尼崎競艇場の南で尼崎西入口を通過し、阪神高速の高架が右に逸れた後に武庫川橋を渡って西宮市に入る。片側3車線が橋上では片側2車線になっているように見えるが、実は左端車線は別の橋を渡っているため実質的には片側3車線である。

25.左側には甲子園球場がある 26.西宮JCTの下を通過 27.環境レーンと称して大型車に中央寄りの走行を推奨
 武庫川橋を渡り終えると阪神武庫川線をオーバーパスし、阪神高速の武庫川出口の車線が合流してくる。阪神本線の鳴尾駅の南を通り過ぎると緩やかな勾配を上って跨道橋に差し掛かる。兵庫r340甲子園球場前交差点をオーバーパスすると左手に甲子園球場が見える。R43から至近の距離にあるものの阪神高速の高架で視界が狭められているため、かなり近づかないと甲子園球場だと認識できない。甲子園球場からは緩やかに下って平面道路に戻り、すぐ先で名神の西宮ICを通過してから西宮JCTの下を通る。

28.西宮入口 29.制限速度は40km/h 30.神戸市東灘区に入る
 西宮JCT以降も交通量の多い片側3車線道路が続いている。立体交差点は少なく信号機のある平面交差点が多く、速度抑制のためか信号のタイミングが悪く交通量が少ない場合でも流れが悪くなる事が多い。道路構造上は60km/で走っても問題なさそうであるが、周辺の住環境を悪化させないために40km/hと低い制限速度が設けられている。律儀に制限速度で走っている車両は少ないが、オービスが多めに設置されている点に注意を要する。芦屋市を経て神戸市東灘区に入っても同じような道路状況と風景が続く。

31.深江入口 32.夜間は通行帯区分を示すのだろう 33.「環境レーン 大型車は中央寄りへ」
 兵庫r722深江交差点を通ってから程なくして深江入口を通過する。その後魚崎出口と合流した直後に住吉川を渡って六甲ライナーの下を通過する。R43尼崎以西の区間の特徴のひとつとして遮音壁の多さが挙げられる。これも沿線の住環境改善の一環で、ただの遮音壁ではなく位相の音を発生させて騒音を低減する装置を仕込まれた遮音壁もあるらしい。しかし、道路を走っている限りはどれがその装置なのか発見する事はできなかった。遮音壁とともに街路樹等の緩衝緑地も設けられている。また、夜間は3t以上の貨物車両は中央寄りの車線を走らなければならないが、規制時間帯意外でも中央寄りを走る事が推奨されている。

34.阪神高速が左方向へ逸れて行く 35.跨道橋と側道とに別れる 36.R2・R171・兵庫r491岩屋交差点
 灘区に入り大石交差点を過ぎると頭上を走っていた阪神高速が左に逸れて行く。頭上を覆う高架がなくなって明るくなると同時に車線が2本増えて片側5車線になる。味泥交差点以西は左側2車線が側道、右側3車線が岩屋高架橋となる。岩屋交差点を直進してR2三ノ宮方面に進むのであれば高架橋に進むべきだが、R43のトレースを岩屋交差点で終えるためには側道に進まなければならない。側道とは言え片側2車線あり交通量も決して少なくない。
 味泥交差点から約300m走ると岩屋交差点に至る。国道の交差点としてはやや中途半端な位置にあるが、この岩屋交差点がR43の終点である。なお、案内標識にはR2とR43しか表記されていないが、R2の大阪・神戸両方向にR171が重複している。