国道4号
part7

R46NHK前交差点〜R104川守田交差点
盛岡市→滝沢村→盛岡市→岩手町→一戸町→二戸市→
→三戸町

287.岩手r220交差点を右方向へ 288.東北新幹線・IGRいわて銀河鉄道の跨線橋まで4車線 289.跨線橋から先は対面2車線
 盛岡市中心部の北に位置するR46・R281R282NHK前交差点を通過してR281・R282との重複区間となるが、R281・R282ともに案内標識の表記やおにぎりがなく、折角の(?)3国道重複を認識できないのは残念である。岩手山を前方に見ながら走っていると北上川を渡り右に大きくカーブしてその途中で岩手r222と交差する。
 その後は東北新幹線とIGRいわて銀河鉄道の東側を並走しながら北北東へと進む。市街地中心部と同じ4車線だが、交通量はやや減っている。盛岡市北部の下厨川で東北新幹線とIGRいわて銀河鉄道をオーバーパスするが、そこで車線が減少して以降は対面2車線となる。

290.滝沢村に入る 291.青森市までまだ192kmもある 292.R282分れ南交差点を右折
 NHK前交差点から約6.5kmで盛岡市から滝沢村に入る。滝沢村に入った直後こそ東側にニュータウンやらコンビニやらがあるためやや賑やかな雰囲気だが、1kmも走れば岩手大と家畜改良センターの農場の間を通過するため木々に挟まれた建物のほとんどない状態となる。なお、この滝沢村南端から青森市までの距離が192kmで、ここまで総延長の4分の3を走行した事になる。
 NHK前交差点から8.8kmでR281・R282別れ南交差点に至る。案内標識にはR282しか表記されていない事からも分かるが、R281はこの後もR4と重複している。

293.東北道・滝沢IC 294.約2.3kmに渡って片側2車線となっている 295.再び盛岡市に入る
 別れ南交差点の直後に東北道の滝沢ICを通過する。東北道の本線は西にあり間にR282を挟んでいるが、R282と東北道は直接繋がっていない。別れ南交差点からは片側2車線となるが、その距離は2.3km程度とさほど長い距離ではない。緩やかな上り坂の途中で左車線がなくなり、以降は対面2車線となる。
 盛岡大学の前を通過して程なくして再び盛岡市(旧玉山村)に入る。市街地と異なった長閑な風景の中を走っているとIGRいわて銀河鉄道をアンダーパスして渋民駅の南を通過する。先ほどはともに並走していた東北新幹線は、この区間は渋民トンネルなどの長大トンネルが多いため地上には現れる箇所が少ない。

296渋民BP南口交差点を左折して現道へ進む 297.渋民BP北口交差点 298.歩道路肩小崩落は地震の影響か?
 北上川を渡った直後で渋民BP南口交差点となる。直進は渋民バイパス、左折が現道となっているが、2011年5月時点ではバイパスの北半分が開通しておらず、全通していないバイパスは現道を通過するという原則のため左折の現道へと進む。
 旧玉山村の中心部の東側を迂回するバイパスに対して現道は中心部を南北に貫く形である。時刻が10時を回ったせいもあって交通量は乗用車を中心に多いという印象を受ける。約2.1km進むと渋民BP北口交差点となる。渋民BP南口交差点から渋民BP北口交差点…名称からするとバイパスが全通しているのかと思ってしまうが、開通しているのは延長5.6kmうち南側2.5kmのみである。
 渋民BP北口交差点から北は中心部から離れるため沿線の風景は少し長閑なものになる。蛇行する北上川に対してR4は緩やかなカーブがほとんどである。岩手r169交差点の少し先の渋民バイパスの真の北口入口となる場所を通過してなおも北上川の東側を北上する。

