デトマソ専用装備


レカロシート
言わずと知れたレカロ社製のシート。LX-Mがベースとなっている。スポーツ走行をする車によく付けられていることからも判るように、非常にホールド性が高く長距離の運転でも疲れにくい。デトマソにはこれが純正で付いてきます。ちなみに同じものを買うとなると1脚14万円もするらしい。
ただ、サーキット走行などハードな走りとなると少し物足りないらしい。しかし普通の町乗りであれば非常に使い勝手のいいシートである。
ナルディステアリング
これもイタリアの有名メーカー、ナルディ社製のもの。GARA3がベースになっており、360mmという径で本皮巻きである。赤のステッチがこれまたオシャレである。これも買うとなると結構お高く4万円くらいするものである。
センターのカバーの下部にダイハツのロゴが入っているのだが、取って付けた様な感は否めない。
アルミホイール
アルミはデトマソ専用のもの。パッと見は純正とは思えないデザインで、スポーク部にデトマソの文字、センターキャップにはデトマソ社のロゴが入っている。サイズは14X5 +45で、テンロククラスの車としてはリム幅は細いと言わざるを得ない。まるで軽自動車用である。実際、このサイズは軽自動車にジャストマッチングである。

またタイヤもこだわっている。国産メーカーでは珍しく、ピレリのタイヤをOE装着しています。
エンジン


1600cc16バルブのOHCエンジンである。トップグレードなのにOHC?と思うかもしれない。確かに馬力もトルクも控えめだがそれゆえ扱いやすく、車重が軽いこともありそれなりにキビキビ走ってくれる。またシャレードのエンジンを排気量アップしたのではなく、元々アプローズやラファーガのものを高回転型にチューニングし専用ステンレス製エキマニを付けたものとなっている。ちなみにガソリンはレギュラー仕様でお財布に優しいエンジンである。ハイオクを入れたほうがノッキングも少なくなっていいらしいが・・・
4輪ディスクブレーキ
動作性能がどうあれ、止まることができなければ危険極まりない。という訳で、デトマソは4輪ディスクブレーキとなっています。フロントには耐フェード性に優れたベンチレーテッド・ディスクを採用している。余談だがパッドはパイザーのものを流用できるらしい。
足回り
デトマソには足回りも専用で設定されている。専用のスプリングとスタビライザーで強化されたストラット式4輪独立懸架サスペンションに、フロントにはサブフレーム、L型ロアアーム、ロアパフォーマンスフレームを、リアにはデュアルロアアームを採用している。故に純正の足回りとしては固めだが、ボディ剛性と相まってハードな走りにも対応してくれる。
オプションになるが、3段階にダンピング性能を切り替えられる「3ステージダンパー」やLSD(リミテッドスリップデフ)の設定もあり、より多彩な走りにも対応させることができる。
フードガーニッシュ
これはアクセサリー色が強い物。これがあるためにデトマソはターボ車だと思われることが多いが、実はボンネット裏まで通じておらず完全なダミーである。多分これがあるからスタンドで「レギュラー」と言うと「レギュラーでいいんですよね??(ターボ車やのにレギュラーかい!←心の声)」と聞き返されるんだろうな。実際2代目シャレードの初代デトマソにはターボの設定があったことだし。
クリスタルヘッドランプ
最近はLEDやHIDのヘッドライトが出ているので特に目新しいと言うわけではないが、デビュー当時は珍しかったのかも。多分ノーマルのシャレードには付いてなかったのでしょう。