国道42号
part1

R24県庁前交差点〜R480有田大橋北交差点
和歌山市→海南市→有田市

1.R24・R26・和歌山r16・r138県庁前交差点 2.片側3車線道路 3.和歌山r13堀止交差点
 和歌山県和歌山市の県庁の東に位置する、その名も県庁前交差点がR42の終点である。ここから紀伊半島を回った後に海を渡って静岡県浜松市に向かう。県庁前交差点で交差しているのはR24R26・R42と和歌山r16・r138であり、R26はR24に重複している。
 県庁前交差点からR42に進むと片側3車線と整備された道路状況で始まる。左端の車線はバス優先車線だが、その時間帯は7〜19時と長い。片側3車線道路を南下していると和歌山r13堀止交差点を通過する。

4.右端車線が減少 5.和歌山市秋葉町 6.「田辺92km 海南8km」
 堀止交差点からも片側3車線道路が続いているが、市道との高松交差点の手前で右端車線が減少し、以降は4車線道路になる。沿線の建物は低層のものが中心となるが、県庁所在地だけあって建物が途切れる事なく並んでいる。

7.市道との和歌浦口交差点 8.和歌浦口交差点以降も4車線 9.和歌山r151和歌浦交差点を左折
 緩やかなカーブをいくつか通過した後に海岸通りと呼ばれる市道との和歌浦口交差点を左にカーブしながら通過する。市道への右折車線は設置されておらず、右側車線が右折と直進を兼ねている。そのため対向車線とは信号機のタイミングが異なるように設定されており、右折車両で詰まる事がないようになっている。
 和歌浦口交差点を過ぎてからも4車線道路が続いており、約700m走った所で和歌山r151和歌浦交差点を左折する。左側車線はもちろん、右側車線からも左折する事ができる。ただし、右側車線は直進を兼ねており、左折矢印信号が点灯している際に直進車両がいると左折できなくなってしまう。

10.旭橋 11.右カーブを曲がる 12.和歌山r135・r154紀三井寺交差点を右折
 和歌浦交差点から少し走ると旭橋で和歌川を渡る。正面に紀三井寺を望みながら4車線道路を走っていると右カーブを曲がり、その先の和歌山r135・r154紀三井寺交差点を右折する。この交差点も左右どちらの車線からも右折する事ができる。なお、終点の県庁前交差点から紀三井寺交差点までの区間はかつて和歌山軌道線海南線(和歌山市電)が敷設されていた。

13.「田辺90km 海南5km」 14.毛見交差点 15.新毛見トンネル
 紀三井寺交差点からは中央分離帯付きの片側2車線道路になる。和歌山マリーナシティの北の出入口に当たるマリーナ入口交差点を過ぎてすぐに和歌山r135布引交差点を通過する。緩やかな左カーブを曲がっていると新毛見トンネルをくぐる。上下線で別々のトンネルだが、どちらも新毛見トンネルを名づけられている。旧毛見隧道は南西にあり、現在でも通行可能だが北向きの一方通行である。また、和歌山市電の鵬雲洞というトンネルが北東側にあり、歩行者・自転車用として利用されている(紀三井寺交差点以南の和歌山市電跡は遊歩道として整備されている)。

16.海南市に入る 17.和歌山r9・r162交差点 18.R370船尾東交差点を右折
 新毛見トンネルをを出て少し走ると県立自然博物館前交差点を通過するが、交差点上に市境があり海南市に入る。和歌山マリーナシティに行ける市道との琴の浦交差点を緩やかな左カーブを描きながら通過してからはほぼ真東の方角に向かって走る。和歌山r9・r162との交差点を通過するが、どちらも狭い県道のため案内標識は設置されておらず、r162に関してはソトバすら設置されていない。
 短い橋を渡った直後にR370船尾東交差点となり、右折して田辺・有田方面に進む。直進車線が左側に付加される形であり、左右どちらの車線を走っていても右折が可能である。なお、かつてはR42有田方面からR370への右折が可能だったが、現在は2本とも左折専用車線となっており右折できなくなっている。

19.新港橋北詰交差点 20.海南港交差点を左折
 船尾東交差点からすぐに新港橋を渡り、海南警察署の前を通った後に市道との海南港交差点を左折する。市道への右折車線が右側に付加される形であり、左右どちらの車線を走っていてもR42へ左折する事ができる。