299.交通量は多いが流れは非常にスムース 300.岩手r157交差点 301.東北新幹線とIGRいわて銀河鉄道に再び接近
 一桁国道らしく市街地でもない場所であっても交通量はやや多い。しかし信号が少ないせいもあって流れは非常にスムースでストレスなく走る事ができる。ただしGW期間中で大型トラックが少ないうえに、東日本大震災から2ヶ月も経過していないという状況のせいもあるかもしれない。
 岩手町に入った直後に旧道と思われる岩手r157との交差点を通過し、IGRいわて銀河鉄道をオーバーパスする。路側帯に余裕のある道路を走っていると北上川を2度渡り、IGRいわて銀河鉄道の西側を並走していると芦田内トンネルから出てきた東北新幹線とも並走状態となる。

302.道の駅の案内標識に「北緯40度 岩手町」とある 303.道の駅「石神の丘」 304.R281沼宮内北口交差点
 R4旧道と思われる岩手沼宮内駅前を通る道路との交差点を通過し、程なくして岩手r17久保内交差点を通過する。その先で道の駅「石神の丘」を通過する。道の駅の案内標識には「北緯40度の町 岩手町」と表記されているが、案内標識は複数ありその場所が北緯40度ではない事が分かる。
 「石神の丘」から1.5km、R282別れ南交差点から25.9kmでR281沼宮内北口交差点となる。R281にとっては起点のNHK前交差点から34.7km走ってようやく単独区間に入る事になる。

305.IGRいわて銀河鉄道と東北新幹線の間を走る 306.IGRいわて銀河鉄道を挟んでシケイン状に通過 307.逆パターンのシケインもある
 沼宮内北口交差点からすぐに東北新幹線のガードを通過し、IGRいわて銀河鉄道との並走しながら快走路を北上する。御堂集落を通過して程なくしてIGRいわて銀河鉄道を挟んで左→右とシケイン状の急カーブを通過する。さらに1.2km程進むと今度は右→左パターンのシケインを通過する。こちらも間にIGRいわて銀河鉄道を挟んでいる。この2ヶ所が急カーブの他は緩やかなカーブばかりで緩やかなアップダウンと組み合わさった走りやすい道路状態となっている。

308.一戸町に入る 309.岩手r30中山交差点 310.R4最高地点の十三本木峠
 2ヶ所目のシケインを過ぎると登坂車線が設けられた上り坂となり、登坂車線が終わる直前、奥中山広域農道の高架の下で一戸町に入る。岩手r30中山交差点付近の中山集落を通り抜けるとさほど急でもない上りが続き、十三本木峠に至る。この標高458m(マップルでは459mとなっている)がR4の最高地点である。

311.R4沿線にいくつも見られるラーメンショップ 312.IGRいわて銀河鉄道と並走しながら緩やかに下る 313.シケイン、三度
 十三本木峠を過ぎると下り坂となるが、最高地点の峠とは思えない程緩やかなものである。カーブも緩やかなものがほとんどなので一桁幹線国道らしい。そんな道路状況が続くものの急カーブが皆無という訳ではなくIGRいわて銀河鉄道が絡むシケインは二戸町内にもある。

314.シケイン後はIGRいわて銀河鉄道の東を走る 315.小繋トンネル 316.笹目子トンネル
 シケイン通過後はIGRいわて銀河鉄道の東側を並走しながら北上する。蛇行する小繋川を何度も渡りながら走っていると小繋トンネルをくぐる。驚くべき事にR4を北上していて最初にくぐるトンネルがこの小繋トンネルである。日本橋から600km弱の距離である。ちなみに1963年開通はR4最古、全長145mは3番目に長い(ただしR4のトンネルは合計4つしかない)。
 緩やかなカーブとアップダウンの快走路を走っていると小繋トンネルから約2.3kmで笹目子トンネルをくぐる。全長611mの笹目子トンネルがR4の最長のトンネルである。

317.青森市まで142km 318.小鳥谷バイパス 319.一戸町小鳥谷
 笹目子トンネルを抜けてIGRいわて銀河鉄道に沿って走っていると左に大きくカーブして進行方角がほぼ真北となる。そのまま走っていると小鳥谷バイパスに自然に誘導される。現道の西の高台から小鳥谷集落を見下ろすような形のバイパスは路側帯が広く取られており非常に走りやすい。馬淵川を渡る手前で現道と合流し、IGRいわて銀河鉄道のガードを通過してからは馬淵川右岸を緩やかにカーブを描きながら走る。

320.岩手r274交差点 321.八戸道・一戸IC 322.八戸道の高架の下を通過
 一戸町中心部の南で岩手r274女鹿口交差点を通過するが、このr274がR4の旧道であり一戸町中心部を縦断している。一戸バイパスは馬淵川を挟んで市街地の東側を走っており、先ほど走った小鳥谷地区と同じようにバイパスの方がやや高い位置にあり、市街地を見下ろす事ができる。
 沿線の建物が少ない一戸バイパスを走っていると一戸ICを通過する。これまで東北道と南海も接続してきたR4であるが、この一戸ICは東北道ではなく八戸道とのインターである。一戸ICからすぐに旧道のr274と小井田交差点で交差して一戸町中心部から離れる。

323.R4ではロックシェードの数も多くない 324.二戸バイパス南口は盛岡市方面とのみ接続 325.二戸市街地の西側の高台を走る
 一戸町・二戸市の境付近は馬淵川沿いの断崖のような雰囲気の中を走る。断崖と言っても三ケタ酷道のそれに比較するべくもなく、2車線の走りやすい道路である。ロックシェードや駐車スペースも設けられている。r274小井田交差点から約3.6kmで再びr274との交差点(厳密に言うと盛岡市方面とのみ接続しているハーフインター)を通過し、直後に二戸市に入る。
 二戸市街地の西側を迂回する二戸バイパスも一戸バイパスと同様に市街地に対して高い位置を走っている。沿線の建物が少ないという状況も似ている。二戸駅の北で東北新幹線とIGRいわて銀河鉄道とクロスして岩手r24中曽根交差点を通過する。この辺りから周辺の民家が増えるが、バイパス区間なので道路状況は良く走りやすい。

326.岩手r274金田一交差点以降も走りやすい道路状況 327.R395金田一馬場交差点
 r274金田一交差点で旧道と合流してからもバイパス然とした走りやすい道路状況が続いている。金田一交差点から約1.4kmでR395金田一馬場交差点に至る。R395は二戸市と沿岸部の久慈市とを結ぶ国道である。報道ではほとんど名前の出てこない久慈市だが、沿岸部では津波の被害を受けた模様。

328.桜が見頃 329.馬淵川に沿って進む 330.青森県三戸町に入る
 金田一馬場交差点から先も走りやすいバイパス然とした道路が続く。既に二戸バイパスの区間は終わっているが、また別の金田一バイパスとして整備された区間なのでバイパス然とした道路状況も当然と言えば当然だろう。金田一大橋を渡った直後に東北新幹線の高架の下をくぐり、馬淵川を2度渡ってIGRいわて銀河鉄道のガードをくぐる。
 岩手r241との交差点を過ぎると右に大きくカーブして馬淵川に架かる青岩大橋を渡ると青森県三戸町に入る。日本橋から約622km走ってようやく最後の都県である青森県に入る事ができた。

331.県境を越えてから上り坂になる 332.緩やかなカーブの走りやすい道路状況
 青森県に入ってすぐに左に大きくカーブしてから上り坂となる。県境を越えてから上りになるというのも何か違和感を感じなくもないが、県境が川であるならこういうパターンもあり得なくもない。名もない峠を越えると今度は反対車線に登坂車線が設けられていた。これも一桁幹線国道たるR4ならではの整備状況と言えるだろう。
 緩やかなカーブとアップダウンの走りやすい状況を走っていると三戸町市街地の西でR104川守田交差点に至る。青森r258も接続している川守田交差点は立体交差となっておりR4を走行していれば信号を通過する必要はない。ちなみに、r258はR4旧道に当たり三戸町市街地を貫いている。

国道4号 part8