21.海南港交差点からは片側2車線道路 22.築地交差点を右折
 海南港交差点からはガードレールの中央分離帯付きの片側2車線道路を走り、約400m先の築地交差点を右折する。案内標識では直進がR370となっているが、厳密にはR370ではなく市道である。ただし、約200m東の六堂の辻交差点からはR370となる。

23.海南市名高 24.阪和道・海南IC 25.海南ICからの流出路との合流は信号機で制御されている
 築地交差点からは南の方角に向かって片側2車線の道路を走っていると和歌山r135藤白交差点を通過し、その直後に阪和道の海南ICへの流入路が分岐する。その後右側車線が減少して1車線になった後に海南ICからの流出路と合流する。R42と流出路とは信号機で制御されており、交互に進むため無理な合流をする必要がない。

26.藤白隧道は進入不可 27.藤白隧道の海寄りを走行 28.冷水交差点付近は拡幅工事が行われている
 海南ICを通過した直後に藤白隧道をくぐるのだが、その手前に車止めが設置されており海寄りを走らされる。海南ICからJR紀勢本線の跨線橋までは有田海南道路に関連して拡幅工事が行われており、藤白隧道が通行できなくなっているのもその一環であろう。跨線橋から先は内陸部を複数の長大トンネルで貫いて有田市野でR42現道に接続する計画である。

29.冷水第三隧道 30.冷水第二隧道 31.冷水第一隧道
 跨線橋を通過してJR紀勢本線の南側を走っていると冷水第三隧道と冷水第二隧道を相次いでくぐり、冷水バス停前交差点を通過した先で冷水第一隧道をくぐる。どのトンネルもセンターライン付きの2車線道路だが、路側帯が非常に狭いので走りにくさを感じる。

32.テレホンパーキングという簡易駐車帯がある 33.海沿いのやや高い位置を走っている 34.観音崎隧道
 冷水第一隧道からしばらくはトンネルのない区間となっており、勾配はほとんどないがカーブの多い2車線道路を走る。海寄りにJR紀勢本線があるが国道よりも低いためその様子を窺う事はできない。釣具店の前を通り過ぎて少し走ると観音崎隧道をくぐる。

35.塩津第三隧道 36.塩津第二隧道 37.塩津第一隧道
 観音崎隧道を出るとすぐに次の塩津第三隧道をくぐる。その後、塩津第二隧道と塩津第一隧道も相次いで通過する。通行できなくなっていた藤白隧道を含めた8つのトンネルは制限高は設定されていないが、断面積が狭いため大型トラックだと中央寄りを走らなければならない。そのためトンネル内部で大型トラック同士の離合はできず、対向車を待ってから進入するケースも見られるので、不意に前方の大型トラックが停車する可能性があるので追突しないように注意を要する。

38.和歌山r166小南交差点 39.海南市下津町丁 40.和歌山r165長保寺入口交差点
 塩津第一隧道を出ると緩やかな勾配を下りながら緩やかな右カーブを曲がる。勾配がほとんどなくなった所で和歌山r166小南交差点を通過する。旧下津町の中心部に近く、JR紀勢本線の加茂郷駅があるため、周辺には多くの建物が建っている。和歌山r165上交差点を通過してすぐにr165長保寺入口交差点を右にカーブしながら通過する。

41.JR紀勢本線と並走 42.周辺にはミカン畑が多い 43.鰈川隧道
 長保寺入口交差点からはJR着せ本線と隣接した状態で並走し、下津駅付近で左にカーブして線路から離れると同時に上り勾配となる。緩やかなカーブを描きながら勾配を上っていると鰈川隧道をくぐる。

44.有田市に入る 45.やや急な勾配を下る 46.有田市初島町里
 鰈川隧道を出ると有田市に入る。と書くとトンネルが市境に思えるが、トンネルの西側の坑口から市境までの距離は300m以上離れており、市境もその位置に設置されている。トンネルからは下り勾配が続いており、市道との初島交差点を過ぎると勾配が幾分か緩やかになる。勾配を下り切るのに前後して周辺の家屋が増える。

47.家屋とミカン畑が混在している 48.JR紀勢本線 49.R480有田大橋北交差点
 緩やかな左カーブを曲がって少し走るとJR紀勢本線の下をくぐる。その後はほぼ真南の方角に向かって走っているとR480有田大橋北交差点を通過する。交差点の名称が示す通り、橋の近くのためR480と接続しているのはR42の海南方面のみである。

国道42号 part2